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2020年06月27日 イイね!

6月後半の星撮り --- 一度だけ出動。

6月後半の星撮り --- 一度だけ出動。昨日の夜中からかなりの雨が降っている北部九州です。
近くやお隣の市町村で避難勧告が出ていましたが、自宅の周辺は落ち着いています。

梅雨入りしてから星撮りのチャンスは無いかと思っていたところ、
部分日食の撮影をした21日の夕方まで多かった雲が日が暮れて減ってきた
ので、自宅ドームで撮影を始めました。

前に赤道儀のメンテのブログを上げましたが、梅雨入り後に雨が続いていた
時に、反射鏡もバラして掃除していました。
前日土曜日20日は雲が多くて撮影はしませんでしたが、明るい星は
見えたので、それを使って反射望遠鏡の主鏡の光軸を合わせていました。
その後、米国から輸入した器具を使って副鏡の光軸も合わせます。
これまでで最も良く調整できたと思います。
また、今回からフルサイズの冷却CMOSカメラを導入して、その最初の
撮影にもなります。

夏至なので日暮れが遅く、20:30でも薄明るい空で、21時前から撮影始めました。

対象は亜鈴状星雲(M27)です。今年は5月に一度撮っていましたが、天候が悪く、16枚しか撮影できていませんでした。
今回は、レデューサを使わずに焦点距離2000mmで90枚程度を撮る予定でした。
最初は低空が霞んでいて、最後は薄明にかってコントラスト不足になり、80枚を
使いました。
これまでで最高の出来のM27です。
M27_2020.06.21

そして翌日は月曜で、帰宅時の日暮れ前は低空は霞んでいましたが雲は見えなかったので、ポタ赤を貸している知人を
誘って、いつものダム横までジムニーで出動しました。
その前に自宅のドームではある星雲の撮影をセットしておきました。

21時過ぎに現地に着くと、知人は先着しており、北極星の位置を教えて機材の準備を始めます。
さそり座が見えていて、うっすらと天の川も肉眼で確認できますが、まだ低空は霞んでいます。
ポタ赤に25mmレンズを付けたD810Aを載せて、レンズ前に光害カットフィルタをつけておきます。
ISO400、F2.8、SS=180sで30枚を撮って合成しました。
MilkyWay_2020.06.22

先月も似たような構図で撮っていましたが、その時は同じレンズにD5300でしたので、画角広めで、天の川の位置も少し高くなっています。

日付が変わる頃には天の川の位置も高くなってきて、上の写真と同じ機材で天の川の上の方、夏の大三角を入れる構図
でまた30枚ほど。
SummerTriangle_2020.06.23

この間、小型赤道儀には135mmレンズを付けたD5300で天の川の中のいて座にある「スタークラウド」と呼ばれる
星の密度が高い場所を撮っていました。
「バンビの横顔」と言われるその領域から、M20(三裂星雲)とM8(干潟星雲)までが入る構図で。
M8_M24_2020.06.23

「バンビの横顔」に見えますか? ちょうど首の前を飾るように淡く赤い星雲が見えます。

この夜は21:30くらいから日付が変わって2時頃まで撮っていましたが、その間、雲が全く出ないという好天に恵まれました。
こんな天気は年に一度あるかどうかで、それがちょうど天の川が見える時期だったのでラッキーでした。

広い範囲で雲が無いので魚眼レンズを持って来ればよかったと後悔しましたが、撤収前に25mmレンズで天の川全体を
4枚のモザイク撮影しました。各構図1枚ずつでLightroom任せのモザイク合成です。
MilkyWay_2020.06.23

2時過ぎにジムニーと天の川を入れたタイトル画像を撮影して撤収しました。
帰宅するとドームでセットしていた星雲の撮影はまだ続いていて枕元のノートPCで進捗を見ながら就寝。
翌日、パソコンに保存された画像を見ると、最初の方は霞んでいたためコントラストが低く、その後の43枚を合成しました。
ケフェウス座(はくちょう座のさらに北寄り)にある「アイリス星雲」です。
もっと先の時期の方が高度が高くて撮りやすいのですが「アイリス」(あやめ)の時季なので。
太陽系から1300光年の距離にある反射星雲(中央部の明るい星の光を反射して輝いています。)で、周りに光を
吸収するガスをまとっています。
NGC7023_2020.06.22

翌日(23日)は少し雲がありましたが、3夜連続のドームでの撮影を行いました。
この夜は前二夜の対象よりも高度があること座のリング状星雲(M57)を撮ることにしました。
亜鈴状星雲(1400光年)よりも遠く、2300光年離れていますが、結構明るい星雲です。どちらも、太陽程度の恒星が
その最期に高温のガスを吹き出す時に見られる星雲です。
かなり小さいので、一辺を1/2にクロップしています。
M57_2020.06.23_cropped

梅雨の最中はなかなか撮影の機会が無いのですが、今年は部分日食も見られたし、新月となるその夜から3日続けて
撮影できたのは幸運でした。特に中日に天の川を広く撮影できたのは本当に久しぶりでした。

来週は7月になりますが、それまでは星取りの機会はなさそうです。
梅雨が明けると天の川が見える位置も高くなるので、その中の星雲を撮ろうと思います。
Posted at 2020/06/27 20:04:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味
2020年06月23日 イイね!

週末のアウトドア活動。

週末のアウトドア活動。この前の週末は、土曜日にサイクリング、日曜は午前中に2つの湿地を周り
ました。
流石にお昼近くになると汗が出ますが、標高600mの場所で適度に吹く風で
気持ちよく湿原散策ができました。

その前の週末は、梅雨入り直後で大雨が続き、外出できずに月曜の早朝に
軽くサイクリングしただけでしたので、ひさしぶりに運動した気分です。

スタートして最初の登りはずっとウェットでした。
途中、小さな川の横を通ると、アジサイが満開です。


その先ではガクアジサイも。


去年は近くのアジサイのスポットに出かけましたが、何となく人が多いところは避けたいので、今年はこれで我慢します。

林道を登り詰めて天山の登山口まで行くと、半袖ジャージではちょっと寒いくらいでした。
佐賀平野の殆どの田んぼに水が引かれていて、ガラスを貼ったような風景です。


ちょっと寒かったので休憩もそこそこに北に回って下ります。
その途中のいつもの展望所から。


先週の雨のせいか土砂が一部で流出している林道を通過し、唐津方面に下ってから帰宅しました。


よく日曜はジムニーでまずは音無湿地へ。
ここは相変わらず夏まではイトトンボがたくさん見られます。
アオモンイトトンボのメス。
アオモンイトトンボ♀

カップルと、その奥に一人モン。
アオモンイトトンボ♂♀+♂

アジアイトトンボのメスでしょうか。
アジアイトトンボ♀?

樫原湿原では池の中の水草の葉の上によく留まっているクロイトトンボ。
クロイトトンボ

前回も見かけたツバメシジミ。
ツバメシジミ

チョウトンボを今季初めて見ましたが、近くに来なくて撮影は諦めました。

ここから樫原湿原まで移動です。
今回新たに見かけた花を紹介します。
まずはカキツバタ。これは特に珍しくはないですね。
カキツバタ

カキラン。
カキラン

足元で目立ちにくいクモキリソウ。これもラン科の花です。
クモキリソウ

ここだけ咲いていたツチアケビ。
ツチアケビ

小さく産毛が生えた花弁が特徴のツルアリドオシ。
ツルアリドオシ

そしてお馴染みのトンボです。
キイトトンボ。
キイトトンボ

ハッチョウトンボのオス、
ハッチョウトンボ♂-2

とメス。
ハッチョウトンボ♀

そして、ハラビロトンボのオス、
ハラビロトンボ♂

とメス。
ハラビロトンボ♀

攻撃的な見た目と性格のショウジョウトンボ。
ショウジョウトンボ

個体数が多かったモノサシトンボ。
モノサシトンボ

蝶はヒョウモンが多かったのですが、今季初のムラサキシジミを。
ムラサキシジミ


久しぶりに会う知人がいたので話に花が咲いて、湿原を発ったのは正午を回っていました。
涼しい道を通ろうと、帰りに林道を使います。(タイトル画像)

帰宅してからは曇り空にヤキモキしながら、前回のブログに上げた日食撮影の準備をしました。
Posted at 2020/06/23 19:23:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイクリング | 旅行/地域
2020年06月21日 イイね!

本日の部分日食。

本日の部分日食。こちらのブログをご覧の方は、もしかしたら私が本日の日食の画像を上げるの
ではと思っておられるかもしれません。

はい、撮りました。
タイトル画像は自宅の庭から撮っている最中を後ろからコンデジで撮ったもの
です。
これからわかるようにシンプルな写真用の三脚にデジ一と望遠レンズです。
赤道儀や望遠鏡は使いませんでした。
太陽黒点やフレアを撮影する人は、望遠鏡に取り付ける専用のフィルタを
使いますが、私は持っていませんので、手持ちのフィルタの組み合わせで
カメラレンズで撮影しました。

天体望遠鏡用のフィルタは、アルミ箔のような強力なNDフィルタが数千円から
3万円程度まであり、特殊な光(Hα)を通すものは4〜10万くらいします。
図鑑にあるような太陽表面の写真を撮るにはこのようなフィルタが必要です。

カメラレンズ用にはND100000(明るさを10万分の1にする)というフィルタが
市販されています。
私は太陽を滅多に撮らないので、これらのフィルタを持っておらず、手持ちのフィルタの組み合わせで対処しました。
手持ちでは77mmサイズのフィルタが最も多くの種類を持っています。
ND16、ND4に加えて、2枚の偏光フィルタを最も暗くなる角度にします。


ここまでフィルタをつけると周辺がケラれますが、どうせ周囲は暗くなるので気にしません。
この組み合わせでファインダ(絞り開放)ではサングラスをかければ太陽を直視できますし、F値を最大にすると
実絞りのLiveViewでは、太陽はかなり暗くなります。
AF-S 300mm F4E PFに1.4倍テレコンをつけてマニュアル露出、ISO64、F45、SS=1/8000sで撮りました。
これだとかなり暗いのですが、イメージセンサーの保護のために敢えて暗くしました。現像で少し持ち上げる程度です。
少し欠けたところから2分間のインターバル撮影で食が終わるまでを撮りました。
比較明合成をすると...
SolarEclipse_2020.06.21

わずかに前後の画像が重なるので、2分半か3分のインターバルが良かったようです。

ついでに動画にしました。


日食ということは新月なので星撮りをしたいのですが、曇ってしまってちょっとがっかりしています。
本日日食をご覧になれなかった方は、この動画と画像で見た気分になっていただけたら幸いです。

Posted at 2020/06/21 20:16:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味
2020年06月18日 イイね!

梅雨入り後最初のサイクリング。

梅雨入り後最初のサイクリング。梅雨入りして最初の週末は土日とも強い雨で、半分は仕事をしていました。
1週間のうちの半分近くが自宅勤務になり、メリハリの無い日々が多く、
運動不足になりがちです。
それで月曜の早朝、近場の山にロードバイクで登りました。
といっても、タイトル画像のように中腹から上は雨雲がかかっていて、
500mくらいしか登れていません。

自宅の裏から林道を通って、よく星撮りに行くダムを経由してもう1本
林道を通るという20km程度、1時間少々の短いコースです。

ダムの近くではアジサイが咲いていました。


ガクアジサイも。


そして、ツツジとほとんど同じ形のサツキです。


ツツジとの見分けるポイントは開花時期が遅いことと、葉っぱが硬めでテカっています。
ツツジの葉は黄緑色に近く柔らかいですね。

このあと通った林道では、一部で路面崩壊が起こっていました。
梅雨入りしてすぐが大雨で、今現在もこちらでは強い雨が降っています。
まだ復旧していない道路もあるので、災害が起こらないことを祈ります。
Posted at 2020/06/18 21:37:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイクリング | 旅行/地域
2020年06月14日 イイね!

雨の日の機材メンテ。

雨の日の機材メンテ。メンテといっても、車やバイクではなく天体撮影で使う赤道儀のメンテです。

タイトル画像はメーカーが指定するグリスで、あまり見かけないタイプです。
航空機用の物で国内でも販売されていましたが、送料入れてもebayが圧倒的に
安価だったので買っておきました。
以下で写真をあげますが、赤道儀のギヤは結構小さく、精度が重要なので、
割と柔らかめのリチウムグリスです。赤道儀メーカーによると、添加物が
少なく、ギヤ周りはこれを使えとの指示がされています。
硫化モリブデンを含むグリスは、その硫黄成分が真鍮やアルミのギヤを
溶かすことがあるとか。同じAeroshellグリースでも硫黄分を含むものが
あり、この型番のグリスだけが指定されています。

前に使っていた中華製の赤道儀は外から大きめのネジが見えていて、マニュアルが無くても分解・組み立てが簡単に
できたのですが、今回はギヤとモーターが格納されたギヤボックスを本体から取り外す方法が分かりません。
アメリカのメーカーでもメールで尋ねると、写真入りのメンテのマニュアルのPDFをすぐに送ってもらえました。

メーカーでは2〜3年のメンテを推奨していますが、私の赤道儀は使い始めて4年弱になります。
ドライバーとヘックスレンチだけでバラせますが、ヘックスが全てインチサイズです。(購入時に付属していました。)
赤経と赤緯の2つの軸に同じ駆動系がついており、まず赤経側から取り掛かります。

サイドのカバーを開けてマイナスドライバーで外せる2つのギヤを掃除します。


上の写真は1つのギヤを外したところ。
右端にある小さなギヤのモーターの出力で、樹脂製と金属の2つのギヤを介して最も左のギヤに回転を伝えます。

外したギヤをディグリーザーで掃除し、ギヤボックスに残ったギヤも歯ブラシで綺麗にします。


2つ上の画像の最も左のギヤはワームギヤに両端をベアリングで支えられた付いています。それにアクセスするには、
ギヤボックスの底(2つ上の画像の右端)にある小さな4本のネジを外して、隠れた2つのキャップボルトを外します。
ギヤボックスの前の方には下の画像のようなワームギヤが見えます。


ここもウェスと歯ブラシを使って古いグリスを除去します。


赤道儀の方には下の画像のように回転体の外周にワームホイールがついています。
古いグリスを掃除したところです。360度に渡って掃除します。


最も時間がかかったのはワームホイールの清掃でした。ディグリーザーをつけた歯ブラシでチマチマと古いグリスを掻き出しては
拭き取る作業でした。新しいグリスを塗って組み立てます。


ギヤボックスのワームギヤは内部のスプリングによってワームホイールに押し付けられています。
この圧力を調整するのですが、スプリングが弱っているのか新品の時より調整幅が少なく、これについてはメーカーに
問い合わせ中です。組み付けた後にモーターを回すと明らかにギヤの音が小さくなっています。
赤緯側も同様に分解・清掃・グリスアップをして終了。

過去にバラした中華赤道儀はアルミの薄いボディでしたが、今の赤道儀はCNC削り出しでパーツがガッシリした印象です。
回転部の精度も高くスムーズに回ります。ドームを設置した時はすぐに同じメーカーの上のグレード赤道儀に入れ替える
予定でしたが、もう少し使ってみてからにします。

反射鏡の主鏡・副鏡の掃除もしまして、星像で光軸調整の追い込みをしたいのに星がみえる夜はまだ先のようです。
今週後半は晴れ予報だし新月なので、ドームで撮影のセッティングをした後に出動したいですね。
Posted at 2020/06/15 20:32:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味

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ここ数年、年間走行距離が、自転車>オートバイ>自動車(>>徒歩)、となっています。 高齢になって、少しずつ割合が変わりつつありますが、健康にバイクや車に乗れる...
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