昨日のブログの写真のように、午前中は晴れていても雲が多い天気でした。
夕方は東の方に入道雲が見えましたが、佐賀市上空から西は快晴でした。
また、先週の台風のときと違い、風はまだ強くなっていません。
ここ2回は、ポタ赤とカメラレンズを持って、バイクで市内の潟まで行きましたが、このブログで報告したように、今ひとつでした。
今回は望遠鏡で星を撮るチャンスであると、A45にいつもより多めに機材を積み込み、前回と同じダムまで出動しました。
前の夜が上弦の月で、昨晩はさらに明るく、月が沈む時刻も少し遅くなります。
それでも12時を過ぎれば、天の川も見られるかもしれません。
翌日は日曜なので、徹夜も覚悟していました。
日中35度を超えただけあって夕方でも気温が高く、少し遅めのスタートで観望場所には9時頃到着しました。
赤道儀、望遠鏡、ポタ赤、カメラなどの機材の準備を終えて、まず最初に撮ろうとしたのが、
もうすく見られなくなるM51やM101といった春の銀河。
M51を導入して撮影を始めたところで雲がかかり始めました。
見る見る間に北の空だけでなく、全天のかなりの部分は雲に隠れてしまい、他の天体も見えなくなったので、
かろうじて見えていた月を撮ることに。
焦点距離900mmの直焦点で。
昨夜の月(月齢9.1日) posted by
(C)koichifun
次にズームアイピースとアダプタを取付けて、拡大撮影で。確か20mmにしていたはず。
昨夜の月-拡大撮影 posted by
(C)koichifun
そのうち月にも雲がかかり出しました(タイトル画像)。
そこで、星は諦めて、急遽A45の月明かりでの撮影会に切り替え。
雲から月が出てきたときに、「月下のA45」。
ボンネットとルーフに反射する月を入れて。
この後、土星が見えてきたので、望遠鏡のズームアイピースの焦点距離を最短の8mmにして撮ってみました。眼視では輪まで見えるのですが、写真に残すには動画で撮って合成するとそれっぽく見えます。
Saturn_2015.07.25 posted by
(C)koichifun
今回の屈折鏡よりも、口径が大きく焦点距離の長いもう1つの鏡筒の方がよい写真が撮れると思います。機会があれば、そちらも試したいですね。
土星の後、南の空の雲が切れてきたので、望遠鏡で天の川の中の青雲を狙います。M20三裂星雲を。
M20_2015.07.25 posted by
(C)koichifun
D800Eで撮ったもので、最近はD810Aでの写真を見慣れているので、ちょっと赤の派手さが足りないですね。
依然として雲は出ているので、ポタ赤には広角レンズではなく、135mmを付けたD810Aを載せて赤い星雲を狙います。
これも天の川の中にあり、M20の少し上にある、M16(わし星雲)とM17(オメガ星雲)を。前に試した光害カットフィルタを使いました。
M16_M17_2015.07.25 posted by
(C)koichifun
12時を過ぎて月が沈みかける頃に、北斗七星が見えてきました。しかし、それも山影に近付き霞がかかっています。短時間ながらM101を狙います。(M51は沈んでいました。)
霞のフィルタがかかった写真5枚を合成しました。
M101_2015.07.25 posted by
(C)koichifun
この後、再び雲が広がり、いつもならそこで撤収するのですが、雲が出たり消えたりしているので、もう1度消えるのではないかと、しばらく待つことにしました。
日付は変わり、月が沈んで、風も弱く、これで雲さえなければ最高のコンディションです。
夜中になって涼しくなったので、折りたたみチェアに腰掛け、用意した飲み物を口にしたり、iPadでメールをチェックしたり天文ソフトで次は何を撮ろうかと考えたりして時間を過ごしていると、....。
期待通り、晴れ間が広がり天の川が肉眼でも見えるくらいになってきました。
その後、数枚撮ったのですが、まだ現像と調整が終わっていないので、その成果は後日あげます。
Posted at 2015/07/26 10:23:45 | |
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