2023年07月16日
福岡空港拡張計画
今、日本中の空港で滑走路一本当たりの離発着回数が最も多いと言われるのが福岡空港です。滑走路の長さは2,800mを巡り、国内線、国際線、米軍、航空自衛隊が運用していますが、とにかく「カヒュータイム」(飛行場運用時間)が午前7時から午後10時まで一時の休みもなく航空機等が運航します。
そこで九州では国際線の玄関口という背景もあり、拡張計画が進んでいます。将来的にはパラレルランウェイ(平行滑走路)を増設し新たに2,500mの滑走路を建築します。同時に国内線ターミナルと国際線ターミナル等の改修工事、増設工事を実施しているので、この工事等が終了し運用開始となると、かなり利便性は向上します。
但し、パラレルランウェイとは言え、滑走路の間隔が短いので「オープンパラレルランウェイ」とは言えず、運用も航空法には適用しないので、同時離陸、同時着陸は出来ません。ただ、離陸時間間隔を空ければ問題ないのでトラフィックを裁く、航空管制官へのストレスも減少し重大なインシデントになる可能性は低くなり安全性は向上します。ただ、滑走路が2,800mはお世辞にも国際線で運用するには短いのは承知しておりますが、航空機の性能向上もあり、なんとか運用しているのが現状です。
ですが、やはり福岡市内へのアクセスしやすい面が一番のアドバンテージでもありますが、とにかく駐車場の台数が少ないので、この空港を利用した事があるジジィも地下鉄を利用します。福岡空港地下鉄駅を改札口を出れば、すぐに国内線でのJAL関連便とANA関連便とエスカレーターが用意されているので容易に航空会社カウンターまで迷う事無く行く事が出来ると思います。成田空港や羽田空港のようにターミナルが別れてはいないので、そこだけは良い面はありますね。国際線には無料バスがあるので、それに乗れば羽田空港のように容易に国際線ターミナルへ行けますね。
後はカーヒュータイムが決まっているので、特に夜間では午後10時30分までは運用出来るようになれば、かなり柔軟性が向上するのですが、空港隣接している住民への騒音問題もありますので、そこは仕方ない面はありますね。また、九州での貨物空港としては24時間運用中の北九州空港も滑走路が3,000mまで延長するので、特に海外からの国際貨物便には利便性は向上しますね。今はウクライナ戦争しているので、どうしても遠回りになるので九州の国際貨物空港は北九州空港になるのではないかと思います。2024年か2025年にはヤマト運輸の貨物便が北九州空港を利用するので、宅配便等での時間短縮等でお客さんのニーズに担ったオーダーが実現出来ると思います。
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Posted at
2023/07/16 22:10:43
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