2012年12月30日
DACT
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DACT・・・異機種対戦闘機戦闘訓練(Dissimilar Air Combat Training.)を言います。
通常、空中戦はドッグファイトとも言いますが、それはACM(Air Combat Manuvaering)とも言います。
冷戦時ではACMと言えばWVR(Within Visual Range):視程内戦闘が主でしたが、空対空ミサイルの射程延長、撃ちっぱなし性能の向上などでBVR(Byorun Visual Range)視程外射程が主となりつつあります。
いかに早く敵機を発見し、いかに早く敵機を捕捉、追尾し、いかに早く敵機を撃ち落とすかが課題です。
DACTは冷戦時、対共産圏に対するドッグファイトを念頭に訓練してきましたが、冷戦が崩壊し異機種では無く、同機種も有り得るということで、BVRが発達したかと思われます。
BVR戦闘において最も重視されるのはBVR用空対空ミサイルの開発。
米国がAIM-120 AMRAAMを筆頭にロシアではR-77、欧州ではミーティア、フランスではMICA、日本ではAAM-4と。自立航法誘導装置を備えたミサイルは自ら敵機を発見、捕捉、追尾、撃墜が可能となりました。ただ、その射程は公開されず推測するしかありません。やはり、秘密中の秘密ですからね。
母機は発射後は回避運動に入り空戦空域から出て、次なる敵機を追います。
F-22に於いてのコンセプトは「First Look First Shoot First Kill」がモットーですので敵機はいつの間にか撃墜される時代に移行したかと思います。ですが、いかにステルス性能が抜群なF-22でも、BVRミサイル、AIM-120 AMRAAMが開発されなければ、その優位性は無かったと考えられます。
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Posted at
2012/12/30 21:47:27
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