2021年11月05日
なんでもかんでも「K」が好きなようで。
過去にもアップしたと思いますが、半島陸軍が運用している「K2黒豹」戦車ですが、その戦車をノルウェー陸軍に売り込もうとし、今は採用されるかどうかは分かりませんが、ドイツ・レオパルド2A7と競いあっていますが、単価がK2の方が安価でパワーパック(エンジンとトランスミッションの統合型)がドイツ・MTU社製という背景もあり、ノルウェー陸軍としては、パワーパック関連パーツはドイツから購入出来るので、輸送費も安くなり、主砲もドイツ・ラインメタル120mm滑空砲(スムースボア)なのと砲弾の一つである「APFSDS弾」もドイツから輸入出来るし、アビオニクス関連はノルウェー・コングスベル社製を採用するので、なにからなにまで半島に注文しなくても良いメリットはありますね。
それにしても製造元の現代ロテム社製戦車のこれまでの「笑い話」は数知れないくらい多いのですが搭乗員は大丈夫かなと勘ぐりたくなります。
因みに陸上自衛隊10式戦車ですが、主砲は90式戦車と同様にドイツ・ラインメタル社製をライセンス生産しているモノと結論付けていましたが、どうやら日本製の主砲のようです。防衛装備庁と日本製鋼所が共同開発した主砲なんだそうです。但し、ドイツ・ラインメタル社製から、パテント料はあるんじゃないかなと思いますが、どうやら日本製のようです。
これがまた凄い技術で砲塔基部からレーザーを照射し、この照合ミラーで反射させて測り、熱による砲身の歪みなどを知り射撃に活かす装置で射撃するようです。つまり、射撃を行うと主砲が熱を及ぶ事で主砲のマテリアルが歪むことを前提に、そのゆがみ具合をレーザーで測距し補正して射撃するという考えられない戦車砲だったようです。あの富士総合火力演習でみた、あの命中率の秘密の要因の一つは、その技術にあったのですね。いや~これは驚きました。
それに主砲と同時に開発された新型砲弾「10式120mm装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)」は10式専用の強力砲弾で90式のAPFSDS弾に比べ、装甲貫通性能が向上した非常に強力な徹甲弾といわれ、米軍が運用する最大貫通性能を持つ劣化ウラン弾芯の徹甲弾に迫る性能とも言われています。成形炸薬弾(HEAT-MP)は90式戦車と同じ「JM12A1対戦車榴弾」を使うようです。まさか、APFSDS弾も国産化で、しかも貫通力は「劣化ウラン弾」に迫ると言うのにも驚きました。
まあ、話は逸れましたが、「KF-21戦闘機」とか「K2戦車」とか「コロナウィルスK防疫」とか、なんでもかんでも「K」を付ければ良いのかと思った次第です。で、「K」を付けた物品は、ほぼ失敗に終わっています。これが現実です。
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Posted at
2021/11/05 21:20:07
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