2022年07月24日
日本ではA330が不人気なのか何故か
日本国内ではJALやANAはエアバスA330(-300型機)を採用、運航はしておらず、唯一、スカイマークが運用しています。
確かに国内ではA330は採用していませんが、動画の通りの理由もありますが、地方空港ではA330に機体規模でのハンドリングは「大きすぎる」感じはあります。それに国内線ともなると1日辺りの飛行回数は数回くらいになると思われ、離着陸時や高空巡航では与圧が掛かることでエアフレームにストレスが海外とは違い回数が多くなる傾向になります。つまり、与圧でエアフレームが「延びたり、縮んだり」します。これ一つにとっても金属疲労度が大きくなる傾向になり、メンテナンスアワーにも影響します。また、パッセンジャー(乗客数)辺りのコスト(1席辺りに掛かる)がB767より高くなります。航空会社としては、このコストが大きいのではないかと思います。
また、動画でもありましたように、日本国内でもB767系列のパーツ生産しているので、パーツ所得するコストも小さくなるアドバンテージがあります。ただ、パイロットに操縦しにくいのはB767が挙げられます。これは着陸時にちょっとしたコツが必要となります。よく見ると「メインギヤ」が前方に傾斜していおるのでタッチダウン寸前でフレア(機首上げ)する傾向があります。これはメインギヤを胴体に格納する時にキャパ的と物理的な問題があるからです。
ただ、B767も運行開始から年月も経過しているので、今後、JALとANAはボーイングかエアバスかを選ぶのは航空会社自体の問題と思いますが、当方的にはB787-9くらいが良いんじゃないかと思います。パッセンジャー数辺りのコストがジャストインで、仮にエアバスA330neo-800型機だと約10%のパッセンジャー数は多いですが、果たして国内線では採算が取れるのかが課題となります。
今、JALとANAはB787-9を採用していますが、発注機数も多いので、また、コロナ過の影響もあり、新規にエアバスA330neo-800型機を採用する公算は小さいです。それに地方空港ならば、滑走路長が2,500mがデフォルトな事を考えれば尚更ですね。
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Posted at
2022/07/24 12:47:21
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