
昨日から急に気温が下がりました。
昨夜は15日の新月に向かって月の出が遅くなっていて、出動しようかとも
考えましたが、寒いのと風が強いのとで自宅での撮影です。
タイトル画像は玄関横から「すばる」を撮っているところ。
すばるが電線の上に出るのを待って、焦点距離900mmの屈折鏡に先週金曜に
入手したZ 6IIを取り付けて対象を導入したところです。
この画像でわかるように低空が霞んでいて条件は良くはなかったのですが、
機材テストと初めて処理するZ 6IIのRAWファイルでのノイズのレベルを
見るのが目的です。
Z 6IIの発表より前からZ5でも買おうと考えていた時、短くなった
フランジバックを利用してフィルタを取り付けるマウントアダプタを
買っていました。
キヤノンには純正でありますし、ソニーEマウントにニコンFマウントを付ける
アダプタでフィルタを仕込めるものも持っていますが、今回のは、さらにカメラの角度を変更できる構造になっています。
上の画像はマウントアダプタを分割したところ。
右がFマウントレンズに取り付けるパーツで、カメラ側にM52のフィルタ・スレッドがあります。
左がZマウント側で3つのスクリューでレンズ側を固定します。
Fマウント側をレンズに取り付けるとこんな感じ。
マウント面近くにある小さなスクリューは、レンズの絞りを開閉するためのレバーの役割をします。
この右側がカメラ側のZマウント部に3本のスクリューで固定されますが、
角度が自由に変えられます。
フィルタを仕込んだアダプタをカメラに装着します。
撮影中はUSB PD対応のモバイルバッテリで給電していました。
私の手持ちはRAVPOWERのRP-PB058という製品で、2年前にMacbook用に買っていたものです。
ボディ上面の液晶は夜間に見易くなりました。給電アイコンがついています。
レリーズはオートガイダー(M-GEN)で制御していたので、BULBにしていますが、撮影後にダークフレームを撮る
時にはMモードの長秒時露光が役に立ちました。
この時は、Kenkoのスターリーナイト・フィルタを付けて、ISO1600、SS=180sで40枚撮りました。
ダークフレームを見るとノイズが大変少なく、不要と思えるくらいです。
合成して処理すると次の画像になります。
すばるのような赤い光を出さない対象だと、無改造のカメラでも十分に撮影できます。
ノイズの少なさと、DCカプラ要らずで給電できるので天体改造して星撮り専用機にするのが楽しみです。
その時はD810Aは引退でしょうね。
急に冬めいてきて星撮りの出動が厳しい季節になりましたが、冬の星雲や流星群を撮りに出かけようと思います。
Posted at 2020/11/10 22:57:31 | |
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