
8月2日は梅雨が明けて最初の湿原散策に行ってきました。
お目当てはタイトル画像のサギソウです。
日中暑いので自宅を7時前にスタートし、まずは久しぶりの音無湿地へ。
帰りに林道をチェックするためにジムニーで行くことにしました。
入口の前に駐車して湿地に向かって降りていきます。
草が刈られておらず伸び放題で、早速トンボを見つけました。
アオモンイトトンボのオスです。
その先ではアオモンイトトンボによく似たアジアイトトンボ(オス)もいました。
尾の先の青い紋の位置が微妙に違います。
樫原湿原の池でよく見かけるクロイトトンボ(オス)が草はらにいました。
そして、そのメス。こちらは青色型。
同じくメスの緑色型。
歩いている自分の周辺を休むことなく飛び回るウスバキトンボのうち、稀に疲れたのか草に留まる個体がいます。
そして初見のホソミイトトンボ(オス)です。
このトンボを見かけた辺りから、湿地帯の水が道に溢れ出ていて、奥まで行くのを諦めました。
その近くで見かけた同じトンボのメスです。
引き返して車を停めた場所の近くでは、カワトンボの一種であるハグロトンボを見かけました。
そして、最後にアオモンイトトンボ(メス)の未成熟型。
初見のトンボも含めて多種多様なトンボを見ることができて満足しましたが、本日の本命のために移動します。
樫原湿原の駐車場から歩いていると、ユリ科のユウスゲやコオニユリの花があちこちで咲いています。
そして湿地帯の中に白い花が点々と。
木道の上から近い花をパシャり。
しっとり朝露に濡れています。
木道の隙間から、夏の終わりに咲くナンバンギセルの花が見えました。
2週前は全く見られなかったカワラナデシコもあちこちで咲いています。
池の中にはイヌタヌキモ。
その仲間で食虫植物のミミカキグサ。モウセンゴケの群生の近くでたくさん咲いていましたが、ちょっと遠いので
300mm+1.4倍テレコンではこの大きさでしか撮れませんでした。
その近くでは淡い紫色のホザキノミミカキグサも咲いています。
双眼鏡があると花の形までよく見えるでしょう。
お目当ての野草を一通り見たので、次はトンボです。
まずは木道の近くの草に留まっていたキイトトンボ。
来シーズンに子孫を残す活動をしているモノサシトンボ。
そして初めて見たハッチョウトンボの交尾態。
他のトンボは連なったまま飛んだりしていますが、淡白なのか、すぐに別れてしまいました。
メスの方は冷たいのか、この後すぐに飛んで行ってしまいました。
ところが、未練があるのか、オスはその場でジッとしています。
図的には男が捨てられたという感じですね。トンボの世界もシビアだなぁ。
そして最後に、最近は奥の池でよく見かけるベニイトトンボ。
佐賀でも連日感染者が出ていますが、福岡、特に福岡市ではこれまでにない多数の感染報告があっているので、日曜でも
見物客が少ないかと思いきや、昼近くには団体で訪れる人もいました。
知人が来ていたので一通り撮影した後に話してから、昼前には帰路につきます。
途中、涼しい林道を通りますが、1箇所で大きな土砂流出(車1台通れるだけ撤去)、1箇所で路面崩壊
(パイロンが置かれていて1台は通過可能)がありましたが、何とか通行できました。
ついでに未舗装の脇道林道に入ると、こちらは土が流されていて深い溝が何箇所かでできていて、ジムニーで来て正解でした。
難所をクリアした先で路上に胴体が黄色の野鳥が留まっていて、こちらに気づいて木に飛び移りました。
Googleで検索すると「キセキレイ」というそうです。
下界に降りてくると先ほどまでの涼しさが嘘のような暑さでした。
梅雨が明けて一気に夏の花が咲き始めた湿原を楽しめました。
Posted at 2020/08/02 22:15:30 | |
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