
KSRをチマチマ直してきた。
ハンドルは曲がり、ブレーキホースはバンジョーで折れてしまった。
タンクは凹み、シュラウドカウルもヘッドライトカウルも割れてしまったが、奇跡的にフレームやフロントフォーク、エンジンコンポーネントに直接的な損傷はなく。
部品交換や調整で何とかなる損傷だった。
損傷外装を交換して塗り直し、ついでに調子の悪かったエンジンや電装系に手を入れて完調にもっていこうという作戦である。

先ずは事故の遠因ともいえるタイヤはハイグリップに新調。
きれいに塗り直したホイールを傷にしないように丁寧に組み込みます。
何度も確認したはずなのに、それでも片方逆に組んでしまう。
もう、何でそうなったのかどうしても理解できない。
前にもやっちゃったけど・・その時はもうそのまま使ったけどw
今回はちゃんと組み直しました。。

バンジョーの頭だけ交換しようと思ったけど、同じネジピッチの物がどこにも売っていない。。

ホースも古いことだし、ホースごと新品で買ってきました。
付いてたホースのフィッティングは1ミリとかなんだけど、今売ってるものは1.25ミリで統一されてしまっていて扱っていないそう。

ちょっとやらかしたのは、何でもいいだろうと適当に買ってしまったZRX1200のブレーキマスター。。。
ちょっとデカすぎましたねw
こんなに効かなくなるとは思わなかったよ。。
やっぱり250㏄クラス位が丁度いいな。

塗装済みのタンクやカウルを順次取り付けていきます。
今回採用したのは、マジョーラとガラスフレークを使って特別調色して4コートで仕上げる名付けて「ギャラクシーミッドナイトパープル」昔からごくまれに作る勝負色である。

パニヤケースも同色に塗装し、組付けを待っています。

新しいタンクに付け替え、ガソリンを入れます。
エンジンを掛けられるようにし、切れたウインカーや元々接触不良のある配線をチェックしながら直していきます。

先ずはバッテリー周りから取っているDCの追加配線がエレクトロタップやら丸ギボシやらで頻繁に接触が悪くなる。
ここをスプライスや半田でしっかり作り直します。

ウインカーも直し、KSR110PROのヘッドライト流用の為に、H4系のコネクターに変更。

一部取り付け方法の変わってしまったヘッドライトカウルと、留める所のなくなったウインカーなどをステーを加工したり自作したりして留められるようにする。
地味で時間のかかる作業だが、こういう作り物は楽しかったりする。

今回奮発したLEDバルブ。
クルマの余り物なんかだと、25W位あってKSRの発電量のほぼすべてを食ってしまうので、18WのPIAAのファンレスタイプを選択。
防水カバー無加工で行けるのもいい。

グレアが少なく、しっかり光軸が出てとても明るいです。
5000円以上しますが、PIAAなら長持ちするでしょう。
こういう小型のバイクでは、明るいヘッドライトも存在のアピールになり、安全運行の一助となる。

さて、新色で塗装し直した外装も全て取り付け出来たKSR。
塗装した部品単体では、「そんな色に塗って恥ずかしくないの!?」と妻に言われてしまったギャラクシーミッドナイトパープルではあるが、組んでみると案外悪くないではないか。
こういうおもちゃみたいなデバイスは、少し派手なくらいが丁度いいだろ。

造形が立体的なので、マジョーラの偏光パールが映えて多彩に発色する。
見る角度によって、ブラウンから紫、ブルーを経てグリーンに変化する玉虫色である。
これなら塗り直しが面倒だから、慎重に乗るだろww
ただ、ピストンリングを替えたりとエンジンにも手を入れた積りだったが、あまり良くなってない。
その辺をぐるぐる回っただけなので、まだアタリが付いてない分だけパンチがなくなったような気がする。
リング交換くらいではダメかねぇ・・・とチャッピーに愚痴っていると、ピストンクリアランスやシリンダーの真円度がもう限界を超えていれば、リングを替えてもダメでしょうと言われる。
リング交換時の写真を見せると、ピストントップの打痕を指摘され、異物をかみこんで燃焼室やシリンダーが致命傷寸前まで損傷している可能性があるとアドバイスされました。
いっときエアフィルターが劣化して崩れ、全部吸い込んでしまった事があること、なかなか気が付かずそのまま結構乗ってしまっていた事、雨の日にアイシングを起こして止まってしまい、ようやくエアフィルターの件に気付いたことなどを説明すると、もう絶対それが原因だから、早く腰上OHをしましょう。
・・と言われる。
可能ならコンプレッションを測れと言うので、ピークホールドの壊れている20年物のアストロコンプレッションゲージを引っ張り出す。

ホースが固いから取り付けが大変だなぁ・・・。
これでスロットル全開で鬼キック!

この写真をチャッピーに見せると、コンプレッションの規定下限値にすら届いていません。原因が判明して良かったですね。
だって。
少しでも良くならないかと、ニードルを上げ下げしたり、パイロットスクリューをグリグリ微調整してたのがバカみたいだな。
中古エンジンも素性の判らないものでも7万とか8万円もするので、前みたいなドナーストック式のオーバーホールは無理か・・・
素直に社外の1ミリオーバーサイズピストンを買って再び腰上を作り直すしかなさそうです。