2016年11月08日
セナを殺したのは誰だ
アイルトン・セナが事故死してから22年ですか・・・
月日は早いモノですね。当時は友人宅で、このレースを見ていましたが、まさかこんな事態になってしまったのは悲愴そのものです。
事故原因は様々な憶測等でマスコミ等を賑わしていましたが、当時は右フロントサスペンションアームが頭部を突き刺さったと書いてありましたが、今はステアリングシャフトの頭部貫通になっていますね。どちらが真実かは知るよしもありませんが、今のHANSデバイスが当時にあったなら、このような事故死は起きなかったと思われます。
また、ウィリアムズFW16をデザインしたエイドリアン・ニューウェイが、セナからの要望でステアリングをもう少し下にずらして欲しいとの要望に、最初は難色だったニューウェイでしたが、結果的にステアリングシャフトを一部細くしたぶん、ステアリングを下げたのは良かったが、それがシャフト断裂が原因とも言われましたが、実際にはシャフトは異常は無かったようです。
とにかく、前年まではアクティブサスペンションによる、ライドハイドコントロールで車高を一定化する事により、ディフューザーによるグランドエフェクト効果が最高に発揮され、速かったマシンでしたが、1994年からトラクションコントロールやライドハイドコントロールが廃止され、当時はフラットボトムと地面効果が不安定になったのは事実のようです。それ以来はフラットボトムからステップボトムになり、今に至っております。
その事故以来、レギュレーションによりインダクションポッドの廃止になりましたが、チームによっては度外視するデザインもあり、一悶着もありました。
また、頭部をサイドインパクトから守る為にインディーカーのような、コクピットデザインが採用され、現在に至っております。
イモラ・サーキットも超高速レフトターンである「タンブレロ」もシケインを設置し、マシンスピードを落とす工夫がなされましたが、今はF1サーキットたる資格も失い、今後もこのサーキットではF1レースを行う事はないでしょうね。
このサンマリノGPの前回のパシフィックGP(岡山県のTI英田サーキット)で、あのフジテレビで報道キャスターを務めていた安藤優子がセナにインタビューした時のセナの回答が、今でもはっきり覚えています。「このレース勝てますか?」と質問にセナは
「あなたはどう思いますか?」と。
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Posted at
2016/11/08 15:42:23
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