2021年04月07日
グロージャン、危機一髪
これは昨年のF1バーレーンGP決勝でのレースでオープニングラップ時にハースF1チームのロマン・グロージャンのマシンがコントロールを失ってガードレールに激突した瞬間にファイヤーボール(火災)事故を起こした、一部始終の映像です。どうして今更、この映像をアップするかと言うと、一般的に我々が見る映像は国際映像と一般的な映像しか、各放送局に配信されない。ここまで、当時のクラッシュからグロージャンが手に火傷を負いながら火災から避難する事とセル(カーボンファイバーモノコック)からのエスケープ(脱出)出来た事は信じられません。本当に危機一髪で誰もが、その結果を悲惨な事になると思っていたと思います。
これでF1マシンの安全性がよく解ると思いますが、これも先人達の犠牲への教訓を生かされたと言えます。それに数年前からHARO(ヘイロー)を新たに追加された事でグロージャンは救われたと言って良いと思います。また、グロージャンを守ったレーシングスーツにグローブ、防火頭巾にヘルメット、また火災時には有毒ガスがや火災等からのガスが発生し、時には肺を火傷する事もあります。本当に非常に危なかったクラッシュでもありました。当時、見ていた当方は最悪の結果になると諦めていましたが、自らマシンからエスケープする、グロージャンを見て「信じられない」と思いましたね。
今のF1マシンは頑丈というか、セーフティマネージメントが確立し、毎年のセル(モノコックボディ)のFIAが主催する耐久テストがあり、また、今のF1マシンはハイブリッドなのでエネルギーストア(バッテリー)からの漏電も懸念されていました。それにしてもマシンが真っ二つになるのは、今のF1マシンではあり得ない事ですし、また燃料タンクからのクラッシュによる燃料漏れによる火災が起きにくい事から、今シーズンのマシンからは燃料タンクの改善事項が含まれているかもしれません。因みに燃料は110kg搭載出来ます。また、この燃料は単にガソリンという訳でもなく、FIAが指定した成分の専用ガソリンとも言え、ハースF1チームのエンジンはフェラーリ製ですので提携している「シェル」からの燃料と思われ、中々、鎮火しない事から見ると配分整合が他チームとは違うと思われます。
それにしても、ロマン・グロージャンは生きて生還した結果は喜ばしいと考えます。
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Posted at
2021/04/07 11:39:06
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