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2026年05月09日 イイね!

アルトワークスのその後

アルトワークスのその後4月5月は、忙しくて殆どSNSと向き合う暇がなかったな、仕事して帰ってとりあえずビール飲んだら、記憶の整理なんてほぼ無理ですからね。
酒なんか飲まなければ、もうちょっと放課後もアカデミックに活動できるんでしょうが、飲まない理由を見つけられない。

飲むといっても大した量を飲むわけではないんですよ、缶ビール一本二本程度なんですが、好きなだけで元々強い訳ではないので、もうそこで終了な訳です。



帰りが妻のほうが遅ければ、自分が晩飯を作らないといけないので、
「ようし、一丁やるか。」
とか言って料理前に景気づけでビールかハイボールをプシッとか言って一本行かないと、無理なんだよな。



老眼でスマホ作業が無理なヲレは、ブログだなんだというのは基本PC作業なんですが、使っていたデスクトップのVAIOももう15年近く前のものなので、すべてが遅く起動に5分10分掛かったり、ファイルの展開や移動に時間が掛かったりしていました。

余りにも無駄な時間が多くて気軽に作業できなかったんですが、先月漸くPCを買い替えることができたので、これからは気軽に作業できるようになるな・・・と思っていましたが、、、

文章を書くってそう簡単な事ではなくて、モチベーションや気持ちの切り替えとか、落ち着いてるときに気持ちの底に沈んでいるものを掬い上げるような作業なので、PCがサクサク動いてもあんまり関係なかったみたいですw



でもまぁ、新しいPCはやっぱりいいですね。
ずっとデスクトップ派でしたが、時代なのか、気軽に買えるようなモデルが殆どなかったので、大きめのラップトップに。
16インチでも軽いので、気軽に持ち出せるのもいいですね。
新しいことは何も思いつかないですが、何かやろう!って気になりますww



さて、ポンさんとこのアルトワークス。
前回は新しいエンジンを載せ、エンジンが掛かるようにした所までは良かったんですが、コンデンサーの配管が損傷してしまい、エアコンのガスが入れられないという所で終了。
ついでにバックランプスイッチも壊れていたので車検が受けられないという状態でした。

なので、数週空けて中古で準備できたコンデンサーに付け替えて、バックランプスイッチも新品に交換すればOKという算段。


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まずはとっととバックランプスイッチの交換。
ずいぶん昔に修理して樹脂で固めておいた所が、エンジン載せ替えで無理したらしくぶっ壊れていました。

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サクッと取り換えて問題なく点灯。


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本丸のエアコンコンデンサーは良品だったようで、真空引きでもエアリークは皆無。



マニホールドからガスを充填しながらエアコンをONにし、マグネットクラッチの締結を確認。
ガス缶3本を吸い込んだところで、何やらおかしい。
クーラーが冷えていないし、エンジンのアイドリングが不安定というか、抵抗が大きくて止まりそうな感じである。

ん?コンプレッサーか??

そこで気付く、コンデンサーのファンが回ってないな。。。
マニホールドの高圧側の針が振り切っており、危険な状態である。



うわうわ危ねえ・・・



急いでエアコンのスイッチをOFFに。
何だよ・・プレッシャースイッチでコンプレッサーが勝手に止まるかと思っていたけど、高圧側は止まらないのかよ・・。

そもそもなんでコンデンサーファンが回らないのか・・・



電気が来ていないのかと思い、テスターで調べるとコネクターまでは来てるので、回路の問題じゃないな。
ファン単体で通電させてみるがうんともすんとも・・・


まさかのファンモーター終了。
30年前の軽自動車はそんなものまで壊れるのかよ。





再び頓挫。


とりあえずバックランプは直ったので、車検は何とかなるはず。
ヲレはちょっと行ってあげてる暇がなさそうだったので、点検だけしといてあげるから自分で何とかしてくるように、という所でこの日は終了。





更にまた後日。


車検だけは無事継続で来たみたいなので、エアコンの改修のみ。

11系のアルト用の部品なんてのはオワコンなので、純正廃盤は当然として、社外品すらなかなか出回っていないらしく、51キャリートラック用というのが合うんじゃないかということでポンさんが調達。
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パッと見同じだし、取り付け寸法も一緒なら問題なく使えるだろ!
と思ったら、微妙に厚みがありファンシュラウドのコア取り付け面から僅かにはみ出してしまう。
ここは一ミリでも飛び出しているとコアと干渉するので、もう、力技でグイグイ押してシュラウドを変形させて押し込んでみました。

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ファンの足のあたりが細く結構伸びてくれたので、なんとかツラより引っ込んでくれました。


ただ、その分後ろ側には出っ張ってくるので、実際取り付けてみてどうかという所だが、やはりと言うか元々コアサポート下の狭い空間に押し込んであるものなので、真ん中あたりを左右に走っているブレースにファンの羽根がちょっと当たります。
ここもほんのちょっとなので、コンデンサー自体を少しグイと前に引っ張ってどうにか当たらないようにステーを曲げて解決。


グイとかグイグイとかが多いけど、まぁ、何とかなりますね。

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経年劣化と度重なる脱着で割れちゃってたカプラーを防水カプラーで作り直してエアコンON!


電動ファンは勢いよく作動するようになり、
無事・・・というか、漸くエアコンが使えるようになりました。

補充補充で済ませて汚れていたいたガスも、久々に総入れ替えになり以前よりもしっかり冷えるようになりましたね。



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最後にちょっと新しいオイル滲みがあるというので覗き込んでみると、タービンからオイルパンにオイルを戻すドレンホースの相性が悪いらしく、下側の差し込み付近から漏れている感じ。
落っことすだけで油圧が掛からない部分なのでそこまで気にしてなかったのですが、思ったよりも漏れてくるんだな。


ここは新品も出ないので、ポンさんとこにあるあり合わせの汎用品で間に合わせたのだが、サイズがちょっと大きいのかな、ホースバンドをするとは言え、ピッタリサイズってのは良くないんだね。

内径をワンサイズ落として、きついサイズを強めに押し込んでやるようにしたら、滲んでこなくなりました。



エンジンを載せたあたりではまだ車検が切れた状態で試運転も出来ていませんでしたが、車検も戻ってきましたし、
晴れてエアコンの効きの確認も含めて乗り回してみましたが・・・


やっぱり新しく組んだばかりのエンジンていうのはいいですね。
圧縮があり、トルクがあるので、ブーストを掛けなくてもぐんぐん加速します。
慣らし運転もあるし、加給をかけても大気圧までと思っていましたが、それでも速いですね。

ここまでエンジンのコンディションがいいのはこのアルトワークスを診るようになった15年前から初めてかもしれません。
F6Aターボのクルマってこんなにも速いんだなぁ・・・と改めて実感しますね。



これでアルトワークスは一段落。

エンジンの慣らしも先日終わったようで、漸く本領発揮なのかな?
と思いますが、まぁ・・ヲレからしてみれば、また壊してくれるなよと思うだけですね。
Posted at 2026/06/07 22:58:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2026年05月06日 イイね!

エブリイのオイル漏れ修理

エブリイのオイル漏れ修理妻のDA64Vエブリイ。
我が家に来て早いことに6年目となる。


購入後すぐに、ピストンリング固着よるオイルバカ食いエンジンであることが判明し、エンジン載せ替えとなりましたが、それ以降はトラブル知らずで毎日妻の通勤を中心としたシティーコミューターとして活躍しています。

しかし、ここの所オイル交換などで下回りに潜ると、オイル汚れがちらほら目立つようになってきました。
載せ替えエンジンも7万キロ使ってるエンジンでしたから、そこから5年5万キロ使って通算12万キロの勘定ですから、さすがにそろそろメンテナンスが必要な頃という事です。


しかしまぁ、この5年でトラブルらしいトラブルはスパークプラグの劣化に伴う失火症状くらいで、あとは定期的なエンジンオイルの交換やミッションやトランスファー、デフのオイル交換、補器類ベルトの交換をしているだけで何も壊れていません。

さすが日本一配送業者に選ばれる軽バンなだけのことはあるなと実感。



オイル漏れはエンジン前面部分からオイルパンにかけて伝い汚れで、クランクプーリー部分からではない模様。
もう1か所あって、タービンからの漏れも確認。
これは下からの目視ではどこから漏れているのか判らないという状況。

取り敢えず、タペットカバーパッキンと、オイルドレンパッキン、タービンやサクション周りの再使用が出来なさそうなガスケット類、あとはヘッド周りの補器類のバキュームホースなどを準備。
あとはストックの中古タービンがあるので一応引っ張り出しておきます。


エブリイはエンジンが座席の下にあるので、狭いし暗いしごちゃごちゃしていてやり辛いです。
手前の物をどんどん外していかないと、目的の物には辿り着きません。



時間をかけて邪魔なものを外していくと、ようやくタペットカバーの概要が見えてきます。
タペットカバーパッキンだけなら、ここからカバーを外して交換するだけですが、まだタービン自体も外して確認したいので、さらに分解していかないといけません。



エンジンメンバー取り外し。

プロペラシャフトの支持部がメンバー上にあるので、ぶらーんてなりますが大丈夫。




タービンはエンジンマウント直上にあるので、マウントもステーごと取り外します。


あとはタービンのオイルドレンパイプとエキマニの遮熱版を外してどかせば、タービンを固定しているボルトを取ることができます。

バンジョーで繋がっているオイルラインと水冷のホース接続二本を忘れずに。
クーラントがどんどん出てきてしまうので、適当に6.3のエクステンションとかを突っ込んでおきましょう。



外したタービン(左)と、ストックのタービン。
このストックはエンジン載せ替え時に外した、元々このエンジンに付いていた物で、10万キロ程度は使われているが、特に問題はなかった筈。



今回のタービンからのオイル漏れは、カタツムリの殻を留めている特殊なネジがほぼすべて脱落していることによるものでした。
コンプレッサーホイールに対してハウジングがぐらぐら動いちゃってましたので、オイルシールが痛んじゃってるかもしれませんね。

ネジを留めなおして漏れが止まるか怪しかったので、やはりストックタービンは使うことにします。



タービンをくっつける前にタペットカバーパッキンを交換しときます。
カバーを留めてるネジは、
ぐるっと外周5か所と2番プラグホール脇の合計6個所。




距離相応のオイル焼けはありますが、特にスラッジで汚れているという感じではありませんでした。
ただ、パッキンはカピカピで、ポキッと折れてしまう位でした。



タペットカバーパッキンはプラグホールも半月プラグも一体形成物で、ネジ部のシールワッシャーなども必要なく、これ一つで全て済みます。
ただ、パッキンのなじみの悪そうな部分には液体ガスケットを塗布しましょう。


いちいち写真を撮ってませんが、外した逆の手順でストックタービンを取り付け。
タービンガスケット再使用、固定のボルト3本、オイルライン、水のホース取り付けと確実に作業し、エキマニの遮熱版、エンジンマウントと戻してゆきます。



タービンのオイルドレーンは高温部が近いこともあって大半がスチールパイプ。
ガスケットもメタルタイプで、考えられてますね。



インテーク周りの配管や補器類を戻しながら、古くて硬くなっているバキュームホースを測り切りしながら交換します。
ここは丁寧に作業しないと樹脂の2WAYジョイントなどは簡単に壊れます。
硬くて簡単に抜けてこないホースは、躊躇わずにカッターなどで切り込みを入れて外していきます。


ついでの作業ですが、一番時間がかかった気がする。。


最後に未接続のホースやカプラーがないか確認してエンジン始動。
タペットカバー、脱着したオイルラインなどからオイル漏れがないかじっくり確認。
バキュームホース周りから二次エアの吸い込みがないか、脱着した触媒前後から廃棄漏れがないか、上から下からチェックします。

タペットカバーの脱着によりどうしてもエキマニにオイルが垂れるので、温まってくると発煙してちょっと焦ります。
それでも新たな漏れがないことが確かであると念入りに確認し、少し走って焼き切ってしまいましょう。

臭いは数日残ることがありますが、仕方ないです。




それでも初めのうちは気になるので、乗るたびに下回りを確認して漏れてこないか確認しましたが、大丈夫そう。




秋にはまた車検ですからね。
外装カスタム後初の継続ですから、このままのスタイルで問題ないか、今一度確認しとかないと。


Posted at 2026/06/13 09:46:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラブリー!エブリイ | クルマ
2026年04月22日 イイね!

天王桜

天王桜「針山の天王桜」という桜を見てきた。


時は少し遡って四月下旬。
今年は自分も相棒もなかなかスケジュールが合わず、桜の開花も異様に早いという事もあって、桜旅はちょっと厳しいかと思われた。
関東の染井吉野は3月の卒業式にはもう開花を迎え、入学式まで持つかどうかという塩梅で、例年より10日~二週間ほど早かったのだ。



長男の「創」はこの春地元の小学校から中学校に進学し、卒業式も入学式も滞りなく迎えることができました。
「陣痛が来たので産まれそう」の連絡を受けて秋田まで全力疾走し、4時間弱で現着したのにも関わらず間に合わなかったのももう13年も前のことなのですね。

早いものだ。



しかしまぁ、桜の旅はもっと前から続けていてもう17年目になるんだけど、その17年の歴史の中でみても、今年の桜は異例の早さであった訳だ。

スケジュール的には行けても4月4週目以降・・・桜を見に行こうと思うには致命的に遅い。。。桜前線はとっくに北海道にまで到達し、本州で見頃のエリアは秋田より北へ移っていました。


ヴィッツで日帰りで行けるエリアではないなぁ・・。


基本日帰りスタイルで続けている桜旅。
一度山形まで一泊遠征したことはあるが、あとは一日で行って帰ってである。
日帰りで行かれるのは片道せいぜい3時間くらいまでで、北は二本松、西側は長野県の白馬や阿智村が限界と言える。

実はこの範囲の有名どころはほぼ行き尽くした感があり、そろそろ一泊遠征メインで考えないと新規開拓が難しい状況ではあった。
そろそろ子供も大きくなってきた事だし、仕事の都合さえつくなら、泊りでもっと足を延ばしたいところである。


・・・だが、一か所だけ思い当たる桜があった。




それが「針山の天王桜」であった。


群馬県片品村の山間部にある孤高の一本桜。
オオヤマザクラの古木で、樹齢は300年超とされている。
昔に一本桜を特集した雑誌で見てからずっと意識していた桜ですが、花期が(例年だとGWごろ)非常に遅いという事と、周辺のそのほかの桜と見頃が合わない事とがあって、完璧に単発狙いになることから見送り続けてきてしまった。

今年の前線の速さから計算すると、恐らくちょうどいい時期ではないだろうか。


片品村は尾瀬ヶ原湿原の玄関口であり、群馬県でも最深部と言えるエリアになる。
昨年訪れた白馬同様春の訪れは遅く、特に山間部に咲くオオヤマザクラはゴールデンウィーク頃が平年の見ごろとなる。
平年より10日以上も早い今年の開花状況からするとドンピシャではないか。

ライブカメラによる開花確認も出来るが、会社を休んで行くことになるので撮影日は決めておかなければならない。

開花予想は4月の4週目。
恐らく週前半なのは判っていましたので、天気の長期予報を鑑み22日に設定していましたが、予想より更に数日早まり、19日には完全満開となりました。



満開後数日しか持たない足の速い桜だと聞いていたので、やや心配していましたが、当日もまだまだ見頃は続いているようで安心して出発。
まだ暗い早朝3時半にヴィッツで迎えに来てもらい、圏央道経由で関越に入り沼田ICまで。

コウヘイののんびり運転でも2時間半で現地入り。




まだ息が白くなりそうなほど寒い片品の朝。

茶色い看板のセブンでホットコーヒーを買って作戦を練ります。
作戦と言ったって基本「天王桜」一本なので、午前中の撮影が終わったら、日没後のライトアップまで時間をどう潰すか位のハナシで・・・
他に見どころがなければ、どっかでぼんやり過ごして時間が来るのを待つだけな訳です。



兎にも角にも天王桜へ。
寄り道しなければ、沼田インターから30分もかからない距離の山の中です。



川場村というスキー場が多い隣村から山道に入り、深いヘアピンカーブが続く険しい峠道を登っていくと瀬峰トンネルという山頂の隧道に到達。
これを抜けて向こう側へ降りると、片品村となる。

瀬峰トンネル・・なんかどこかで聞いたことがある名前だなと思ったけど、数年前にレーサーに誘われてスノドラで来たことがあるんだな。
こんなに道の悪い酷道だったのか(雪だと判らないからね)。

こんな僻地にまで来なければ、もはや走れる所がなくなってきたスノドラ。
今期も行かれず仕舞いだったからなぁ。



まだ6時台だったこともあり、僕らのクルマの他には2台だけ。
結構広い駐車場ですが、平日でも昼にはいっぱいになり駐車待ちができるそう。




ほんの少し歩いて民家の路地を入っていくと、案内が出ていてすぐに判ります。


土壁の古い蔵や倉庫の脇を抜けて裏手へ回ると、
それはすぐ正面にありました。



「針山の天王桜」

県指定の天然記念物で、幹回り6メートル、枝張り17メートルというオオヤマザクラの巨木で、残っている資料から遡っても300年以上前にはすでに大木だったというオオヤマザクラ界の横綱である。


息をのむような圧巻の樹勢。





初見で言葉を発せなかった。

こんな桜を長年見過ごしていたのか・・・




葉と花が同時に展開するのはヤマザクラの特徴。
オオヤマザクラは普通のヤマザクラとは別種で、より高地・寒冷地に自生しヤマザクラより大型になる。花弁も紅色が強くなり、ベニヤマザクラやエゾヤマザクラの別名がある。



まだ見物客も少なく風もないのでチャンスタイムなのだが、どこからでも狙える形のいい樹の為、どう撮っていいかわからずうろうろしていますw


相棒のコウヘイも立ち尽くしている。



直近の田圃に水張りがされている。
恐らく桜の開花に合わせた粋な計らいであろう。



まだ薄く氷が張るような水面の下にはカエルの幼生たちが。


カメラの調整をするコウヘイ。

今回はフルサイズではなく、軽量で取り回しのいいAPS-Cのソニーを持ち込んできている。
最近は、本業のビデオ撮影の仕事もスチール撮影もこれだけで済んでしまうんだって。



空が青くて桜が映えますね。

この日も、午後から雲が増えて完全に曇天になる予報だったので、日中の撮影は朝が勝負なのは判っていましたが、条件が完璧です。

満開だったという日曜日では、人が多すぎてこんなにのんびり撮れなかったでしょうし、この日の前日は半日雨、翌日はもう天気が下り坂という予報が外れていないので、結局この日しかない!みたいな撮影日でした。




それに、散り際が近くなると花弁の中心付近が赤く染まりだし、より濃いピンク色に変化していくのがオオヤマザクラの特徴で、数日後ろにずれたことで自分が雑誌の写真で見たイメージの色により近い状態だったのも良かったのかも知れない。






これだけどこから狙っても形のいい桜は珍しいですね。

斜めに注ぐ朝陽が迫力のある陰影を作り出し、勢いのある英がより強調されている。
同様の理由で西日に照らされた桜も見ごたえがあるが、この日の天気ではサンセットシーンはあまり期待できなさそうなので、明るいうちの撮影は朝が勝負です。






隆々とした幹も迫力があり、魅力がある。


根元には小さな石の祠があり「天王神」というものが祀ってある。
天王神とは仏教でいう天部を守る神々の事で、一般的には「牛頭天王(ごずてんのう)」という祇園精舎の守護神のことを指すようです。
疫病や厄災を鎮める祈願をこめて天王神を祀ることが多かったみたいですね。



そんな風に神と称されるほどの、神々しさと恭しさを持った巨樹であったという事でしょう。

異論の余地はありません。



気が付けば3時間近く撮影し、陽も高くなり人足も多くなってきたので、午前の撮影は撤収。

良い時間が過ごせました。



やはり写真撮影の旅は平日がいい。
単純に人が少なくて写真が撮りやすいという事と、道路が混まないので行きも帰りもスイスイ行ける。
あとは、狙った桜のベストな花期が一日単位で決まってくるので、土日に絞ってしまうと最高の瞬間を逃す・・などの理由がある。

まぁ、コウヘイが撮影の仕事柄土日休みが難しいという事もあるが、それがなくても平日に計画することが好ましい趣味ですね。

仕事は休まなければならないが、有給休暇などどうせ使い切らないのでいい機会である。
あまり病気もしないし、子供の学校行事くらいでしか休むことがないので、たまには趣味や遊びを本気でやることに充てようと思うのだ。




川場村・片品村は、武尊山(ほたかやま)という山岳エリアの麓にあり、大昔(ブログを見返したら約20年前でした・・)に武尊牧場という冬場はスキー場の施設でキャンプをしたのを覚えている。
恐らく看板にあるオグナほたかスキー場の事だと思われる。
夏場はキャンプ場として開放していて、リフトで野営エリアまで登って行った事を覚えています。

確か、施設内だけで使われている古いレガシィだかレオーネバンだかが、ドロドロ不等長サウンドを響かせて山頂まで荷物を運んでくれたことを思い出しました。

懐かしいなぁ。



天王桜一本狙いとは言ったものの、ひとつ尾根向こうには一本だけ、グーグルマップに表示されるような桜はあって、クルマでは5分くらいのところにある樹齢100年のオオヤマザクラです。

「オキノ桜」と呼ばれています。


その昔、この地で宿をやっていたオキノさんという方が手植えしたという逸話がある、傍らの赤いお堂がかわいらしい印象的な桜です。




100年前に・・・みたいな言い伝えのものって、10年前は「90年前」って言ってたのかな?って思っちゃいます。
この年になると10年ってあっという間ですので・・・。


やはりすぐ傍には石の祠がある。
こういう所へも賽銭というのはされていて、長年回収されている雰囲気がないような変色もある。

地権者にあたる人が思いついたときに集めているのだろうか。
多くても年収300円位な気もするが。。。
赤いお堂に賽銭箱がないので、ここにお供えするのかな。


マイナーなのか、ほかに人は訪れることはなく、沢のせせらぎと鶯の鳴き声だけが響き渡っていました。
天然自然のASMRをしばし満喫。




あとはいよいよする事がなく、片品村や川場村のHPなどを見て見どころを探すものの、どうもピンとくるものがない。
尾瀬と吹割の滝と天王桜を除くと、殆ど目ぼしい所がないというのが実情で、あとは冬場のスキーと温泉だけで持ってるようなエリアのようである。


ヲレは近くにあった温泉施設でも利用して、飯食って昼寝でもしていればいいのではないかと思ったのだが・・・いつもそうなのだが、どうもコウヘイは温泉に入りたがらない。
そこまでゆっくりしてしまうと、もう動きたくなくなってしまうからだと言うんだけど、日没まで4時間も5時間もあるんだから、別にいいだろうと思うんだけど・・・入りたくない理由でもあるんだろうか、謎である。




なので、結局周辺の史跡めぐりのようになってしまうのだが、岩に掘られた33体の観音様がある岩観音という所に立ち寄ってみる。







大谷石の岩盤層に掘られた観音様たち。


南北朝時代の戦没者を弔うために掘られた磨崖仏というものです。
南北朝と言ったら戦国時代より前ですので、700年近く昔の話。
それが、このように残っているというのは凄いことです。

歴史的な遺構としては、内容的には随分しっかりしてると思うんだけど、特に町を挙げて取り上げてる感じもない。
無造作に看板で表示してあるだけ、とういうのがどうにももったいないような気がしました。
もっと見せ方を考えてきちんとプロモーションしたりすれば、もっと人寄せになったりお金になりそうなのにな・・とか無粋なことを考えてしまう。


余計なお世話か。




あとはうろうろしても、取り立てた被写体はなく、まだ昼なのにどうしようかなという感じ。
これだけ大自然のお膝元であれば、のんびり過ごす環境には事欠かないのでは?などというざっくりとした期待はあっさり裏切られる。


とにかく何もないのである。



白馬村のようにどこにいても風光明媚、という訳でもないので、
とりあえず日当たりのいい河川敷でも探して、昼食と昼寝にでもするかという事になった。



以前なら、バーナーやコッヘルキットを持ち込んでコーヒーやらラーメンやら作ろうか、なんてやりたがったけど、もう面倒くさいのでコンビニ飯ですね。

弁当もコーヒーも下手な地のものより美味しいです。



昔はコンビニ弁当なんて以ての外!
美味しくないし防腐剤だらけでとても食べられない・・と宣っていたオーガニック至上主義だったコウヘイですが、今となってはコンビニのものが一番安心できる・・に変わってしまっているw



「昔はそんな男じゃなかったのにな。」


ヲレがそう言うと、コウヘイは笑った。


「お袋がそういう教育だったからなぁ・・。」

「そういう余裕は多少なりとも裕福だから出来るんだよ。うちは貧乏だったからな、人並みなフリをするのが精いっぱいw」

「でも、子供のころはいいなりじゃないけど、あまり自分でこうすべきってのは考えてなかったかな、親に言われて勉強ばかりしてたかも。」

「勉強はできたもんな、ヲレは落ちこぼれ。」

「近所で一番の進学塾に行ってた。」

「ヲレは全く勉強しなかったからなぁ・・高校受験も気持ちがいいくらい何もしなかったけど、都立高の普通科にギリギリ引っかかったって感じ。コウヘイは上から二番目の高校に行ったよな。」

「俺は漠然とだけど芸大に行きたくて受けたんだけど、大した準備もしてなかったから当然落ちちゃって・・浪人してまでって思うほどやりたいことが決まってなかったし、何かその表現の世界と関係があるかなと思って劇団に入ったんだ。」



今でも劇団で美術の仕事を手伝っているコウヘイ。
不規則なスケジュールを求められ、結局金にもならない仕事だが、未だに切れずに手伝っている。
生活は、空いた時間でできる仕事で生計を立てるような組み立てになるので、個人事業主で結婚式などのイベントの撮影の仕事をしている。

そんな不安定な仕事のせいでいつまでも独り身なのかなと思い、劇団なんかやめてそろそろ身を固めたらどうだ?と余計なおせっかいを言ったこともある。
二枚目だし、人間的にもなんの問題もない。
ただストイック過ぎるゆえの今かな、とは思うが・・

ヲレの言うことも全く的外れという事でもないらしく、それも考えているし、どうなるかちょっと解らないというような事を言っていた。
そんな話をしていたのも2、3年前の事なので今はどうなんだろう・・


動くんだろうか。


あまりその事には触れないように、自分の事だけ話すことにした。

「ヲレは期せずして走り屋みたいなってしまったが、コウヘイの演劇ほどの具体的な目的意識があった訳ではなかったよ、上手くなりたい速くなりたいっていう気持ちはあったけど、それを将来につなげようというのもないし、ただ、真面目にやらないと死ぬなっていう世界だったから、ガチではやってた。」

「雑な性格だから、よく判らずにハンドル握ってるだけではいずれ死ぬなって予感はあったから、死なないためにドライビングを学んでいただけで、めちゃくちゃクルマが好きとかモータースポーツが好きって訳じゃなかったんだよな・・。」

「貧乏で金が無かったからな、クルマにお金が掛かったら負けっていうか、終わり・・ていう考えは最初のころからあって、何をやったってお金が掛かるからね、クルマは。だから、空いた時間と少ない予算でどれだけ遊べるかっていうただの趣味でいいやって。」

「自分はこうなりたいとか・・具体的な”夢”みたいな話はとんでもなかったかな・・・ひとり親で経済的にも苦しかったので、ただの普通がうらやましかったんだ・・だから普通に仕事を頑張って、普通に結婚して、普通の生活を維持できれば大金星。それ以上の事はなかったよ・・それは今も変わらない。」


コウヘイにもうちょっと配慮した言い方をすれば良かったかな・・と思いつつも、これは本音であるから仕方がない。
余計なお節介かもしれないが、コウヘイに変な枷が掛かっているなら、それを取り払ってやれないかなとは思う。
コウヘイも、そういう普通の幸せを望まないタイプの人間ではない筈だから。


「こんな風にお互いの思ってることをハッキリ吐露できるのは、こういう旅の時くらいだと思う。」



ヲレの昔話に対しての返しは特にせず、コウヘイはそれだけ言った。



「一緒に飲んでるときは対してアタマが回ってないからなぁ。」

「自分の中だけだと絶対にたどり着かないような答えをお互いが持ってるから、長い付き合いなんだろうな。」




河川敷にある小さな公園に椅子とサイドテーブルだけ出して、さらさら流れる川面を見てるだけでしたが、自分で思ってるよりも饒舌になった。

もう来年には五十路のオッサン二人ですが、昔の事だけはよく覚えてるもんだなと思った。



気が付くと、昼寝で時間を潰すつもりが数時間話し込んでいた。
明るいから気付かなかったが、すでに17時前になっており、そろそろ現地でスタンバイしていてもいい時間である。



天王桜までの小径のぼんぼりには明かりが灯り始める。


18時を回ったあたりでライトアップが始まりました。
田んぼの脇には多くのカメラマンが集まり始め、ここならいいだろう、という思い思いの場所にローアングルの三脚をセットし始める。


恐らく、18時30分頃からの30分間ほどが撮影のエンペラータイムで、
一瞬のトワイライトブルーを狙ってそれぞれがシャッターを切り始める。








数分おきに変わっていく宙。
いま田んぼの脇に集まっているカメラマンたも等間隔でフレームに収めていく。






正面から二つの水銀灯が照らしているだけなのだが、桜全体を鮮やかに浮かび上がらせている。

まるで舞台演劇でも始まったようであった。



待ち望んだトワイライトブルーも30分ほどかけて宵闇に沈み、背景はやがて漆黒に変わった。




幹のうねりと燃えるような英。
すさまじい迫力である。






見上げれば上弦の月。







日没後まだそれほど経っていませんが、
気が付くと沢山いたアマチュアカメラマンも我々と、あとから来た一人二人のカメラ女子みたいなのだけになっていました。

殆どのカメラマンがトワイライトのリフレクション狙いだったのか。




夢と現の境目が曖昧になってゆくような不思議な時間。
むしろ、我々の内面の輪郭がはっきりしていくような感覚がある。






神として祀られ崇められた「天王桜」
それは、悠久の時を経て私たちを見下ろし、訴えかけてくる。

「いま、内にあるものを包み隠さず提出しろ」と、



神仏の尊重や崇拝というものは、本来ただの一方的なお願いを押し付けるものではなく、契約である。
僕らもこの年になれば、願っていることをただお願いだけすれば叶えてくれるような神様が存在しないことは身に染みて知っている。
過度なお願いをすれば、それに見合った何かを持っていかれてしまうような気がして控えめになってしまうのである。

神も悪魔も契約と引き換えに求めてくるものは「信仰」や「魂」である。



特にお願い事は御座いません。現に与えられし幸福で充分で御座います。
願わくば、これからも自分の実力や努力に見合った結果を正当に獲得し、
せめて、理不尽な不幸に見舞われない人生でありますようお見守りくださいませ。




両の手を合わせ、恭しさと打算を過分に含んだ願いを込めて一礼し、
神の桜の前から失礼した。

神は存在しないという人がいる。
だが、神とは人々を助けてくれる保護者ではない。
我々の願いであり、思いであり、覚悟の事であると思う。

多くのそれらが集まり、それぞれの形となって偶像化したものをそう呼んでいるのだ。



此度の桜も、
多くの人々の思いや願いが顕現したまさに「神」そのものであった。




Posted at 2026/05/30 02:26:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 桜を追いかけて | 趣味
2026年04月13日 イイね!

GC8のA/C配管も。

GC8のA/C配管も。もうここ数年、クーラーが冷えなくなっては補充、一年位するとまた冷えなくなっているので補充・・・の繰り返しで、騙し騙しやってきたGC8のクーラー問題。
Oリングが入っているフィッティング部分やホースのカシメ部分などにオイル滲みがあるので、複数個所で微妙に漏れていて、補充しても翌年には半減ということを繰り返している。
補充後は一時的にクーラーの冷えは良くなるものの、完璧とは言えないもので、近年の40℃超えの真夏の炎天下などでは、物足りなさを感じる程度の冷え方に甘んじる事となっていた。

ガスは漏洩すると、その分空気や水分など不純物がシステムに入り込み、補充をしても完全に追い出すことは出来ないので、効きが悪くなってしまう。
本来は完全に真空引きをしてから充填しないと、配管内を100%(に近い)純粋なガスにすることは出来ないのである。


今回、そのような不完全な状態を改善すべく、エンジンルーム側の配管接続部のOリングを全て交換し、高圧配管のホースやリキッドタンク(ドライヤー)の交換をしてイチからエアコンガスを充填します。


廃版部品の多い中、高圧側のホースとリキッドタンクは購入する事ができた。
もう28年前のモデルですからね、新品が替えただけでもラッキーです。



コンプレッサーもストック部品を持っていますが、まだ不具合が出ていないので続投。
フィッティングのOリングのみ交換します。



コンデンサーのIN/OUTのOリングも交換しておこう。
クネのGDBもそうであったが、エアコンガスの自然減少の殆どは、フィッティング部分のOリングの痩せによるものである。
全てのOリングを交換するだけでもほぼほぼ改善するハズ。



今回新品を用意できたので交換となるリキッドタンク。
エキスパンションバルブへの冷媒の安定供給(リザーブ)と、水分やゴミなどの除去などフィルターとしての役割があり、長いスパンで見ると定期交換部品である。
詰まって流れが悪くなれば、当然エアコンの効きも悪くなってしまう。

トップの電装はプレッシャースイッチで、冷媒の圧力でコンプレッサーのON/OFFを管理しており、高過ぎても低すぎてもコンプレッサーのクラッチは繋がらないようになっている。



配管のOリングを交換して新品リキッドタンクを装着。
プレッシャースイッチも新品で付いてきます。



高圧ホースも交換し、エバポレーターへつながるバルクヘッド側の配管2本のOリングも交換。
低圧側のホースを交換できなかった事が心残りですが、買えないんだから仕方がない。

それほど高温高圧にならない部分なので、そこまで大きな漏洩には関わってこないとは思うけど、エアコンガス用の汎用ホースを準備して自分で交換する(加締めの機械を使う)方法もあるようなので追々考えてみます。



交換したOリングたち。
それほどカチカチという訳でもなかったが、断面が四角く潰れてしまっているものもある。
漏れる漏れないなどはほんの僅かな差でしかない。



大体、コアサポートやエンジンフード裏に冷媒量のデカルが貼ってあるので、それに基づいてエアコンガスを充填します。
0.55~0.65㎏と表記があるので、1本200gの缶が3本強入る計算となります。
ガス缶3本入れて、コンプレッサーオイルのチビ缶を充填すればちょうどいい位ではないかな。



真空ポンプでしっかり真空引きをしたのち、ガスを充填していきます。
普通の一般ユーザーで自分でエアコンガスの充填作業までやる人はあまりいないかも知れませんが、最近は真空ポンプやマニフォールドなどの設備も割と安価で売られているので、2~3万円も出せば揃ってしまいます。

ただ、正しく作業しないと、配管が破裂して失明をするなど大きな怪我をすることがある危険な作業ではあるので、習熟者の指導を受けて充分な理解をしてから作業をしてくださいね。

昔働いていた自動車板金屋の社長は、大して理解もしていないくせに自分でガスを入れようとして爆発させ、まぶたの脇をざっくり切っていました。



本当に危ないよ!



3本強充填し、バッチリ冷えるようになりました。

補充補充でやってた頃はまぁ、旧いクルマだしこんなもんだろなんて感じで、忘れちゃってましたけど、ちゃんと冷えるようになりますね。
寒い位の冷たい風が出ます。


これなら40℃の真夏の灼熱でも大丈夫だろ~。


GC8部品のヘリテージサービス始まりましたが・・・ラインナップが少なすぎる。
もっとこれから充実してくるのかな?
無いと困るのは前期中期のISCVだよ、ISCV。

そうは言ってもネックになるのは値段だよ。
ヘリテージパーツって、元々の倍くらいの価格設定してきますよね。
廃版前でも3万円弱していたので、5~6万円とかになりそうですね。

怖いなぁ。。


でもまぁ、ドアウェザストリップは頼んでこようと思っています。
Posted at 2026/05/06 21:15:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2026年03月29日 イイね!

クーラーの無いクルマなんて

クーラーの無いクルマなんて只の鉄屑だと、ヲレもクネ太郎も昔からずっと言っている。


異論は認めない。

クルマというのは、雨の日も晴れの日も快適に目的地まで連れて行ってくれる箱型の移動手段であって、エンジンとタイヤが付いていて暴力的に走り回れればエアコンなんて要らないぜ!とか思ってる様な輩とは一緒にしないでもらいたいw

キャブレターのハチロクに乗ってた頃も、オープンに出来るユーノスロードスターに乗ってた頃も、エアコンだけはどれだけ壊れても必ず直して乗っていました。

本当の真夏になればバイクでの移動すらままならなくなるので、ちゃんとエアコンが効くクルマ以外での移動が実質無理になりますしね。
エアコンが壊れるというのは、クルマにとって非常に深刻なトラブルのひとつ。

な訳です。



日曜日。

前日まで風邪でで寝込んだりしていて調子が悪かったのだが、漸く熱も下がり一気に寛解に向かうのが感覚的に判った。
家には他に誰もいないし・・天気も良さそうなので、リハビリがてらポンさんとこでアルトのエアコンでも直してこようかなと思ったんだけど、病み上がりで感染されても困ると言われて断られてしまったので、別に調子もいいのに暇だな・・・と、録りだめてあるアニメでも一気見していると・・


クネからライン。
GDBのクーラーが全く効かなくて大ピンチの様子。


程なくして入電。

「今何処に居る?」

「家に居るよ」

「割と近い所に居るから今から行きます。」

「ああいいよ。」


30分~1時間位の間で行きますと言っていたので、別に近くも無いじゃんと思ったけど・・多分、家で気付いた事だったとしても来るんだろうなと思ったので、本人にとっては相当深刻な問題だという事が判る。

冒頭の話じゃないけど、GDBは今ただの鉄屑と化しているのである。


何の準備も無しにただ見せに来たって直るとは限らないんだが、何にしたって一度見ない事には次に進まないので、とにかく迅速にどうにかしたいという意図が読み取れます。



コンプレッサーのクラッチが繋がらないとの事で、先ずはガスの有無を見るためにバルブの虫を押してみる。
多少なりともガスが残っていればシューシューと残圧が出てくる訳だが、全くの無反応。
配管内は大気圧になっている事が判る。
(この時点でどこかから派手に漏れていることは予想できます。)


マニフォールドを接続して、真空ポンプを回し、配管内を一度真空にしてリークチェックをしてみます。
写真の状態からバルブを閉め、みるみる針が上がってきてしまうようだと盛大な漏洩箇所があるという事なのでガスチャージは出来ません。
漏洩個所を突き止め、修理をする事が先決となります。


リークチェックの結果、低圧配管内でのエアリークを確認。
只の充填で済む問題ではなくなりましたね。

ただまぁ、低圧側だけのリークなので簡単に作業できる範囲はかなり絞られます。
エンジンルーム内での低圧配管は一本だけで、エバポレーター/コンプレッサー間の配管のみ。
取り敢えず、ここの前後のOリングを手持ちの部品で交換してみる価値はあるかな。

これで変わらないならホース自体が駄目か、ユニット内部のエキスパンションバルブのパッキンが駄目かのどちらかという事になります。
エキパンが駄目だとちょっと厄介で、下手するとダッシュボード外しとか面倒なことになるクルマが多いんだけど、GDBだとどうなんだろ・・最近のクルマは簡単に交換できるようになってるものも多いからね。



同様の手順で出来るので、高圧側の配管のOリングもついでに交換。
(太い方が低圧配管)


紫色が手持ちのOリング。(見た目には判りにくいが、黒い方はだいぶ痩せている)
コンプレッサー側も含めて計4か所のOリングを交換。
欲を言えばコンデンサーの2か所も換えたかったけど、合いそうな手持ちのOリングが枯渇したので、また次の機会にでも。


再び真空引きを行なって、リークチェック。
数分放置してみましたが針が上がってくる事は無く、無事改修完了!
フィッティング周辺の汚れ具合を見ると、恐らく本丸は低圧のコンプレッサー側のOリングだったのかなと思われます。



後はこのままガスを引き込んでやると、無事マグネットクラッチは作動。
コンデンサーファンも鳴動し、システムに問題が無い事が確認されました。




200gのガス缶を3本弱程吸い込んだ所で、サイトグラスの気泡が消失。
ガス圧正常、送風の冷えも充分と感じたので、対応完了となりました。


ヨカッタヨカッタ大事にならなくて。

欲を言えばホースも滲みの痕なんかがあるから長い目で見れば漏れてるだろうけど、この位は古いクルマは普通だからね。
正常なガス圧の維持が1年持たなくなったら交換推奨ですが、見た感じだとあと4、5年は大丈夫じゃないかなぁ。

まぁ、次何かあったらコンプレッサーやホース類は交換し、エキスパンションバルブとコンデンサーのパッキンを替えれば、完璧でしょうね。


遠くから女性二人が歩いてくるので、何か見覚えがあるな~と思っていたら、クネの奥さんと娘でした。
2時間ほど掛かった作業中、近所を散歩して時間を潰していた模様。
何だよ、待ってるの知ってたらもうちょっと作業急いだのに。

家族で墓参りに出かけて、久しぶりにエアコンを点けたらクーラーが冷えなかったという事で焦ってウチに寄った訳か。


クネは「ありがとうありがとう」と凄く感謝して帰っていきました。


あ、もう下の小僧がサッカーの遠征から帰って来るな。
今から迎えに行けば丁度いいくらい。


とにかく喋り出すととまらないれん。
帰りの車の中で、その日の自分の活躍ぶりを延々と聞かされるのである。

Posted at 2026/04/05 13:57:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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