2023年06月21日
1995年 WRC ツール・ド・コルス(ラリーフランス)
1995年当時、「Gr,A」(グループA)時代のWRC ツール・ド・コルス(ラリーフランス)の動画なんですが、本編に入る前に本日からWRC 第7戦 ラリーケニヤのシェイクダウンが始まるんですが、ライブ配信を見ていたジジィですが、勝田選手はシェイクダウンを3位でフィニッシュしたはずなんですが、ロールオーバー(転倒)してロールケージに損傷した恐れがあるのでリタイヤではないかとの配信動画があり「あれ?」と思ったんですが、確かに2023年のライブ動画配信ですね。何処でロールオーバーしたのか分かりませんが、シェイクダウン動画は多分、このままでは見る事は出来ないと思うので、下のURLを貼っておきます。が、画質は期待しないで下さい。まずはロールオーバーした後の勝田選手マシンの動画ですね。例によって「DirtFISH」さんですが、名物オヤジ(コリン・クラーク)ではありません。腹でも壊したかな?(笑)
ロールケージのリヤ部分が曲がっていますかね。これでは走行は出来ないと思います。今後はどうなるかは分かりませんがサービスでリペア出来れば良いのですが、でも、ドライバーの勝田選手とコ・ドライバーのアーロン・ジョンストンに怪我はないようです。う~ん、一体、どうしたのでしょう。
と言う事で、1995年当時のWRCですが、当時は「Gr,A」時代でしたので、外観はそんなに空力デバイスの負荷は認められませんでした。「Gr,B」(グループB)もありましたが、あまりにも逝きすぎたマシンでしたし、ドライバーのヘンリートイボネンの焼死事故やポルトガル・ラリーでのFORD RS200による観客へ突っ込み、犠牲者が出た事で廃止となりました。それだけ過激なマシンでした。
1995年のWRCは2L 直4ターボエンジンで、確かリストリクターが32パイと思いましたが、TOYOTA CELLICA TS205、MITUBISHI LANCER EVOLUTIONⅢ、SUBARU IMPRESSA、FORD ESCORTと4大ワークスが競っていましたね。懐かしい時代ですが、やはり、IMPRESSAのEJ20ターボエンジンサウンドは直4エンジンとは違いますね。当時のSUBARUのドライバーは今、スクーデリア・フェラーリF1のカルロス・サインツjrのお父さんである、カルロス・サインツsrです。流石、親子はよく似てますね。コ・ドライバーはルイス・モヤです。後はTOYOTAのドライバーはユハ・カンクネンとディディエ・オリオール、FORDのドライバーはフランソワ・デルクールです。当時はTOYOTA CELLICA TS205が大会によってはぶっちぎりに速かったですが、当時のTTE(TOYOTA TEAM EUROPE)代表のオベ・アンダーソンがTOYOTA本社に黙って、ICEの空気流量系統にバイパスを工作した事がFIAの検査で発覚し、そのシーズン全ポイント剥奪、TTEの参戦不可まで話は行きましたが、FIAがオベ・アンダーソンを追放すればラリー参戦は認めるとTOYOTA本社に打診しましたが、それを一蹴しTTEとしての歴史はこの年で終焉する事になりました。CELLICA ST205は速かったのですが残念な結果となりました。また、ST205はスーパーストラットサスペンションを採用した為に、低中速域は速かったのですが、高速ではサスペンションが追いつかない事が発覚したので(コーナリングスピード限界が早い)、それを案じた、オベ・アンダーソンがICEに工作したのではないかとも言われています。
とにかく、この時代のラリーマシンのICEはTOYOTA 3S-GE、SUBARU EJ20、MITSUBISHI 4G63と言う名機ICEが活躍した時代ですし、日本製ICEが圧倒的なアドバンテージを誇った時代でもありました。まあ、この時代のラリーでのギャラリー(観客)はコーススレスレに居ましたので、いつ事故が起きても不思議ではない時代でしたので、今はSS(Special Stage)にプロブレムが起きれば、速やかにキャンセル出来る時代となりましたので、時代がそうさせたのでしょうね。
ブログ一覧 |
モータースポーツ | スポーツ
Posted at
2023/06/21 21:37:43
今、あなたにおすすめ