2022年12月12日
ノルウェーの電気代が15万円とかシャレにならないですね。だが、仕方有りません。それを選んだのはノルウェーの国民と政府ですから。前のブログでもアップしましたが、ノルウェーの発電は水力がほぼ握っています。それはフィヨルドからの豊富な水資源があるからです。だが、今年は欧州を中心に熱波が襲い、全般的に雨は降らず、ところによっては洪水となっていますが、水力、火力、原子力にとっても水は費用不可欠です。
また、ノルウェーもそうですが欧州は陸続きですので他国から電力を売買する事は出来ます。が、上記でも書いたように熱波で雨が降らないのでフランスでも頼みの水がないので蒸気タービンを廻す事水と復水器に使う水が不足し、原子炉燃料棒を冷却するしかなかったようです。思うに欧州は電力インフラが偏りすぎなのが分かります。これまでのエコカーと言えば「ディーゼルICE」でしたが、VW社の排ガス不正事件で一気にEV化に偏りすぎた結果でもありますし、今更、ハイブリッド車を開発する資金、技術などはなく、TOYOTAからハイブリッドシステムパテントを買う事は、欧州人のつまらん意地で除外され今に至ります。まあ、一言で言えば「哀れ」としか言いようがありません。
だが、BEVの進化は当然ながら進化しており、駆動用モーターとインバーターを一体化した「eAXELe」(イーアクセル)が主流となりつつあります。これまではセパレートしたいましたが一体化する事でキャパが小さくなり、クルマのデザインの自由度が大きくなる利点があります。今、世界では、この「eAXELe」技術を確立しようとしています。ドイツでは4社、カナダでは1社、米国では2社、英国では1社、日本では2社です。ただ、日本の駆動用モーターの技術はハイブリッドシステムでスキルがあるので、より効率よい「eAXELe」にするかが課題ですが、日本国内メーカーでは「日本電産」(Nidec)と「アイシン」です。このたび「アイシン」は合弁企業を立ち上げ、資本は「アイシン」「TOYOTA」「デンソー」の三社が立ち上げた「ブルーネックス」という会社になります。既にTOYOTAは「eAXELe」を「bZ4X」に採用しており実用化しています。日本電産もこれまではTOYOTAに提供していましたが、他社メーカーへの「eAXELe」を提供する予定です。と言うのは、上記のドイツでは4社、カナダでは1社、米国では2社、英国では1社は開発段階でもあり、実用化、商品化するまでは時間がかかります。
結果的に欧州や米国はハイブリッドシステムをスキップしたツケはかなり大きいですね。
Posted at 2022/12/12 21:33:21 | |
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2022年12月12日
2022年シーズンのWRCにおけるクラッシュトップ10ですが、あれだけ酷いクラッシュに関わらず、ドライバーは無事ですし怪我等もありません。これは安全面でのデバイスが充実しているからですが、そもそもラリーと言うモータースポーツは「壊れる」事を前提にマシンを開発しています。
FIAにおけるレギュレーションではマシン面では「ロールケージ」「シートのヘッドレスト」「HANSの義務」等があり、後は火災しないように燃料系には、かなり厳しいレギュレーションですが、そうでないとドライバーやコドライバーの命にも関わる事なので非常に重要となります。また、ロールケージに守られたコクピットは必ずドアが開くように、これもレギュレーションで決まっており、エバケーションしやすいようにしています。
動画でも見て分かりますが、どのクラッシュもドライバーとコドライバーは車外にエバケーションしていますよね。これもドアが必ず開くように規定されているからです。特にラリーカーはロールオーバー(横転)する場面が多いのでロールケージには、かなり気を遣います。また、元F1ドライバーだった「ロバート・クビサ」がラリーカーで走行中、クラッシュしガードレールがバルクヘッドを突き破り、クビサの腕が切断寸前までのクラッシュになり、FIAもバルクヘッド強化策を講じた例もあります。ラリーカーは一般車をベースに開発していますが、安全面ではサーキットを走るマシンよりは安全性は高いと思います。
Posted at 2022/12/12 20:27:50 | |
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