昨日のサイクリングは寝不足の状態でスタートしました。
それと言うのも、前の晩というかその日の2時過ぎまで星撮りに出かけていたからです。
昨日の天気のように、その夜も山の稜線がはっきりしない霞んだ天気でした。
少しでも標高の高いところに行きたかったのですが、北東の風が吹いていたので、
いつものダム横で機材を準備しました。
家を出たのが遅く、現場に着いた22時頃には月も沈みかけていました。
赤道儀に望遠鏡を載せてセッティングを終えた頃にオリオン座が南中していたので、
まず馬頭星雲を導入します。ISO1600、2分で撮った画像を液晶モニタで見ると一面乳白色です。
明るい星も滲んでいて、良い写真は撮れそうにありません。
折角来たので、ポタ赤を準備し、D800Eに20mmレンズを付けて、今シーズンはまだ撮っていなかった「冬のダイヤモンド」
を撮ります。
以前のブログで上げた「冬の大三角」を一部として含む、大きな六角形です。
冬のダイヤモンド_2016.01.16 posted by
(C)koichifun
星が多い領域なので、星雲が消えない程度に光害を減算する処理をしました。
通常フィルタのD800Eですが、一部の赤い星雲が写っていますし、肉眼では見えない冬の天の川も分かります。
星などの名前を入れると、次の画像になります。これまでにこのブログで紹介してきた星雲もこの辺りにあります。
ダイヤモンドの中核をなすオリオン座の未公開の写真がありましたので、ここでご紹介します。
今年の第1弾である1月3日の夜の星撮りは途中でガスってきて中止しました。その前に撮っていたオリオン座の写真をまだ処理しておりませんでした。
D810AにAi AF 50mm F1.4Dで撮ったものです。オリオン座全体を入れるには50mmの画角が良いことは、これまでD5200と35mmレンズで撮ってきてわかっていましたが、50mmの単焦点レンズは古いものしか持っていなくて、まだ試していませんでした。等倍に拡大すると、星像が大きく、F3.5まで絞っても周辺で収差が目立ちます。
この星域の天体については
去年最後の星撮りのブログで紹介しておりますので、そちらをご参照ください。
Orion_2016.01.03 posted by
(C)koichifun
D810Aのお陰で赤い星雲がよく写っています。D5200よりノイズが少なく処理が楽でした。
写真を始めた頃(良いズームレンズやAFの無かった時代)はよく使っていた50mmですが、最近はズームレンズで済ますことが多いので買い換えることなく、手持ちのレンズでも古い部類になります。
今年はシグマかツァイスの新しい50mmを導入しようかと思います。
土曜未明のお話に戻ります。
撤収前に、西の空に傾いてきたオリオン座とA45を撮ってみました。35mmレンズで、右上ギリギリにオリオン座、左下ギリギリにA45のテイルが収まっています。
オリジナルは、タイトル画像の1枚ものです。霞のせいで光害が酷く、低いところが黄色になっています。これを提言する処理をしてみました。
オリオンの下で posted by
(C)koichifun
狙った訳ではありませんが、ウィンドウにオリオン座の一部が写り込んでいます。明るいF1.4のレンズでも、ウィンドウやボンネットで反射される星の明かりは見えませんので導入は難しいのですが、車に写り込む星座を撮ってみたいですね。
空の霞み方が、PM2.5が飛来する春のような感じでした。今年の冬は暖冬で空気の澄んだ晴れの日が少なく中々出動できない夜が続いています。
望遠鏡で撮った写真は、処理してみてお見せできるようでしたら、後日ご紹介したいと思います。
Posted at 2016/01/17 11:42:03 | |
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