今のパナマ運河は1999年まで米国合衆国が管理していましたが、その後はパナマ共和国が管理しています。このパナマ運河を航行するには「閘門式」と言われる、ドックに水を上下に調整する事で太平洋と大西洋(正式にはメキシコ湾)の潮位の差に対応する為です。中には今でも電気機関車がロープで船舶を引っ張り、ドックからドックへと移動しています。実はこの電気機関車はMADE IN JAPANなんです。
例えば、海上自衛隊では「むらさめ」型と「たかなみ」型は上記の異機種ガスタービンを採用し、この方式をCOGAGと言い、「COmbined Gas turbine And Gas turbine」と書きます。他にはCOGOG「COmbined Gas turbine Or Gas turbine」と書きます。
先日、竣工した護衛艦「あさひ」型はCOGLAG「COmbined Gas turbine eLectric And Gas turbine」と書き、日本語ではガスタービンエレクトリック・ガスタービン複合推進方式と言います。低速時はガスタービンエンジンにより発電機を廻し、その電力でモーターを廻して推進を得るもので、高速時には本来のガスタービンエンジン動力で推進を得ます。