2025年06月26日
CJ2000型エンジンを開発出来るか?
国の工業先進国の指針としてのモチーフがジェットエンジンの開発、製造出来るかどうかです。世界中でジェットエンジンを開発、製造、実用化(商用化)出来たのは数えるくらいです。それだけ工業力、技術力が高くなければなりません。
COMAC(地球外生命体生殖地国営航空機メーカー)がC919、C909と開発しましたが、実際に就役しているのはC919のみとなります。その開発経験を生かし、ベンチマークはボーイングB787、エアバスA350と左記の二社のエンジニアから言わせて貰えば「何、ぬかしてんじゃ、こら‼」と言いたいと思いますが、C929となります。乗客数は280名がスタンダードとなり、よしんば、世界への売り込みを目論む計画のようです。
問題は同機が搭載するエンジンを自国製「CJ2000」型エンジンの予定です。推力は310.0KN~400.0KN、バイパス比が8:0と高バイパス比ターボファンエンジンを過去に経験した事がないので、果たして商用化出来るのか甚だ、疑問でもあります。世界的高バイパス比ジェットエンジンを開発、製造、商用化出来たのは米PW社、GE社、英RR社、米仏CFMインターナショナル社、後はコンチネンタル仕様ではないですが、ウクライナ・イフチェンコ/プログレス社ですが、イフチェンコ/プログレスを除いて、他のメーカーには必ず、ジェットエンジンの柱とも言えるスプール軸は日本のIHI社、三菱重工と川崎重工はエンジンにもよりますが、低圧圧縮機や高圧圧縮機などを担当しています。中でもスプール軸製造はIHI社に任せた方が良いと見なされています。軸にも共振現象が起きるのすが、その現象を起こさないためには、必ずIHI社に任せるのが主流となってきました。これらを踏まえ、果たしてCJ2000型のスプール軸は自国製で良いのか疑問でもあります。特に低圧ファンで毎分6,000回転をベンチマークにするとタービンブレード製作精度にもよりますが、必ず壁に当たるのが共振現象とスプール軸の偏位運動が出ますので、それらを解決出来る技術と施設があるのかもです。
とまあ、エンジンだけでもマイルストーンはかなりあるので、果たしてスケジュール通りに計画が進行出来るのかも懐疑的です。まずはジェット燃料純度を高めてほしいと思います。COMACとしては、ボーイングとエアバスのシェアに組み込みたいとの考えですが、まずは航空機型式証明を所得しなければならないのと資金がない状況下で同機が開発出来るのかも不透明ではあります。
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Posted at
2025/06/26 20:18:36
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