2025年06月30日
F1オーストリアGPから角田選手はヘルメットを日本・アライから独・シューベルトにスイッチした事が話題に上がりました。実質的にアライヘルメットユーザーはF1ドライバーから居なくなりましたが、これはアライヘルメットにとっては当然の措置というか企業理念でもありますが、また、F1の世界にBACK-ONするのは間違いありません。上の画像はシューベルトヘルメットを被っている角田選手ですが、何故、スイッチしたのか深掘りします。
まずは過去にアライヘルメットユーザーだったマックス・フェルスタッペンでしたが、レッドブルレーシングでF1の世界に入ってドライバーチャンピオンに輝いた、2019年くらいからシューベルトヘルメットにスイッチしています。
これは過去にチームに在籍していた、テクニカルディレクターで「空力の鬼才」と言われた、エイドリアン・ニューウェイの指示ではないかと思いますが、時速300kmでランするF1マシンに大気流を考慮するとヘルメット自体に抗力とヘルメット浮き上がり現象が生起しドライバーに余計な上向きの力が働き体力を消耗する事も加味し、シェル(帽体)にはボーテックスジェネレーター(凸部)を装備し大気の流れを強制的に整流しルーフトップの左右に逃がします。同時にヘルメット後部にスポイラを装備しヘルメット後部の乱流を無くし抗力を無くします。チンガードには同様にスポイラを装備しヘルメットが浮き上がる力を抑制します。また、バイザーは走行中に風力で上に上がらないように(FIA的にはトラック中でのセッション中にバイザーを上げたらアンセーフリリースとしてペナルティか罰金を科す事になります)ロック機構があります。このバイザーのロック機構は米・ベルヘルメットや伊・スティーロヘルメットにも同様なデバイスがあります。
ここでアライヘルメットとしては上記のシューベルト、ベル、スティーロに対し、スポイラなどのエアロダイナミクスデバイスを装備する事により、シェルのカーボン繊維をデバイス質量分を軽くする為に薄く作る必要があるので、安全性を軽視してまでエアロダイナミクスデバイスを付けるくらいならシェルのカーボン繊維の質量分は替えない方針を主張した背景があります。ただ、デバイス等を装備してもFIAヘルメットテストには合格はしてますが、アライヘルメット的には企業理念を逸脱してまでエントリーはしたくないとの方針を打ち立てた経緯があります。シェルのカーボン繊維厚さは、ごく僅かではありますがアライヘルメットとしては看過出来ないのです。
将来的にはアライヘルメットも、より洗練されエアロダイナミクスデバイスを標準装備したヘルメットをエントリーすると思いますが、そこに日本のものづくりを感じた事でもありました。
Posted at 2025/06/30 19:54:29 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | スポーツ
2025年06月29日
VIDEO
折角、英会話を勉強するんであれば楽しくなくちゃね。
と言う事で、笑いながらの英会話の勉強です。動画の中の謎動画は笑いましたが、そのリアクションも面白いですし、そういう時こそ本場のネイティブな英単語とかあります。
と言う事でワンポイント英会話。「oh my god」と言えば、「ああ、神様」との直訳ですが意訳は多種多様あるので、必ず出てくる単語です。時たま「oh my gosh」「oh my gosh realy」とか言いますが、「ああ、なんてことだ」「ああ、本当に」となります。この「oh my gosh realy」は極端に意訳すれば「ヤバい」に近いのですが「ヤバい」は違う英単語があるので、上品な「ヤバい」表現と思って下さい。また、日本語では「はい、違います」と対義語が文面で成立しているのがありますが、これは「yes,still is」と言います。単に否定する場合は「no」でも良いのですが、これは強い否定の部類になるので柔らかく否定する時に「yse still is」を使った方が良いと思います。これは「yes」で「はい」で相手の言っている事を理解しての「still is」で「違います」と柔らかく否定します。これだと相手も好意に「違うんだな」と理解してくれます。「no」だと、相手は「失礼な奴だな、そこまで否定しなくていいだろ」と勘ぐってしまう事がありますので。
地球外生命体は「Don't ever do that again, you idiot‼、fu◎k o△f」です。
Posted at 2025/06/29 17:32:45 | |
トラックバック(0) |
暮らし | 趣味
2025年06月27日
VIDEO
NATO首脳会議を終えてのおっちゃんの記者会見の模様ですが、一つ断っておくのがメディアの中には欧州関連メディアが多いので、基本的には欧州英語は英国英語、おっちゃんの英語は米国英語なのですが同じ英語とは言え違います。
途中、フィンランドメディアの女性記者が質問していますがおっちゃんはゴルフに話に例えてのコメントとは言え・・・コレって、かなりバ○にしてますよ。コレって「あんたの下らん質問に真剣に答える意味も意義もない」と言っているようなもですから。それに、この記者会見だけじゃないですが、NATO事務総長ルッツ氏との会合ではイランへのアタックで大型貫通爆弾での成果を広島と長崎を例えて終焉するきっかけをコメントしたのを見て「ありゃ~、こりゃ日本国内では物議があるなあ~」と思ったら案の定です。後はニュース等で知ったとは思いますが。
と言う事で、米国英語と英国英語のごっちゃ記者会見でした。多分、欧州関連メディアは半分も理解出来なかったではないかと。それをおっちゃんは承知しているはずだから、それを踏まえて言いたい放題だった会見でした。まあ、お互いに低レベルな記者会見でした。
ここでジジィからのワンポイント英会話。「落ち着いて」を英語で言えば、「take it easy」だと思います。普段ではこれは使いません。間違ってはいませんが、相手が焦っているとか宥める意味では「caom down」を使います。「まあ、落ち着いていきましょう」とか「まあまあ、落ち着いて」とかの意味合いです。もう少し強い言葉では「head down」を使います。これは、かなり相手が興奮しているとか怪我をしていて興奮しているとか、場を沈める時、強めな場合に使います。「頭に上った血を下げろ‼」という意味合いです。これは滅多に使わないと思いますが、外国人が焦っているときは「carm down」で十分です。
と言う事で、おっちゃんが広島と長崎を例えた事は、これが国際的にはかなりマズいコメントになりましたね。今後、どうなるかは分かりませんが、今頃は在日合衆国大使館と領事館は大騒ぎじゃないですか?「バ○な上司、敵より怖い」とはよく言ったものです。
Posted at 2025/06/27 09:33:19 | |
トラックバック(0) |
ニュース | ニュース
2025年06月26日
VIDEO
国の工業先進国の指針としてのモチーフがジェットエンジンの開発、製造出来るかどうかです。世界中でジェットエンジンを開発、製造、実用化(商用化)出来たのは数えるくらいです。それだけ工業力、技術力が高くなければなりません。
COMAC(地球外生命体生殖地国営航空機メーカー)がC919、C909と開発しましたが、実際に就役しているのはC919のみとなります。その開発経験を生かし、ベンチマークはボーイングB787、エアバスA350と左記の二社のエンジニアから言わせて貰えば「何、ぬかしてんじゃ、こら‼」と言いたいと思いますが、C929となります。乗客数は280名がスタンダードとなり、よしんば、世界への売り込みを目論む計画のようです。
問題は同機が搭載するエンジンを自国製「CJ2000」型エンジンの予定です。推力は310.0KN~400.0KN、バイパス比が8:0と高バイパス比ターボファンエンジンを過去に経験した事がないので、果たして商用化出来るのか甚だ、疑問でもあります。世界的高バイパス比ジェットエンジンを開発、製造、商用化出来たのは米PW社、GE社、英RR社、米仏CFMインターナショナル社、後はコンチネンタル仕様ではないですが、ウクライナ・イフチェンコ/プログレス社ですが、イフチェンコ/プログレスを除いて、他のメーカーには必ず、ジェットエンジンの柱とも言えるスプール軸は日本のIHI社、三菱重工と川崎重工はエンジンにもよりますが、低圧圧縮機や高圧圧縮機などを担当しています。中でもスプール軸製造はIHI社に任せた方が良いと見なされています。軸にも共振現象が起きるのすが、その現象を起こさないためには、必ずIHI社に任せるのが主流となってきました。これらを踏まえ、果たしてCJ2000型のスプール軸は自国製で良いのか疑問でもあります。特に低圧ファンで毎分6,000回転をベンチマークにするとタービンブレード製作精度にもよりますが、必ず壁に当たるのが共振現象とスプール軸の偏位運動が出ますので、それらを解決出来る技術と施設があるのかもです。
とまあ、エンジンだけでもマイルストーンはかなりあるので、果たしてスケジュール通りに計画が進行出来るのかも懐疑的です。まずはジェット燃料純度を高めてほしいと思います。COMACとしては、ボーイングとエアバスのシェアに組み込みたいとの考えですが、まずは航空機型式証明を所得しなければならないのと資金がない状況下で同機が開発出来るのかも不透明ではあります。
Posted at 2025/06/26 20:18:36 | |
トラックバック(0) |
航空機 | 趣味
2025年06月25日
VIDEO
米空軍では次世代戦闘機計画「NGAD」米海軍次期戦闘機「FA-XX」計画を進行しており、早速ですが大統領自ら米空軍次期戦闘機は「F-47」と命名する旨を打診した事はニュース等でも承知かと思います。
ただ、各分野でのマイルストーンは大きい事で連邦議会では1機辺りのコストがとんでもない額と試算した事で、主契約会社である、ボーイング社としてはかなり重い案件を背負った事になりました。これは私が思うことですが、この「F-47」は失敗すると思います。まず、間違いないです。
まあ、それはおいといて、現状のF-35シリーズがF135エンジン問題でミッションソフトウェア・BLOCK4に移行出来ない事実に突き当たり、米空軍はF-135エンジンにEEP(Enhanced Engine Program)で出力を約10%向上、ジェネレーター発電容量増加、同エンジンによるアビオニクス関連冷却向上を狙うことで行動に移行する事になりましたが、米空軍では米軍向けに新たに「XA」エンジン計画を立案したのが上の動画でもある「アダプタティブサイクルエンジン構想」と言います。このエンジン運用は米軍のみとなり、同盟国、運用国は実質的にF-135EEPがスタンダードとなります。
このアダプタティブエンジン構想はPW社が「XA103」、GE社が「XA100」と命名し二社は試作エンジンを開発、製造し試験運用して、十分な性能、コスト、整備性が合格すれば、その技術を「F-47」と「FA-XX」に採用する指針です。このエンジンはどういう技術かと言うと、バイバス比可変サイクルとなります。簡単に言えば、ターボファンエンジン内のバイパスを流れる大気質量を出力、任務に応じて替える事が出来ます。例えば、離陸時はバイパス大気質量を最大にし、超音速巡航時はバイパス大気質量を最小にする事で、出力向上、燃費向上などが得られる事が目標です。
では、何故このような技術が必要になった背景ですが、実は単に高圧タービン燃焼温度を1,800℃以上にすれば理論上では問題ありませんが、米国にとってはそれが出来ません。簡潔に言えば日本の「チラノ繊維(SiC)」(旧宇部興産登録商標)が日本の日本カーボン社とUBE社(旧宇部興産)しか製造出来ないし、一体成形技術も二社が握っている関係上、米国としては安全保障面をチラノ繊維を採用すると米国では製造出来ないし、同エンジン技術流用の怖れがあるからです。とまあ、聞こえは良いですが悪い言い方だと採用しようとしても製造技術を提携協定を結んでも製造出来ないので、アジアの一国のマテリアル技術に頼る事は偉大な合衆国の傷が付くと思って下さい。ただ、チラノ繊維はCFMインターナショナル社製LEAP-1Aエンジンの高圧タービン部に採用されているので、今に始まった事ではないのですが、面子重視なトランプちゃんがではないですが、米国防産業としては、そのマテリアル開発に失敗しており、一種のトラウマ状態と思って下さい。だから、アダプタティブ可変エンジン構想が出たと言う事です。
戦敗国のマテリアル技術を採用するには戦勝国として恥文化に拘る人が多いと言う事でしょう。そんな事だから、今の世界は一時、覇権国家だった合衆国には付いていけず、もはや、産業用、商用、車載用バッテリー、マルチベンダー、マルチネットワーク、マルチサービス環境における相互運用性を確保するための技術的フレームワーク規格は「JPNES規格」が世界標準なんですが、これは日本の経済産業省、三菱電機、東芝、日立製作所、NTTデータなどの関連会社が独自で規定した規格なんですが、これが世界標準となると言う事です。これはEU、カナダ、メキシコ、南米大陸、インド、アフリカ、中東と採用し上記の日本法人と先日のカナダでの「G7」でトランプのおっさんが一人早く帰国した事で水面下で世界標準とし規定された事になります。もはや、米国には「JPNES規格」に該当するソリューション、製造、マテリアルなどが一切無いので日本の「JPNES規格」となった訳です。因みに「JPNES」とはJapan Network of Energy Storageの略ですが、今は名称を変えての規格となりました。技術指令書は世界中で日本語となりますが、昨今のバッテリー炎上事故等を考えれば、語学のマイルストーンはありますが、製造法、保管法、品質規格精度、環境対処規定などをコンプライアンスすれば、まずはBEVが停車中、走行中でも炎上事故等は生起しないと製品保証を担保されたので、これからのBEVは上記の規格試験に合格しなければ市販車には採用されないと言う事です。
因みにロシア、地球外生命体、南半島は論外と言う事で、一時は世界的シェアを誇っていたCATL、BYD、LGエナジーソリューション、SKオン、サムスンSDなどは規定されない事で、今後は上記の車載用バッテリーメーカーは採用されない公算が大きいと考えられます。
ジェットエンジンの話しからバッテリー、通信技術の話しになりましたが、言いたい事は米国はもはや規範出来る国内産業と言う事で、同国の製品を採用する事はなくなったと成るわけです。それだけ、米国基幹産業が衰退した事で、トランプおっちゃんは輸入課税を実行したっと言えば理解出来るかと思います。
Posted at 2025/06/25 20:46:37 | |
トラックバック(0) |
ミリタリー | 趣味