
前回の星撮りブログの続きです。
今の時期からオリオン座が良い時間に高く昇ってくるようになります。
また、前回のブログにあげたように、オリオン座の周りは種々の星雲が
あって賑やかなので、よく被写体にしています。
肉眼では、外周の4つ星と中心にある3つ星がはっきり見えて、条件の
良いときは、三つ星の下のオリオン大星雲(M42)のある辺りにも明るい星
(トラペジウム星団)が見えます。
前回は広角(フルサイズで30mmくらい)の画像をあげましたが、今回は
もう少しオリオン座に寄って、三つ星から右下の明るい星、リゲルの辺り
を、D5200+85mmレンズをポタ赤に載せて撮ってみました。
上の方に3つ星、馬頭星雲、があり、その下に白く飛んでしまったM42が見えています。
中央下の方のもっとも明るい星がリゲルで、その右にモヤッとした煙のような星雲が
「魔女の横顔星雲」です。
去年の最後の星撮りのときに撮っていた画像は、
こちらです。
中型赤道儀に載せた長い屈折鏡(タイトル画像)に焦点距離とF値を0.75倍にするレデューサを取り付けて銀河や星雲を
狙っていましたが、暗い背景に明るい星が入ったときにゴーストが出てしまうという欠陥が見つかりました。
帰宅後、ドイツの販売店と製造メーカーにメールを書いて交換することになったのは良かったのですが、この夜に撮った
星雲の写真は全てボツです。そのうち、1つは初物で何とか処理してみました。
ぎょしゃ座の勾玉星雲(IC405)と呼ばれる、1500光年の彼方にある散光星雲です。
冬の薄い天の川の中で、カペラとすばるを結ぶ線の少し下のところにあります。
画像全体が明るくなる被写体ではゴーストは目立たず、何とか見られる絵になりました。
赤い星雲の前に撮っていたアンドロメダ銀河です。ISO1600、SS=120s、300s、480sを各6枚撮ってHDR合成しました。
去年からアンドロメダ銀河を撮ろうと思うと風が強かったり、途中で雲がかかったりと、クリアな空となりません。
この夜は、この後、雲が消えて天気がよくなったのですが。
最後に、撤収前の3:15頃に撮ったA45とオリオン座です。
オリオン座が南中を過ぎていて、この辺りに来ると佐賀市の光害の影響が少なく写真を撮るのに良い位置になります。
この頃には雲がすっかり消えて、「オリオン舞い立ち スバルはさざめく」という歌を思い出しながら、帰路につきました。
Posted at 2016/12/02 17:38:40 | |
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