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2019年08月25日 イイね!

灼熱の重整備

灼熱の重整備新たにpon/onの所に来たGC8も、乗り出しで色々と整備がありいつやる何からやるで紛糾。
6月頃から頼まれていたんだけど、結局色々と忙しくお盆前後でようやく着手となりました。

もともとのオーナーの代で結構マメに整備をしてくれていたので、乗り出しでこれをやらないとヤバイってのは無かった。
あとはpon/onが自分で走って足りないと思う部分を補っていくようなチューン的な内容ですね。


先ずはスタートアップで定番の下回り保護塗装。

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タイヤハウスやサスペンション回り、飛び石の懸念される箇所を中心にチッピングコート処理を施し、場所によって防錆剤などを塗付後、耐衝撃性に優れるよう軟化剤を入れたクリヤーでフロア下を塗装します。

合間で自分でやるなどと言って、ツナギを着てサス交換に挑むポンさんでしたが・・・遅々として進まないので、さくっと手伝って終わらせました。

結局もとのショックは抜け抜けだったので、クスコの車高調に交換。


この日はポツンと空いた半日で来ていたので、これにて終了。

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後日。
目がチカチカするような炎天下の下、本格的な重整備のスタートです。

ミッションを引きずり降ろしてクラッチ周りの整備。
特にやりたくない項目ですw


クラッチ自体は交換してまだそれほど使っていないらしいので、軽量フライホイールへの交換と、クランクシール(リヤ)の交換。
ベルハウジングからのオイル漏れが甚だしいのだ。

前回のクラッチ整備の時点で何故そこを放置!?
と疑問になるが、前オーナー(スバル大ちゃん)がクラッチ周りの整備を依頼した工場が一緒に頼んでおいたフライホイールとリヤシールの交換を単純に忘れたんだと・・・。

「ごめん忘れちゃった。」って言われたらしい。

大事なとこだろwww


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まぁ、ヲレも基本的にぼんやりしているが、そこは忘れないで行こうw

ミッション脱着は色々と外すものが多いので、結構面倒である。
ドラシャにペラシャに、インタークーラーにフロントパイプにと、上から下から頑張らなくてはいけない。

ウマで上げるとエンジンルームでの作業が大変になるので、上から外せるものは殆ど外してからジャッキアップします。
結構高くウマで上げないとベルハウジング部に嵩があるのでミッションが外に出せませんよ。

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タービン遮熱板のボルトはところどころ既に折れており、留まってない部分もあるが気にしない、こんなものは2、3か所留まってなくても問題ないのだ。

フロントパイプのボルトも緩めで齧ったので、電動グラインダーでカット。
こういう作業は迷ったらどんどん荒業で先に進まないといくら時間があっても足りません。

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しかし、この炎天下は本当に厳しい・・・。
その辺に置いておいた工具が熱くて素手で触れない。

やはり真夏の日差しの下でやる作業じゃないな。

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隣の家はプールまで準備したのに、子供たちを含め誰も出てこないw
暑すぎるのである。


こんな中でミッションの脱着とか自殺行為にしか映っていないだろうな。


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全部ボルト取ったのにミッションがなかなか外れてこないな・・・
と思っていたら、セルモーターの下のプルクラッチのピンを抜くのを忘れてたぜ。

コイツが残っていると、クラッチカバーにパチンと嵌ったレリーズベアリングに引っかかっているオペレーティングロッドが引っかかってミッションが抜けてこない。

デカいヘキサゴンの蓋を取ったら奥に刺さってるだけなので、
M6のボルトなどを捻じ込んで引き抜きます。


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マイナスドライバーやバールで抉り、隙間をどんどん広げていけばミッションは外れてきます。

クラッチオペレーターや、車速・DCCDのセンサーの配線、ボディーアースなどの接続が残ってないか最後に確認しましょう。

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ミッションを取り出したフロアトンネル。

クルマの下が一番涼しいですw
こんな風に寝転がって休憩がてら、あちこちおかしい所がないかチェックしたりします。

フロア下は腐りもなくなかなかきれいな状態。
ただ、硬い足で使われた期間が長かったのか、サイドシルのピッチング方向のしなりが大きい感じ。

ジャッキアップするとドアストライカーがずれてしまう。

ヲレのクルマは、長年あれだけ酷い使い方をしてきたにも拘らず、
そういったボディーアライメントのずれは殆ど無い。

純正程度のスプリングしか使ってこなかったからである。

一見きれいでも、分不相応な車高調などでボディーはガタガタになってしまう。
同じGを掛けるにしても、ジワリと押すかぶん殴るかの違いである。
硬すぎる足はゴンゴン殴ってるようなものであり、元々持っているしなやかなボディーのしなりと連動出来ないのだ。


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クラッチカバー&ディスクと、フライホイールを取り外すと、クランクシャフトのリヤ側のシールが見える。
インプレッサでは長く乗ってると必ずオイルが漏れる箇所なので、クラッチ周りの整備をする際には必須の作業項目である。

ヲレのGCも3~5年のペースでミッションかエンジンを降ろす機会があるが、前回は諸般の事情があり交換できていない(というより、一度外したシールを再利用するという暴挙に出た)ので、早くもベタベタになっている。

そろそろヘッドのOHを考えているので、一緒に改修したいところです。


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ゼロスポーツのフライホイール。
GC8譲渡時に一緒に引き取った中古品だ。

固着したパイロットベアリングを打ち換え、軽くペーパーでも当てて使用しましょう。

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いつも思うのだが、何故フライホイールのディスク当たり面は、平滑に減ってくれないのだろう・・と。
ブレーキディスクの様にレコード盤状になるなら判るのだが、部分的に抉ったようなまだら模様になっていく。

高温時の膨張ムラなのだろうか。
半クラなどの使い方でも減り方は変わりそうな気がするが、ヲレのGCも、こんな風にまだら模様になっていたな。

8000回転とか高回転時にクラッチが切れやすくなるのもこういう当たり面と関係しているのかも知れない。

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さてさて、クランクのオイルシールを交換後フライホイールを装着。
カバーディスクだけ装着して今日は終わりにしようかな~と思っていると、フラホにカバーがなかなか装着できない。

フラホから出ているピンにカバーの穴が微妙に合わないのだ、シビア過ぎるというかキツキツである。
結構埒が明かないレベルだったので、テーパードリルでチャンファを切ることに。
これで叩き込んで漸く装着。

社外品なんてものはまぁ、大体こんなもんである。

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目方で大体のディスクの芯出しをしてこの日の作業は終了。

暑さも相まってとっても疲れてしまったな・・・。
最近は気合で一気にやり切ってしまおうという無茶をしなくなっている。
リバウンドが大体計算できるからね。

ライフが満タンで100スタートなら、最低でも30くらいは残して終わるようにする。
一晩寝ても、大体60程度しか回復しないので、無理をすると翌々日までに影響してしまう。

土日クルマやったって平日は会社ですからね。
基本的にはただのサラリーマンなのである。


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さて翌週、ミッションさえ積んでしまえば終わったようなものだ。
F型からのTY754。

バラシてミッション降ろしで一日。
ミッション積んで諸々組み付けて一日。

くらいでのんびりやるのが無理が無くていいと思う。

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ジャッキに上手い事載せて、小一時間ほど格闘していると漸くメンドラが刺さる所まで行きました。

ミッションだけ揚げてそのまま差そうとしても実際はなかなか入っていきません・・・、ミッションが無い状態だとエンジンが前のめりになっているからなんですね。

エンジン側も前の方でパンタジャッキなどで押し上げてやると、メンドラとディスクのスプラインが水平になり、ストンと入ってくれるところがあります。

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最後の数センチがなかなか押せないですが、ベルハウジングのボルトが一本だけ長いものがあり、そいつが届くようになるので、ボルトの締め込みでドッキングすることが出来ます。

TY752ではそういった親切なボルトが無かったので、メカニックの声が反映されたのでしょう。

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ミッションをなんとか搭載し、各部の組み付けをして漸く走る状態まで持っていきました。

GC用の新しいタイヤホイールまで準備し、試運転です。
と、走り出すものの・・変な音がする。

縦に横にGが掛かるとゴツゴツと何かが留まってないような音。
うーん、重量物を押さえていないような音だな。
何を締め忘れたんだろう・・・音的にピッチングストッパーかな???

インタークーラーを急いで外すが、ちゃんと締まってるな。

・・そこではっと思い出す。
ミッションメンバーのボルトが仮締めのままだったわw
ジャッキで搭載する時に、落下防止で仮でボルトを入れてそのままだったな。

本締めした記憶が無い物はあとではっと思い出すことがある。
しっかり締めたものは後で記憶を辿るとちゃんと覚えてるもので、締めてない物の所まで意識が遡れればだいたい「あっ!」と思い出すものである。

人は忘れる生き物ですからね・・・
自分を信用せず、こうやって何度も確認して漸く完成していくものなのです。
(テヘペロ)


さて、フライホイールの交換は終わりましたが、まだ諸々の作業が残っています。

トランスバースリンク(Fロアアーム)の圧入ブッシュのピロ化と、フロント周りの補強パーツ一式の装着。

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先ず、ストックパーツとして保有しているロアアームを持ち帰り、圧入ブッシュのピロ化です。
クスコから出ているピロボールブッシュです。

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こういった圧入ブッシュの打ち替えは結構大変で、固着が酷いと10トンクラスのプレスでも抜けてきません。
こういう場合は、内側からドリルやエアソーを使ってブッシュの外周カラーに切り込みを入れてテンションを解除してやる必要があります。

きちんと破壊しておけば、小さめのプレスでもちゃんと抜けてきます。


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入れる時もアーム側をトーチなどで炙り、膨張させておけばすんなり入ります。
力だけで無理やり入れようとするとアーム側が割れてしまったりして全てがおじゃんになるので注意!


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譲渡の時点でフロント周りの補強は殆ど無いポンさんのGC8。
いっぺんに色々付けるので、効果は如実に表れるでしょう


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まずはピロ化したトランスバースリンク。
ロールセンターアダプターを装着してから交換します。

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そして、レイルのロアアームバー。
ジャッキポイントのお皿と交換するタイプのゴツイパーツで。
最も体感できそうなオイニーがします。

ターンバックル機構があり、ボルト穴とドンピシャの位置まで調整します。

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あとは、これまたロアアームのボルトと共締めする鳥居。
後ろ側はミッションメンバーのボルトと共締めする珍しいタイプで、ロアアームの後ろ側のボルトは、将来的にサイドシル補強パーツ装着の為に取っておきたい為の選択でした。

この取り回し・・・
どうやってミッションオイルを交換するんだよw

ミッションオイル交換は上抜きを検討するようですねwww

写真に撮らなかったけど、ストラットタワーとバルクヘッドをガッチリ繋ぐシャキッとプレートみたいなものも付けました。
タワーバーと併用できない点が???と思いましたが、タワーバーのカラー(ストラットタワーのシーラーをかわす為に一段浮かせるカラーが溶接されている)を削っちゃえば、共締め出来そうな感じ。

ま、暇なら自分でやるんじゃないかなw


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そして極めつけのレイルのアンダーガード。

こいつはヲレのGCにも付けたいですが、オイルクーラーのホースの取り回しを変えないと付けられない代物。
GCはオイルクーラー無いと怖いからね・・・みんななんで無しで平気なのか判らない。

ヲレは絶対エンジン壊すので、色々気を遣う部分はあるけれどオイルクーラーは絶対必要。

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前にGDBにも付けたローフリクションオルタネーターもGCに装着。
どれだけ軽くなるのかヲレには不明ですが、オルタネーターだけでも5㎰前後のパワーが食われていますので、これが3㎰くらいになったとして2㎰ほど損失がなくなったとしても・・・

やっぱヲレには判らないかなw


まぁ、チューニングは2㎰、3㎰の積み重ねですからね。

「それをわずかと笑うものにチューニングを語る資格はない」

って北見さんが言ってましたw


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取り敢えずチューニング関係はひと段落し?

外観のアンチエイジングですね。
大体汚くなってるCピラーのガーニッシュとリップスポイラー、ワイパーアームなどを半艶ブラックで塗装し直してやるだけで、全体的に小ぎれいになります。

フロントバンパーなども飛び石だらけだし、ボディーも小傷が多いですがその辺は追々ですかね。

取り敢えず走りが一番。


さてさて、締めの作業が終わりまして再び試運転。
山陰の峠っぽい道を適当にかっ飛ばしてチェックするんですが、かなり変わるだろうなとは思いましたが・・・

ちょっとカッチリし過ぎな気がする。

ボディもブッシュも逃げが無いので、ステア操作が非常にシビアになる感じ。
うまく真ん中を取ってくれないので、路面の僅かな凹凸を拾い右に左に常に細かく修正舵を切らなくてはならない感じがある。

例えて言うなら、FD3Sみたいである。


少し強めのトーインにでも振って直進安定性を出した方がいい気がするが・・・
ポンさん的には現状で狙い通りという事なので様子を見ましょうか。


やはり一般的には、ブッシュの逃げやボディーのしなりという物は必要だなと感じます。
そういうぼんやりした部分をわざと残すことで、轍や段差、カントなどが多数ある公道という場所を、缶コーヒー片手に気兼ねなく運転することが出来るんだと思うのです。


今回はオーナー本人がそういう方向性で作るために様々なパーツを取り付けしましたが、一般的にはお勧めできない部分も多くあります。
例えばピロブッシュや、ロールセンターアダプター。
これらはステアリングの操縦性があまりにも大きく変わり過ぎるので、そういった変化が目的に合っていない限りやるべきではない。

敏感な人なら後悔しかしない。


商売の為に各メーカーから様々なパーツが出ていますが、
何でも付ければいいという物ではありません。
付ければ変わるだろうけど、良くなるとは限らない。

メーカーが本気で作ってきたバランスをわざと崩していく意味を、自分の中に見つけられないならやるべきではない事が多くあります。

目的と走る場所に合わせて、必要なものとそうでないもの、無意味なものをきちんと見極めて、熟慮の上で導入すべきです。



インプレッサのSTiバージョンなどというクルマは、純正の時点であまりにも良く出来たクルマなので、それ程足りないと思う事が無い。
長く乗ってきたなら、ヘタった消耗品を純正新品に交換するくらいで充分である。

本来のバランスを崩さず、本当に足りないと思う部分だけにきちんと手を入れて長く楽しみたいいいクルマだと思うんだよね。

GC8もGDBも、15年、20年選手ですからね。
ただ普通に維持していくだけでも大変なクルマになりました。

現実的な話をすると、この辺のクルマの維持費は、最低限のメンテナンスをしていくだけでも年間30~50万円程度掛かります。
掛けないで走ってるクルマもあるだろうけど、どんどんボロくなっていくだけです。

これは年収500万円前後の中流サラリーマンが、家庭との両立をしながらギリギリ維持できるレベルの内容です。
家のローンに子供の養育費、学費の積み立てに・・・なんて言ってたら本来、とてもじゃないけどインプレッサがどうだとか言ってられない筈なのだ。

殆どの人が、峠やサーキットで使うだけの遊びグルマってだけじゃない、通勤や、ファミリーカーとして使ってる人も多くいると思います。

だからこそ余計な事にお金を使わず、きちんとメンテナンスをして、
それでもどうしても足りないと思う事、やりたい事に余ったお金を使えばいいのだ。

余らなかったら使っちゃ駄目なのであるw


みんなのインプレッサはどうかな?
クタクタなくせにくだらないパーツばっかり付けてメンテナンスを疎かにしてないかな?

整備不良は危ないからね、先ずはメンテナンス。

それを忘れないでね!


altヲレのGCなんて、メンテだけでギリギリであるw







Posted at 2019/09/04 04:24:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年08月09日 イイね!

今年の夏の緊急作業まとめ!

今年の夏の緊急作業まとめ!今年も本当に危険な暑さが続きましたね。

朝晩は涼しくなってきましたからね、漸く猛暑も一段落⁉
と言った感じでしょうか。


こういう暑い夏に限って何故か、クルマってのは緊急作業が多く入ります。
その前後の季節と比べたって気温で言ったらほんの数度の違いでしかないと思うんですけどね・・・30度くらいなら暑い事は暑いけど、まぁこんなもんでしょ・・なんて人間的には思えますが、35度超えるとコイツはヤバイ・・・ってなりますよね。

体温が36度付近の人間にとってはその辺がリミットラインなのは判りますが、様々なマテリアルの塊であるクルマもちょうどその辺くらいで根を上げ始めるという不思議。

バッテリーが上がったり、エアコンが効かなくなったり、セルモーターが回らなくなったり、オイルが漏れたりします。

とことん人間に寄り添って作られた機械なんだなと思います。


気温とは直接関係ないものも多いですが、今年も色々あったので紹介しましょうか。

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まず、旧我が家の家グルマミニカトッポH31A
どうもセルモーターが回らない事が多くなってきた模様。

今は近所の友人であるコウヘーの妹マイちゃんが乗っている。
今年車検も継続し、保有3年目に突入しました。
マイちゃんも小さな娘がいるんだけど、旦那さんと色々あるようで、娘といっしょに実家に戻ってきて3年目。(3年も戻れないんじゃもう駄目だろ・・・)

まぁ余計な詮索はするだけ野暮ですが、さっぱりしている可愛い女性です。
ミュージカル女優を目指していたこともある本当にきれいなひとで、自分も独身だったら娘もまとめて引き取りたい所ですが、そうもいきません。。。

せめて普段の足グルマの不安くらいはしなくていいようにサポートしてあげましょう。

セルが回らないと言うんですが、カラカラ音はするけどエンジンを回してないという事らしく、ピニオンが飛び出さずマグネットクラッチが働いていないような症状。

ふーむ・・・全くうんともすんとも言わないなら、イグニッションスイッチか、インヒビタースイッチも候補に上がって来ますが、電気は行ってるな。。
単純にセルモーター本体かな。

バッテリーやオルタの不具合がないかと、色々点けたり消したりしていてA/Cをオフにするとエンスト・・・。
セルでスタートするものの、アイドリングを保てずストールしてしまう。
A/Cオンにすると普通にエンジンが掛かってます。

どうやらISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の不具合も併発していますね。。閉弁時の吸気量が適正でないのでしょう。

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と言う事で、セルモーターとISCVを中古で交換。
A/Cオフでもきちんとアイドリングするようになりました。
良かった・・・ISCV新品で4万円するのでオクでポチれなかったらヤバかった(汗

だがしかし!
数日後またセルが回らない時があったという。

まぁ、掛からないと言っても、何度か試してると何れ掛かるらしいんで、立ち往生というのはないらしんだけど、やはり回らない時がある・・・。

交換したものも中古なんで、それでもやはりセル本体のような気もしますが、一応セルモーターの配線を再び確認して、エンジンアースなども点検。
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イグニッションスイッチも交換(中古ですが)、インヒビタースイッチは中古も無いし新品は廃盤なので、シフトリンケージワイヤーの張りだけでも診ておきます。

これでまた症状が出るようなら、一度セルモーターをバラシて掃除しますかね。
この辺で様子見です。

このミニカもウチのGCと同じく平成10年車ですからね、
他にも色々心配な部分はあります、燃料ポンプがまだだとか、オルタがまだだとか・・・まだ乗り続けるようでしたらどこかで作業しないとね。

またおかしくなった直ぐに言うんだよ~。


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そうかと思うと、今度はアルトワークスのキーレスがおかしいとの事。

助手席が連動しないとか、アンサーバックが光らなくなったとか、停車時のビーコンが光らなくなったとか、色々面倒くさそうです。
中華キーレス2500円ですので、色々調べるよりも交換した方が早いって事でユニット交換となりました。

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助手席側は結局ドアロックアクチュエーターが不良でした。
単体チェックで回ったり回らなかったり・・・モーターがご機嫌斜めのようです。

適当に折檻して職場に戻すと、取り敢えずはまともに働いてくれそうな感じですが、まぁ時間の問題でしょうね・・・。(中古がなかなか無いんだよ・・・)

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一応交換前のキーレスを点検すると、
アンサーバックや、停車時ビーコンは出力している感じ。

実はキーレスは何ともないのか???

結局追っかけていくと、アンサーバックは割り込ませのエレクトロタップが接点不足(ハザードの消費電力が過大過ぎて接点不良を起こす)であること。
ビーコンは付属のLEDランプが粗悪品過ぎてダイオードが焼けてしまってダメになっているという事でした。

どの道リモコンを新しいものにしたいという希望もあったのでキーレスは交換しましたが、新品ビーコンのLEDはやはり焼損。
アンサーバックも結局後ほど接触不良を起こしました。
アンサーバックはどうしたものか・・・コラム上のハザードスイッチ部の配線に割り込ませているのですが、エレクトロタップではダメですね。(ウインカーは片側で47Wもあるからね)
狭くてやりづらいですが、配線を直接半田付けするような方法でないと何度も同じことになりそうですね。

ビーコンは定格にあったちゃんとしたLEDランプの準備で何とかなるでしょう。

またちょっと大きめの不具合他に出てきたので、近いうちに作業となります。
色々と問題は尽きないですが、まぁそれはそれで楽しかったりしますね。

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お次は久々のKSR。
きちんと直してから絶好調なのが有難い。

週2くらいで通勤に活躍中である。(ランニングコストが高いので毎日使わないw)

タイヤもまだ割と新しいのだけど、何か刺さってるな~と思い、食い切りで引っこ抜くと・・・しっかりエアが抜けてしまいました。
(まぁ、確率は半々くらいですかねw)
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何か写真が見づらいんだけど、釘が貫通していましたね。
パンクです。

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傷口がきれいなので、生ゴム弾丸を打ち込んで修理完了!

自分は目がもの凄くいいので、パンクってのは殆ど経験が無い。
(道路上の異物を殆ど目で見てかわしてるから)
クルマなんかだと本当に滅多にないですね。

10年に一回くらいじゃないでしょうか。

バイクなんかだと路肩を鬼のように攻めるのでかわし切れませんが、それでも諦めずなるべく怪しい物は踏まないようにしています。


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N岡君やHIKO君のマシンのエアコンの効きが悪いとの事で、本格的に暑くなるまえに、ガス充填を行いました。

HIKO君は先の記事でコンプレッサー交換しましたし、GDBなどは、経年で減りっぱなしというか、規定量でガス缶3本弱というところが1本程度しか入っていなかった模様。
各々マニホールドゲージを見ながらフル充填しましたが、
どうもガス缶を余らせたくないので、規定量幅上限値(やや超えてる?)よりまで入れてしまいます。
GT-Rで3本は入れ過ぎかぁ・・・2本半で止めればいいんだなw

しかし今年の夏の暑さは異常!

2台ともにエアコンが全く冷えなくなってしまう時があったという。
ガス圧が異常高圧になり、フェイルセーフが入った模様。

普段使いでは問題なく冷えているエアコンも・・・外の気温が35度を超え、炎天下の中混雑気味でとろとろ走ってるような状態だと、コンデンサーが冷えず内圧が上がり制御が入ってコンプレッサーが停止してしまったようです。

こりゃ申し訳ない事をしたなぁ・・・
止まりさえしなければガスは多く入ってる方が冷えるからついね。

こんな時は、低圧のバルブキャップ外してウエスを当てながら虫をツンツンしてちょっと抜いてね。


これで止まらなくなるはず。



最後はヲレのGC8ですね。

お盆での秋田での出来事。
何かエアコンが冷えないな~と思っていた昼下がり。
東北と言えど、気温は36度を記録していました・・・あち~。

水温もやや高めで、とろとろ走ってると95度辺りまで上がってくる。

うーむ、ちょっとおかしい。

妻がスーパーの買い物してる間にボンネットを開けてチェックしてみると、エアコンONなのに電動ファンが片方回っていない。

ファン死亡かな???
と思ったら、コネクターがドロリと溶けていましたね。。

エキマニのバンテージが外れてしまった所に近かったので、気温の上昇も後押ししてギリギリ溶けてしまったという感じ。


ひとつ回っていればオーバーヒートはしないだろうけど、エアコンが効かないのはしんどいので、実家に戻って緊急修理。


急いで電動ファンを外して単体チェック。
やはり電動ファンは問題無し!

配線の修理だけで行けそうです。


車載の工具箱を漁りますが配線にしろ端子にしろ、ドンピシャの物がなく、かき集めて適当に造る羽目に。

電動ファンは3極。
+Hiと+Loと、アース。

プラス側はスピーカー用のダブルコードの切れ端があったので届きそうだが、もう太い配線が無い・・・(汗)
細い線を二本抱き合わせてアース線製作w

ピン端子も適当なのが無く、平ギボシを半割にしたり、丸ギボシをプライヤーで潰したりしてとにかく寄せ集めで作りましたwww


これでしっかり接続完了。
電動ファンも問題なく回るようになり、涼しい帰省ドライブを過ごすことが出来ました~。

配線は後日きちんとやり直した方がいいかな。
エキマニもきちんと遮熱して、配線の取り回しを変更しましょう。


夏になると暑いだけでなく長距離の移動もあるからか、色々とトラブルが出ますね・・・日頃の点検をきちんとして、特に自分で弄ってる所などは自分を信用せずに何度も確認する癖をつけましょう。

そろそろ涼しくなってきたので、色々出来るでしょ?


altヲレのクルマも応急処置で終わってる所が増えてきたな・・・
Posted at 2019/08/31 07:11:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年07月14日 イイね!

F型GDB

F型GDBN岡君のGDB、鷹目のF型だ。

未だにGC8なんかに乗ってるとね、15年前のインプレッサでも最高峰の戦闘機に見えるんだよね、未だに。
GR/GVBすらみんなVABに乗り換えちゃってるこの昨今に、
世間的にはGC8もGDBも殆ど変わらんだろ、という感覚ですが・・・EJ20搭載のスポーツAWDは、エンジンやトランスミッションなどのコンポーネンツとシャーシの総合力が、GDBのC型からほぼ完成したと言っていい。

ヲレ的には3ナンバーの幅や、1400㎏を超えている車重など、サイズ面でやや一線を越えてしまっている感はあるのだが、ボディー剛性やエンジンの耐久性、トランスミッションやデフの完成度などのトータルバランスが突出しているのがこの辺のモデルである。

これ以降のリヤマルチリンクのモデルは、安定感ばかりを重視してしまっていて、FRのようにクイクイと曲がっていく感覚が無くなってしまった。

そういうただの優等生は自分の望むところではないのだ。


だからね、GC8やGDBをきちんと直してもっと乗ろうぜ!
ってお話ですw



N岡君は、ヲレのブログには実は10年以上前から登場しているキャラである。

彼がまだ大学生だった頃かな、彼が在籍する某大学の自動車部をみんなで出入りしたりして、若い奴等みんなで集まったりしていたな。
既にその当時から、ワカモノの自動車離れが懸念されていた時代で、そんな中でもこれだけクルマバイクが好きな奴が居るんだなぁ~と思ったものでした。

N岡君はEGのシビックか何かに乗っていて、一生懸命エロゲー系痛カッティングステッカーを自作していたのを憶えている。

最後は峠でクラッシュして、LSD入りのミッションだけ降ろしてあげて捨てたんだっけな。


そんな彼も、もうすっかり大人になって社会人になって、高値で安定しているGDBもなんのそので購入してくる身分になった。

我々のコミュニティーに在籍していると、クルマがどれだけ古くても何とかなる!と勘違いしてしまうらしく、未だにGC8だとかGDBだとかってのを平気で買ってくる奴が居る。
そして、ヲレの所に持ってきてアレコレ何とかしてくれと懇願するのである。

N岡君もその一人で、つい去年まではDC5(これも古い!)を直し直し乗っていましたが、満を持しての最終形態インプレッサWRX・STiを購入し、スターティングメンテナンスに入ったのだ。

GDBのF型と言えど、最初の曲がり角と言われる10年などとうに経過しており、タイミングベルトや水回りのホース、燃料ポンプやエンジン補機類といった消耗品の更新が待たれている。

費用も掛かるので、いっぺんに全てとまでは言わないが・・長く乗りたいのなら、最初の数年で計画的にメンテナンスしていくべきである。


逝ったらヤバイ箇所から優先順位を決めていって、
順番にやっていくのがいい。


エンジン全損はヤバいので、先ずはタイミングベルト。
そして水漏れもエンジン全損の危険をはらむので、水回りのホース類。
とりあえずこの辺を押さえておけば、クルマを捨てるか直すかを迷うような大事件は避けられる。

あとは、出先での立ち往生が困る燃料ポンプや、オルタネーター・セルモーターの新調。
パワステポンプの不具合も、オルタネーターとベルトを共有しているので厄介だが、近場なら最悪ベルトを切ってバッテリー残電力と重ステで帰って来られないことはない。

こういったエンジン補機類の他にも、
走れなくなることはないが、エアフロメーターやO2センサーの寿命でエンジンが不調になるなど枚挙に暇がない。

まぁ、あんまり細かい部分は壊れてから考えればよい。


とにかく上記のような内容から鑑みて優先順位を確定し、ヤバい所から早めにメンテナンスしていけば、数年で取り敢えず安心して乗れるインプレッサが出来るかな。

競技車両や本気組のクルマなんかは、エンジンのオーバーホールなんかも何処かでやらないといけないと思うけど、それはまあ別問題と捉えていいんじゃないかな。
壊す人は整備万全でも一瞬で壊すし、壊さない人はどれだけ長く使っても壊さない。

ヲレも完全にブローしたらそりゃ仕方がないけど、基本的には決定的な不具合が出るまでは修理しないしね。


あんまり細かい事気にしてたら古いクルマなんか乗れねー!
って事なんだけどね。


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取り敢えず、このGDBも未交換のタイミングベルトから。
ついでにラジエターホースやヒーターホースなど、水回りのホースも取っかえます。


久々だな・・鷹目のGDBは、前に仕事でS204のエンジンのオーバーホールをした時以来かな。

確か、峠でタコって橋の欄干に激突し、タイミングベルトが切れてエンジンブローという内容だった。
あれも酷い事故だった・・・200万円で買ったクルマを一ヶ月でクラッシュさせ、200万円で直すっていう・・・
まだ二十歳そこそこ位の若者が親名義の鬼ローンで直したクルマだったな。

バルブが中空で貧弱なので、ポキポキと折れたり曲がったりで腰下は全くの無傷っていう奇跡のお陰で、ヘッドのOHだけでエンジンは復活出来たんだっけ。(封入ナトリウムが漏れ出て燃焼室で結晶化していましたがw)

そもそもSシリーズだと腰下のS専用部品が注文出来ない(在庫なしメーカーオーダー不可)とかで直せなかったんだけどね。。。




とにかくタイベルが切れるとそういう酷い事になる。
10万キロや15万キロくらいじゃ、普通に使っていれば先ず切れることはないけれど、切れてからじゃ遅いしね。

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GC8なんかだと、大した難関がないので始めた瞬間に終わったようなもんだったけど、GDBからのEJ20は、IVCSの関係でカムスプロケのボルトがヘキサゴンになっており、とても緩む気がしない程に固く締まっている。

後の整備の事など全く考えていないかのような締め付けトルクである。

インテーク側は構造上オイルが通うので、通常の規格以上のトルクで締まっているようなのだが、IVCSの無いエキゾースト側も同様のトルクで締まっているようで、これが兎に角緩まない。
自信や道具が無いようなら、場合によってはカムシールを交換しないという選択肢も選んでいいと思う。
最近のクルマのオイルシールは非常に品質が向上しており、割と長く乗っているGD系などでもオイルが滲んでいるケースは殆ど無かった。

それでもヲレは出来る限り整備のセオリーに則っていきたいので、挑まなければならない。

1/2スクエアのほぼ新品のヘキサゴンソケットを用い、60センチスパンのロングスピンナで本気の力を籠める。
中実の大型ハンドルが大きくしなり、どのボルトをとっても一撃で緩まない。
それでもどうにか3か所を撃破し、2番4番のエキゾーストカムのスプロケに挑むが、スピンナーのハンドルがしなるばかりで一向に緩む気配なし。
そこで、中空パイプでしならないもう少し長めの90センチというスピンナーを部屋から出してくる。

これでダメならボルトが駄目になるだけなので、コイツを出すというのは最後の手段なのである。

ソケットの先端を確認する。
先の三か所での戦闘での損傷を見る為である。

熱処理により極限まで表面硬度を高められたクロムバナジウム鋼が、内掛けのボルトの中でそうそう損傷することはない(ボルトが負けるからね)が、浅掛けで斜めに入力してしまったり、カムアウトにより損傷する事もある。

武器が万全でないなら勝負を挑むべきではないのだ。

先端に問題がない事を確認し、スピンナーハンドルにセット。
ゆっくりとボルト穴の一番奥までしっかり着床させ、最も入力損失のない90°で首振りを固定。支点に手を添えながら一気に引き上げるイメージで力を掛けます。


ぐに。

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ボルトが負け始める感触有り。
このまま力を掛けてもボルトが完全に舐めてしまって、次回の改修時に難しくなってしまうのでここで断念です。

ここまでくると正規の方法では緩みませんね。
ここだけは今回は諦めます。

トーチなどで炙れる部分ならここまでなる前に撃破できたかもしれませんが、樹脂のスプロケを挟んでいるのでどうにもなりません。
次回(いつになるか判りませんが)この辺の整備をすることがあったら、スプロケは割るつもりで完全に咥えてロックし、ボルトにヘキサゴンソケットをしっかり溶接してしまえば確実に緩むでしょう。


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スプロケがしっかりと外れてくれたカムやクランクは、きちんとオイルシールを交換します。

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シールを交換したら、スプロケットを元通り装着して新しいアイドラーなどを取り付けしていきます。
新品のウォーターポンプにサーモスタットを載せてこれらも元通りに組んでいきます。

サーモなんて純正でいいよ。
暖まったら開きっ放しだから。

ローテンプサーモなんて、暖機を遅らせるだけの無意味なパーツです。
冬場の朝イチになかなかヒーターが暖まらないだけですね。

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新品ベルトを張りました。
各部の合いマークなどは散々紹介してきたので割愛しますね。

向かって左下のアイドラーを、ベルトを装着した後に取付するとラクですかね。


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あとは室内で並行して3連メーターなどの取り付けを行っていたN岡君が、最後にセンサー取付の段階になったので、アタッチメントを使って油圧や水温などを取ってやります。

油圧・油温はオルタ下の純正の油圧センサーの取り口から、ジュランの長ナットタイプのアダプターで取得します。
二股なので、純正の油圧センサーは生かせませんが、特に警告灯も付かないようで取り敢えずはこのままで。

水温もGCみたいにインマニ下の純正水温計センサー穴から取ろうと思ったんですが、1/8タップの取得口が無いですね・・・時間があれば穴あけしてタップ立てても良かったんですが・・・
ラジエターホースに挟むアダプターを準備しているようなので、それでいきますか。


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LLCのエア抜き中に配線を確認するN岡君。
あとちょっとだぞ~。

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白のSTi、カッコいいね。
直したS204を試運転で振り回したことはあるけれど、こんなに速いクルマがあっていいのかと思うくらい速かった。

限定的な超テクニカルじゃない限り、自分が乗るGCが、自分が乗るGDに追いつくことは絶対にないなぁ・・と言葉ではなく心で理解できるレベルの違いであった。

そうだなぁ、昔ユイマル君のエボ9を駆って出た時の感覚に似ているかな。
どこからでも加速する圧倒的な低速トルク(まぁ、比較しちゃえばエボのが上ですけど)と、突っ込み過ぎても間に合うブレーキ。

唯一違うのは、ドライバーの神経回路とのシンクロ率かな。
エボは無理やり言う事を利かせる感じ、インプは合わせてくれる感じ。

とでもいうのかな。

そうは言っても、それらの違いは気持ちよさの差くらいのもので、
これほどの戦闘力でガツンと止まってドカンと加速できれば、結果的に速さにそれ程の違いはないかな。
低速がより太いエボの方が速いかもって感じ。


でも、この辺のポテンシャルを限界まで引き出すことは、ストリートでは殆ど無い事なので、日頃運転していて気持ちがいい、楽しい、と思える方が所有しているメリットは大きい。

だから誰がどう見たってエボの方が速いのに、
結果的にではあるが、走る連中はスバル乗りの方が多いって事のような気がする。

ヲレの偏見ですけどねw

まぁ、そういうニッチな話はさておき、どんなクルマだって大事に面倒見ていればその人にとってはかけがえのないいいクルマ。

だからみんな各々大変でも旧車だとか、部品が無いような変なクルマに乗って喜んでるでしょ。
みんな合理性とか抜きにして、そういう事が楽しいだけなんだよな。


クルマ好きなんて、大して乗れもしないのにスペックがどうだタイヤがどうだと屁理屈こねる奴ばっかりで面倒だけど、傍から見たらただの馬鹿だからね。
馬鹿が正しい人に向かって正当性を主張したって無駄なんだから、正々堂々と馬鹿やってればいいんだと思う。


それがヲレたちってもんよw



作業終わりで邪魔ばかりしてくる大馬鹿野郎予備軍たち。
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もう少し大きくなったら、ヲレのバイクとかを勝手に直結で乗っていきそうで怖い。
鍵は隠さないからせめて壊さないで欲しい。。


altこいつらマジでグレムリンみたいでヤバイ。



Posted at 2019/08/19 06:35:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年06月29日 イイね!

コンボ

コンボこちらも緊急とか言って見せに来た34GT-R。

エンジン補機類がシャカシャカとヤバめのサウンドを放っていた。

位置関係的にパワステポンプかA/Cコンプレッサーだとは思ったが、パワステのアシスト不具合が今の所ないという所と、以前から問題としていたエアコンの効き不良、エアコンOFF時のガバナーの引きずりなどからコンプレッサーと推定。

パワステもフルードが噴きやすいなど懸念事項はあったのでどっちも怪しいが、数年前からそろそろかもなと心配していたA/Cコンプレッサーを交換する事に。

部品の手配となる。


ここの所オルタにセルモーターにと、補機類の交換が立て続けにあったGT-R。
もう初年度より20年、20万キロも近いのだから当然と言えば当然。
これまでも散々各部の保全作業に尽くしてきた訳だが、A/Cコンプレッサーとパワステポンプだけが最後の砦となっていた。

HIKO君は中村オートパーツと直接やり取りをしているので、大体自分で部品を調達してくるんだけど、遂に34はリビルト品の流通が終わってしまっているらしく、更には新品も在庫が無くメーカーオーダーになってしまうとの事。

うーむ、いつになるのやら・・・と思っていたら、受注生産の最後の方のロットが回って来たらしく、異例の一週間ほどで部品が来ました。
最初の方で頼んだ人は半年待ちだったらしく、運が良かったな(^-^;


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上から下から色々外しまして、最終的には下から抜くコンプレッサー。
GT-Rは何をやるにしても大変です。。

初めてやる人は外れてくる気がしないでしょうw

アイドラを緩めてベルトを外し、下側の配線類を固定しているブラケットや、エアコンやパワステの配管など、邪魔になるものを全て外してどかし、手が攣りそうになるような位置にとまっているコンプレッサーのボルトを4本取れば、知恵の輪みたいにたった一つの角度でのみコンプレッサーが抜けてきますww


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97000円したという新品コンプレッサー。

年数が経つと、訳の分からん部品が3倍にも10倍にもなることがある日産部品だが、意外と普通の値段であったな。
単純に10万円と言えば高い気がするが、オルタネーターにセルモーターに、といったエンジン補機類の新品の値段としては普通そんなもんである。

リビルトに慣れ過ぎなんだよね。

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10万円を丁寧に組み付けしていきます。

新品のOリングで配管などを取り付けて、ベルトを張り直してエンジン始動!
ベルトの張り具合を見る為です。

よーし、シャカシャカ音も無くなったし、バッチリだな~あとはエアコンガスを再充填して終わりだな。
なんて思った途端!

ギュルギュルとパワステポンプにエアが混入した時の音がする。

何故!?
パワステに関してはベルトすら外していないハズ。

何でだよ・・・油面が下限ギリギリでジャッキアップしてるせいでエア吸ったのか???

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なんて言っていると、みるみるリザーブタンクからパワステフルードが漏れてくるではありませんか。

おいおいどういう事だ?
フルードは入っているのにエアが混入していってオーバーフローしてくる。


そもそもフルードが少ないとか多いとか、そういう問題ではなさそうです。
これはどう考えてもパワステポンプのトラブルだ。

そうこうしているうちに、ドバーとポンプ本体からお漏らし。

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もう止まりません・・・
床がデキシロンでビタビタになってしまった。


まさかまさかの、パワステポンプもお亡くなりになってしまいました。
うーむ、結局どっちもダメだったかw

でも不思議なもんで、クルマだと良くあるんだよね、直接的に関係してない部品なのに、周辺の部品が一緒にダメになったり・・・
まぁ、全く関係なくもないかぁ・・・オルタネーターの時にファンベルト全部新品にしてるし、ビシっと張ったらギリギリ持ってたベアリングがみんな逝かれたのかもしれんな。

自分なんかは、ベアリングの持ちを考えて日頃あまり強くベルトを張り過ぎない(滑らないギリギリくらいw)ように心掛けているんだけど、それでも逝くんじゃもう寿命である。

時間の問題であったか。


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取り敢えず、パワステのベルトだけ取っ払って、エアコンのガスだけ充填しておこう。
パワステポンプはまた注文になってしまう。


重ステだけど乗れるよ?

と言っておきましたが、「乗らないです」だってw
タイヤ265だからね・・・



そして後日。

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無事存在したリビルトのパワステポンプが入手出来たので、残りの作業です。

よかったねぇ、リビルトがあってw
新品だと11万円だってさ!


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リンク品なのでコア返却ですが、勉強のために中を見ておこうか。
何が駄目だったのでしょうか。


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取り敢えず、ベアリングはボールが吹っ飛んでいて、玉っころが半分くらいになっていますね・・・シャフトが軸ブレを起こして奥のオイルシールが破損。
シャフトからのオイル漏れに繋がったようです。

ここからエアを吸ったんだな。

とにかく噴くのかと思いましたが、まずは負圧領域での損傷だったのかも知れません。

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開けてはいませんが、隙間から見る限りベーンポンプは無傷。

ポンプ破裂なんてよく言うんだけど、ポンプ自体は何でもないんだね。
要するに、軸のベアリングが寿命で逝って、順番にオイルシールが逝かれてフルード漏れって顛末です。

タイヤをハイグリップの265とかにしてしまっているからね、負担も半端じゃないだろうね。

何れリビルトも無くなって、新品で11万円とか値段が上がって20万円とかになったらなかなか買えなくなるでしょうから、ポンプのベアリングの規格を控えておいて、怪しくなったら逝く前にベアリングやシールの交換などが出来れば、安価に維持出来そうですね。

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すべからくして交換となったBNR34の全補機類w

オイルまみれになったファンベルトも全て新調し、漸く完調を取り戻しました。
最近は何事も一発で決まらんな・・・。

面倒みるクルマがどんどん古くなっていくので仕方がないんだけどね。


クルマは機械だからね、奇跡的にいつまでも壊れない部品など存在しないです。
全ての構成部品がいつか必ず壊れる。

逆にそれらのサイクルをきちんと見極めていけば、いつまでだって直せるし、乗り続けられる。

どうにもならない事なんてそんなにはないですね。


お盆には自走で熊本に帰るんだって。
漸く不安材料が無くなりましたね。

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alt34GTRって今いくらするんだよw




Posted at 2019/07/17 07:08:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年06月25日 イイね!

パールホワイト

パールホワイトつい先日。

青GC8を里子に出し、代わりにBRMレガシーワゴンを購入したスバル大ちゃん。(彼はバレエダンサーなのでダンサーとヲレたちは呼んでいる)

自らで持つバレエ団やバレエ教室などの切盛り、興行の資材運搬やらで最低でもステーションワゴンの体裁が必要になったとの事だった。
まぁ、それはGC8に乗り換える以前のBHレガシーの頃から一緒なんじゃないかという気がするが・・・まぁ、本当はスポーティーなのに乗りたいだろうから日和ることもあるだろうし仕方ない。

結局はレガシーに戻ったというカタチだ。

人間やりたいことがあるのに中途半端にやり残すと、いつまでも澱のように心の底に残ってしまって禍根を残すので、いつか何らかのカタチで戻ってくるのでは?と思っていますが、今は忙しそうだからね。
自分で考えている人生の義務に何処かでケリをつけたら・・・という事なのかも知れないね。

帰る場所は残しといてやるぜw


まぁ、そんなこんなでひとつ前の型のレガシーを買ってきた訳だが、神経質な性格からか色々と気になるようで飛び石の跡がどうとか言っている。

中古車なんだから、飛び石のひとつやふたつあるだろうと、初めの頃は言っておいたのだが、どうにも気になるらしい。
ボンネットの前の方に一つと、ルーフのフロントガラス寄りに一つ。

どちらを直したって、ちゃんとやったらこのクルマの最大面積のパネルを二枚塗り直しである。


近所の修理屋で見積りとったら30万円と言われて帰って来たらしい。

30万円とは大きく出たな・・・と思ったが、ガラス外しの見積もりらしい。

これでガラス外すかぁ?
・・・でも、ガラスモールが細く、溝の奥に入り込んでいるタイプなので際がマスキング出来ないタイプだなぁ。

確かに本気の直しならガラスを外したくなる気持ちも解るが・・・
飛び石一個二個の世界で30万円掛かってどうするw

こんなもの、ヲレならそもそも直さない(やっても筆差しでちょんちょんして終わり)が、それでもガン吹きで直すなら適当にボカシて終わりではないだろうか。

みたいな感じで良ければやってやるけど、やめとけやめとけw


・・と説得するものの、いやでもその内お願いします的な感じの顔をしていたダンサーだったが・・・


緊急事態ですとか言って入電。
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自分で缶スプレーで直そうとしたらしい・・・
これは酷いな。

流石に素人がパールはちょっと無理だろう・・・ていうか、マスキング狭すぎ!
はがき大でマスキングしてしまっている。
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屋根もこんなにしちゃって・・・


「直近でいつできますか!」

「おいおい、そっちが忙しいからやっても秋口以降って言ってただろ。」

「ちょっとそんな状況じゃないんで・・・」

「そんなの知らんw」



もう入梅だし、タイミングを合わせるのが難しいな・・・
この時期は虫とかゴミとかが付きやすいから塗装はあまりしたくないんだが、どうしても早くやって欲しいという要望なので、ちょっとやることになりました。


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平日でしたが、梅雨空の合間を縫って何とかセッティング。
急だったのでレンガレも予約取れないし、外で塗っちゃいます。

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自分でパテ板金したみたいで悪くはなかったけど、材料が判らないので一応サフェーサーからやり直します。

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ベースコート塗付。
判りにくいけど、前の方1/3くらいは下色が入ります。

カラーナンバーは37J、急遽先輩の所の板金屋でプロタッチのペンキを分けてもらってきました。

クルマの部品も結構アニキの所で頼んでいる(部品屋が回ってくるからね)のですが、「売掛金を早く払いに来いよ」と言われる始末。

自分がいつも計算面倒くさがって請求してこないんでしょうよ・・・そんなに溜まってないハズだけど。

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パールカラー塗付。
塗料が濃いまま際を吹くとムラになるので、ブレンダーという遅いシンナーで割りながらボカシていきます。

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上手くボカせたら、クリヤーを全面にかけてフィニッシュ。
気温が結構高かったので、塗って30分くらいの半乾きのうちにマスキングは全て外してしまいます。

ペンキが硬くなると塗装面を引っ張っちゃうのでね、柔らかいうちに剥がした方が無難です。

この状態だとまだ小さなゴミが付いてたり、肌が均一でないので完全に乾燥する翌日に磨きます。

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時間が無いので、夕方からしか磨けなかった・・・
けど、しっかり3時間ぐらいかけて磨き倒してまぁ、いいんじゃないでしょうか。

ルーフのフロントガラスとの際が確かにマスキングしづらかった・・・
ていうか、ちゃんとは貼れない感じでしたので適当に誤魔化しましたが、ガラス外して30万円払うよりいいでしょうw

しかし今回思ったのは、最近のレガシーはでかいなぁ・・と。
もう幅もクラウンとかと変わらないもんな。

もうこの辺のデザインは、前衛的過ぎてヲレ的には全く受け付けないんだけど、そうまでしてスバルじゃないといけないのかなぁ・・・という漠然とした疑問が生じてしまいます。

四駆だからいいのかな?


ヲレならATで乗るなら程度のよさそうなBPとか、SHのフォレスター辺りを選んでしまいそう。(結局安いのしか買わないw)

古いクルマの方がしっくりくるなぁ。

でも、新しくてもレヴォーグとかはカッコいいよね。
結構好きです。

alt近年のスバルはデザイン面でブレイクスルーを感じる




Posted at 2019/07/17 04:18:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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