2018年01月05日
ロールスロイス船舶用ガスタービンエンジン
世界的に見ても船舶用ガスタービンエンジンを開発、設計、製造しているのは米国GE社とイギリス・ロールスロイス社の二社ですが、ロシアに関してはメーカーは不明
船舶用ガスタービンエンジンとして歴史が古いのはイギリス・ロールスロイス製でオリンパスシリーズ、タインシリーズ、スペイシリーズ、そして最新であるMT30となります。
元々は航空機用ジェットエンジンのコアを改修したのが主ですが、やはり船舶用としてはコリージョン(腐食)対策を実施しなければならず、また燃料もジェット燃料であるケロシン系から軽油への対応もしなければなりません。
現代の船舶用ガスタービンエンジンの特徴としては「ターボエレクトロニック」式が多くなり、ガスタービンエンジンで発電機を駆動させ、その電力でモーターを回してスクリューに伝達する方式がスタンダードになりつつあります。
これには根拠があり、近年の軍艦は電力消費が大きいので、それに対応する為と航行速度向上とレスポンスを応えるには、やはりガスタービンエンジンとなります。
船舶用ガスタービンエンジンの傑作とも言える、ロールスロイス・スペイSM1には各国の評判も良いことで頷けます。
海上自衛隊では同エンジンを採用した「あぶくま」級、「あさぎり」級、「あきづき」級、「ましゅう」級、「むらさめ」級、「たかなみ」級となっております。中にはGE製LM2500とのコンバインドした艦船もあります。
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Posted at
2018/01/05 17:09:41
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