このタイトルを見て不思議に思った人も居ると思います。
航空機は空を飛ぶと空気との摩擦で静電気を発します。それが航空機自体に帯電します。そのままにすると特に戦闘機は静電気によるミサイルや弾薬、火工品、燃料に悪影響を及ぼし時には自爆あるいは不時発射も考えられます。
それで航空機には放電索などで空気中に静電気を逃がします。これはF-2の水平尾翼の後ろに数本の棒状のモノが出ています。それが放電索です。
戦闘機で放電索が有るのは私はF-2で初めて見ました。
ヘリコプターもローターが回る事により静電気を発します。
テレビで救助活動するヘリがワイヤを下ろして要救助者を助けますがあれは一回海面や地上に降ろし帯電した静電気を放電しそれからワイヤを要救助者に渡します。
でないと静電気で飛ばされるか失神します。
航空祭などで地上展示機にケーブルが繋いでいますがあれも静電気を逃がして静電事故を防いで居ます。今度、見てください。
戦闘機に搭載している20ミリバルカン砲の弾薬は電気信管ですから特に神経を使います。
航空機がランプインしたらまず整備員はケーブルを航空機に繋いで静電気を逃がします。さもないと静電気で迂闊に触ったら飛ばされます。
Posted at 2007/07/29 19:15:22 | |
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