2022年06月14日
第309航空宇宙維持再生グループ
第309航空宇宙維持再生グループとは「309th Aerospace Maintenance and Regeneration Group」で略して「309th AMARG」と言います。基地としては「デビスモンサン空軍基地」内であり指揮系統では米空軍資材軍団、米空軍「ヒル空軍基地」内にある「オグデン航空兵站施設」の指揮下となります。
一般的に「飛行機の墓場」と揶揄されますが実際は違います。あくまでも「保管と再生」が主です。海上自衛隊第61航空隊のロッキードマーティン社製C-130ハーキュリーズを、この保管地から再生され型式も「C-130R」として運用しています。
中にはスクラップするシップもありますが、主は保管と再生となります。大きく分けて4種類あり
長期(タイプ1000)–航空機は、将来の使用のために「侵害された」保管場所にそのまま保管されます。適切なプログラムオフィスの明示的な許可なしに部品を取り外すことはできません。
部品の再生(タイプ2000)–航空機は保管され、バラバラにされ、スペアパーツに使用されます
フライングホールド(タイプ3000)–航空機は、エンジンを定期的に稼働させ、ベアリングを潤滑するために牽引し、液体を整備することで無傷に保たれます。
国防総省の過剰なニーズ(タイプ4000)–航空機は全体または一部で売却されます。
同部隊には約700名が常駐し、米空軍兵士と請負業者で作業を実行しています。指揮官階級は「大佐」ですね。同保管センターは、カリフォルニア州ツーソンの湿度が低く、降雨量が少なく、アルカリ性の土壌と標高2,550フィート(780 m)で、錆びや腐食が少ないためです。また、固い土は、保管場所を舗装することなく航空機を動かすことを可能にします。ただ、サソリが居るので要注意です。
殆どが「モスボール」化され、保管の為に埃、日光、および高温から密閉されています。これは、航空機にスプレーされるハイテクビニールプラスチックコンパウンドを含むさまざまな材料を使用して行われます。ただ、かなり広いし、約4,000機が保管されてますので、仕事の環境としてはハードとは聞いています。
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Posted at
2022/06/14 19:55:10
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