2024年11月06日
戦闘機パイロットvsWRCラリードライバー
航空自衛隊岐阜基地飛行開発実験群飛行隊所属の戦闘機テストパイロットvsERCラリードライバーが互いのマシンに乗る企画は航空幕僚監部防衛部はよく許可を出しましたね。WRC現役ラリードライバー、勝田選手はTGR(TOYOTA Gazoo RACING)ですからオーナーは豊田章男TOYOTAグループ会長ですから、流石の航空幕僚長も頭は上がらなかったと言う事でしょう(笑)
よく有名人、著名人が戦闘機に体験搭乗する機会はありますが、その逆にWRCラリー1マシンに同乗する機会はまず無いし、それもターマック(舗装路)では流石の戦闘機テストパイロットもいつもの身体に掛かる「G」(荷重)が変な方向が来るので、正直、かなりキツかったと思います。ラリー1マシンのブレーキはF1のカーボンブレーキとは違いますが、マテリアルは同じなので、その加減速(前後荷重)には参ったのではないかと思います。(因みにTGRのラリーマシンのブレーキシステムは日本のエンドレス製)
勝田選手がF-2Bに搭乗したと言う事は浜松基地第1航空団衛生隊で低圧訓練を受けてパスしたと言う事でしょう。この低圧訓練は高度がエベレストより低い高度で酸素マスクを外して、実際にハイポキシア(低酸素症)を体験する事で酸素が薄くなると自分の身体にどのような症状が出るのかを経験するのですが中には失神する人も居るくらいですので海面高度で体力重々でも酸素が薄くなれば血中酸素飽和濃度が下がる事もあるので、こればかりは体質がモノを言うしか言えないですね。また、急減圧も体験するので、これも下手すれば肺が裂ける事もあるので(気胸)、この試験でも肺障害する人も居るくらいです。
この詳しい模様は「トヨタイムズ」で配信するかは分かりませんが、いよいよ、今季のWRCもラリージャパンで最終戦を迎えるに辺り、TGRがヒョンデを逆転するかどうか非常に楽しみでもあります。
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モータースポーツ | スポーツ
Posted at
2024/11/06 21:35:12
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