2023年02月05日
10式戦車と74式戦車のコーナリングの違い
陸上自衛隊10式戦車と74式戦車のコーナリングの違いですが、時代が違うし技術も違うのが、そのままコーナリングでも違いが分かりますね。所属が「8戦大」ですから、大分県玖珠駐屯地の近くでしょう。ここには全国で3番目に面積が広い「日出生台演習場」があります。
因みに戦車の操作ステアリングって知ってますか?一般の建築、工事器材のような二本のレバーで履帯回転速度を制御する方式ではなく、74式戦車はモーターサイクルのハンドル式です。戦車の操舵手内は狭いのでクルマのようなハンルでは操作出来ない事情があります。対して10式戦車は未だに公表されておらず不明ですが、聞いた話ではジョイスティック式ではないかと言われます。これは電気信号でパワーパック(ICE(内燃機関)とトランスミッションが統合している形態)を制御し、滑らかなスラローム射撃が出来る背景には機械式では無理な制御らしく、電気信号、つまりフライバイワイヤですね。それでジョイスティック式ではないかと言われていますが確認は出来ていません。
実際に当方も富士総合火力演習を見に行った時の74式、90式と10式戦車とは動きがまるで違います。戦車のような履帯式では無く、まるで装輪式(タイヤ)みたいに機動する動きは凄かったですね。一度は見られた方が分かりやすいと思いますが、その動きは感嘆しました。この滑らかな機動性はしいては射撃名中度にも貢献するので、日本の法制度、国土、風土、地政学的に見れば「一発必中」を柱とする陸上自衛隊の運用思想が反映しているかと思います。
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Posted at
2023/02/05 15:28:38
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