2023年10月09日
F1カタールGP決勝レースはドライバーが熱中症になった人や寸前までなった人まで出てくる過酷なレースとなりました。只でさえ、ここでは土曜日はスプリントシュートアウトにスプリントレースとがあり、ドライバーへの疲労度が蓄積した事もあり、決勝レースでは気温34℃、湿度71%ではWBGHも30を超えていたとも言え、今後のカタールでのレース開催時期等も視野に入れてのFIA側とFOM側との協議が開催されると思います。
最初にLAP35でウィリアムズのローガン・サージェントが無線で「気分が悪い」と訴え、チーム代表のジェームス・ボウルズは「無理するな、BOX(ピットイン)しろ」と告げ、何とかローガンも頑張ったようですがLAP40でBOXしましたが、自力でコクピットから出る事も出来ない状態だったので画面から「熱中症だな」と思いました。
それから決勝レースが終わり、アルピーヌのエステバン・オコンはヘルメットの中に嘔吐し、中にはピットガレージの中で倒れるドライバーも居たりでチェッカーを受けたトップ3のドライバー、特にマックス・フェルスタッペンはかなり汗を掻いておりましたが、普段であればそんなに汗を掻くようなドライバーではないのですが、やはり、かなり暑かったようです。また、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソもレース中に「シートが熱いから何とかならないか?」との無線もあったので想像以上の暑さだと思います。
このコクピットの熱さはシート下にバッテリーもあり、また、レーシングスーツも2020年のバーレーンGP時にロマン・グロージャンがクラッシュしファイヤーボール(炎上事故)で、よりレーシングスーツの耐火性が強まった外因要因もあると思います。只でさえ、F1ドライバーは1レースを終えると体重が数キロダウンする現状を考えるとFIAとFOMもレース運営を再考するべきと思います。
Posted at 2023/10/09 13:26:10 | |
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