海上自衛隊次期多目的哨戒機XP-1ですがこの初飛行の映像を見たのは初めてです。
私なりに見たインプレッションはリフトオフが軽い。普通はVRに達すると機首上げを起こして主翼に仰角をあたえ浮揚するのですがこのXP-1にはそれが有りません。
「ふわ~」とリフトオフしたのは驚きました。これは察するに主翼揚力係数が非常に高い事。主翼全般からフラットに揚力が発生している事。補助翼による低速からの効きが非常に高い事、またFBLなのでDLCによる水平尾翼からも揚力が発生していると思われます。
同時期にアメリカ海軍の次期多目的哨戒機P-8Aは多種多様な問題が山積している聞いています。B737-800をベースに開発していますが機体のフレームをかなり改修しないと運用出来ない。燃料タンクスペースが足りないなどロールアウトした割りには前途多難のようです。
また機体フレーム設計自体が古く洋上を低く激しく飛ぶ哨戒機には向いていなく、また双発機なので片発が停止した場合RTB出来ないのではないかと危惧する声も有ります。
XP-1に話を戻しますがエンジンがXF-7で推力が6.1tですが環境、低燃費に優れP-3Cに比べ離陸時10db、着陸時5db低く、進出速度も800kt、航続距離が8000km、
4発なので洋上では1発か2発停止してロイター時間がかなり長いそうですよ。
XP-1は厚木の51航空隊に引き渡されて運用試験を行います。関東の方、必見ですよ。
Posted at 2008/09/29 19:46:56 | |
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