2017年11月27日
GAU-8 30mm機関砲
通称:アベンジャー(復讐者)と言われた、攻撃機用30mm機関砲の集大成がGE製GAU-8ですね。
この派生型が、対艦ミサイルのハードキルであるオランダが開発したCIWS「ゴールキーパー」近接防御火器システムデバイスです。
まあ、とにかく弾頭もそうですが、システム自体も大きいので、弾薬搭載作業も映像から分かりますように支援器材も大きいし、人員が必要となります。なにしろ、弾薬数が1350発も搭載出来ますが、発射速度が毎分3900発なので、約3分あまりで撃ち尽くす事になります。
砲身が7個ありますが、油圧による回転式弾薬装填方式により、回転しながら薬室への弾薬装填、閉鎖、撃発、開放となります。信管は電気信管だと思います。発射した弾薬は薬莢を再度、ドラム式弾薬室に返され重量軽減による機体重心移動の影響を少なくする目的があります。
とにかく、桁外れの破壊力を持ち合わせたGAU-8ですが、いろんな伝説がありますが、発射したときに機速が低下するというのは、どうやら本当のようです。また、発射時の煤煙がエンジンへの影響があるとも聞いた事があり、それを拡散するデバイス研究も行ったようですが、結果的にそんなにエンジンへの影響は無かったようです。
戦闘機や攻撃機への機関砲は30mmが限界でしょうね。空対空ミサイルや空対地ミサイルや精密誘導ミサイルや誘導爆弾の発達により、F-35でも国によっては機関砲を搭載しない例もあります。
だが、実戦では分からないし、なんとも言えません。最後に頼るのは機関砲というのは、いつの時代も変わらないと考えます。
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Posted at
2017/11/27 21:19:38
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