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2023年03月26日 イイね!

集中工事月間

集中工事月間車検も通したし、スタッドレスも勿体ないんでさっさとタイヤを夏用に戻し、足回りもカヤバの夏用に戻しました。
去年は戻さなかったスタビライザーもクスコに戻して、がっちり夏用のサスペンションになりました。
今期は、廃盤になる前にGC用の車高調でも買っておこうかなと思いましたが、エンジンの方が限界なので、そっちが先だな・・・。
予算分配の難しい所です。

ベースの腰下やヘッドは既にあるので、足りない子部品を揃えるだけですが、ピストンが交換になるかどうか、面研をしっかりやるか否か・・・によって費用が全然変わってくるので悩みどころですね。

何だかんだ金は掛けられねえからなぁ・・・。

安く遊べないんだったらクルマなんか要らねえって考えなんで、またどうせソコソコで機能回復すればいいやみたいな感じでしょうねw


エンジンもそろそろやらないといけないんだけど、まだちょいちょい気になる所があるので、潰していきます。
車検前整備のセンサー類の交換などで全開時失火症候群は根治したようですが、下に潜った際にボディーの腐食を発見していました。


錆でグズグズになっていたので突くと穴が開きましたw
「何だよコイツふざけんな!」とアルミテープで塞いで誤魔化していましたが、やっぱり直さないとね・・・。

15年くらい前かな・・・。

ずいぶん昔ですが、クネと雪山で遊んでいた時にフルカウンターで大きく膨らみながら立ち上がる時に雪の中に15センチ大くらいの石があったらしく、ロッカーパネルを大きく凹まして帰ってきたことがあった。

ロッカーパネルは袋状で裏から叩けないので、ワッシャー溶着機などを駆使して引っ張り、パテ付けで直したという経緯がある。
その時の記事がどこかにあるけど、探すの面倒くさいですw

補修のセオリーとしては特に珍しくないですし、その辺の板金屋に頼んでも同様の修理でしょう。
ただ、袋状で裏側の処理が出来ない部位な為、溶着や溶接で直すと焼けた所から錆が発生しやすいという側面がある。
10~15年で廃車にするような一般的なクルマの一生であれば、それほど気にするような事ではありませんが、ウチのGCのように25年目を迎えてなおまだ先があるようなクルマの場合はどうしてもこういう結果に辿り付いてしまいます。

ヲレだってこんなに乗る事になるとは思ってなかったしな!


初年度から25年のインプレッサWRXが無事故で補修歴無しってなかなか難しいですし、GC8であれば多くのマシンが似たような状況ではないかなと思います。

まぁ、兎に角・・・トヨタやBMWならまだしも、古いスバルだとかマツダだとかは工業製品としてはあらゆる面で二流であり、自動車メーカーとしてはベンチャー企業のような頃のクルマなので、整備性が悪いとか、鉄板の素材が悪いとか、防錆や塗装が良くないとか、長く乗っていると様々な問題点が露呈してきます。

兎に角鉄板が良くないなと殊に感じます。
軽く作るために高張力鋼板を使っている事や環境配慮の為に鉛や六価クロムを使った処理が出来なくなった事もあるかと思います。

高張力鋼板は薄い鉄板に複雑に折り目を入れることで剛性を出す技術ですが、腐食しにくくするために鋼などの合金を混ぜると硬くなってしまい成型が難しくなりますので、不純物の少ない生の鉄が使われます。
塗装やパーカー処理などで耐腐食性を持たせてはいますが、傷が入ったり補修歴などがあると一気に腐ってしまうなどの側面があります。
ちょうどGCのインプレッサ辺りから使われ始めたんですよね。

鉄板も塗装も環境の為にどんどん悪くなってしまったというのが本当の所です。

それでも業界には加工がしやすく腐食もしにくい「いい材料」というものはあるもので、それらはメーカー間での争奪戦になる訳ですが、結局メーカーの規模や看板で取り分が決まってきます。
一流メーカーに一番いい物が行き、残り物を二流メーカーで取り合う訳です。

最終的には同じようにカタチになっているクルマですが、素材の段階からヒエラルキーに基づく取捨選択や熾烈な調達戦の末にようやく作られているのだという事実が隠されています。

まぁ、こういうメーカーのしがらみみたいなインサイドの理由もある訳ですが、
クルマはトヨタがいいなぁ、と事あるごとにヲレが呟いてしまうのはこういう側面があるからですかね。

まぁ、グズグズ言ったって、初代インプレッサに20年近くも乗ってるのは自分な訳で・・・。

新車からぶつけずに動態保存出来ていればこんな事もないかと思いますが、しっかり走ってきたんでね、ヲレだって一度や二度軽く引っ掛ける事はありますよ。

潰さなかっただけ立派だなと思っていますww


直した時の記事があったw
結構酷かったんだな・・・。

何やってんだか。




錆を残すと再び腐ってくるので、結構大きく切り取りました。
サイドシル後端部はほぼほぼ削り取ってしまったので、アルミ板金で製作。
リベットとエポキシパテで固定し、再構成します。
数枚のアルミ板金を貼り合わせる事になりましたが、最後のパッチを貼り付ける前に、サイドシル内部に亜鉛コート系のジンクスプレーという物を目一杯吹き込んでおきます。
再び錆が発生しそうになっても、犠牲陽極という置換作用により食い止めてくれるという塗料です。
大きく穴が開いたことで逆にしっかり施工することが出来ましたね。


こっち側のサイドシルは昔、Bピラーの交換までしているので溶接の繋ぎ目があるんだよね。助手席側のスカッフの所も錆が浮いていたので、一緒に直します。
ここも、溶接せずにアルミ板パッチをエポキシパテで接着。

最後に表面はポリパテで再成型して外観を整えます。


ここまでくれば、あとはサーフェイサーを入れて本塗装するだけ。
殆どサイドスカートで隠れてしまいますが、見えない所でもしっかりやっておかないと後で泣きを見るものです。


マスキングをして塗装。
区切れる所が無いのでぼかしの範囲を考えて養生します。


助手席側は板金の範囲がそこまで広がらなかったので、サイドスカートのフロント側を外さずに塗っちゃいました。

フロアの下側の補修箇所は、ボディーシーラーなどでしっかり防水をしたのち、チッピングコートなどを塗布して処理してあります。
これだけやっておけば、ボディーの方は当分は大丈夫かな?
定期的にこういう作業が発生するって言うのは、旧車の領域ですね。
レストアだよレストア。


さて、あとは暮れから運用を停止していたDCCD。

数年前にトランスファー内での断線リークが原因でメインハーネスが損傷したのか?DCCDを直しても純正回路が復帰しない。
ヒューズなのかな?と思ったが、それらしいヒューズの溶断もなかったので、ハーネスを追跡するしかないのだが、トランスミッションに貼り付いているハーネスはミッションが降りている時にしか確認出来そうも無いので、次回ミッション整備時まで追求を保留。
面倒なのでコントローラーハーネスを自作して、別経由でDCCDを使えるようにしていたんだけど、時間もないなか家にあるもので適当に作ったので、かなりやっつけな内容だった。
でもちゃんと使えてたんだよ。

ある時キーを抜いても電源が切れていない事に気付いたんだよね。
おかしいな、キーオン作動のリレーを入れてる筈なのに点きっ放し。
調べてみると、リレーのマグネットが貼り付いて死んでました。

工具箱にあった捨てるアメ車とかから剥ぎ取った純正系リレーだったと思うけど、アメ車ってのはこんなものまで壊れるんだなぁ・・・。


奮発して信頼性抜群のエーモン製リレー(ヲレにとっては高級品ですw)を買ってきてハーネスをちゃんと作り直しました。


無事復旧。
ちゃんと電源が切れる様になりましたww

これだけちゃんと作ったら、純正ハーネスのトラブルシュートが済んでも元の回路に戻さなくてもいいかな。
実際こっちの方が使いやすいんだよね、純正のインジケーターは6段階位しかないけど、こっちのコントローラーは100%表示で細かく調整できるし、ツマミも回しやすい。

使えればなんでもいいよ~。

alt桜は満開ですが天気悪いな~
Posted at 2023/03/27 06:20:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2023年03月02日 イイね!

10回目

10回目子供の小学校での音楽発表会があるので休みを取っていた木曜日。
発表会は午後からなので、午前中にGCの車検に行ってきました。

点検整備は去年の暮れから嫌という程しているので、ヤバイ点はナシ。
スタッドレスタイヤの標準ホイールで、ショックもノーマル、マフラーもGDBノーマルなので、ほぼ完全ノーマルの体です。

強いて言うなら排気系がシムスのタコ足、メタル触媒、不明中間パイプという位です・・排気漏れなどなくしっかり取り付けられていれば問題ないでしょう。
DCCDも、今は自作ハーネスのリレーが死んでいるので不作動ですが、マルチコースの前後輪等速ローラーなら車速も測れる筈です。(DCCD不作動だとターマックギヤになってしまい、不等速ローラーだと車速が測れない)


今年も多摩です。
平日中日の午前中という事もあってか、割と空いていました。
快晴で暖かかった~、20℃くらいになったのかな?

久々の青空に心が落ち着きます。

小学校の音楽会が勝手に午前中だと思っていたヲレは、検査の予約を午後の3ラウンドで取ってしまっていたんですが、普通に2ラウンドで入りますw
その日の予約を取ってさえいれば、何ラウンドで受験しようとも文句を言われることはありません。

ただ、別日での予約だと結構怒られます。(当たり前だろ)

一発で決めて昼前には帰りたいので、ちゃんとテスター屋で光軸とサイドスリップを見てもらって臨みます。
書類も面倒なので、近所の代書屋さんで自賠の継続と一緒にお願いしちゃう(代書など千円弱ですので。)ので、陸事では重量税と検査の印紙を買うだけで、もう書類提出。
直ぐに検査ラインです。

重量税は18年超なので二割増しの¥38.300-なのが痛いです・・・
検査印紙¥1.700-と併せてジャスト¥40.000-の領収書。
それでも今年は自賠責が安いので、テスター費用入れても合計¥65.000-でおつりが来ましたね。
古いとは言っても所詮は1.5トン未満の2000㏄です。



前がショップ持ち込みのGVB、その前にはSJのフォレスターが居ました。

羽根が無くてもデカく見えるな~GVB。
後ろから見たらレガシィとかと変わらんな。。

実際乗ると速いしいいクルマだけどね・・・
日本車全般に言える事だけど、10年落ちとか、ちょっと前のモデルが一番古臭く見えるのってなんでだろうね。
型落ち感が凄いっていうか・・・
現行モデルと比較されやすいからなのかな・・・新しい割に値段も一番落ち着いてるし。
GVB/GRBというのは逆に狙い目なのかも知れない。


GC8くらい古くなると逆に同列で見られない孤高のモデルになってしまった。
10年くらい前は30万円くらいのゴミみたいな扱いだったのに。
Vリミテッドとかの限定モデルで200~300万円当たり前、クーペのタイプRが400万円超え、(あのw)S201が500~900万円とか異常なプライスが付けられていて、22Bに至ってはスーパーカーのような値段が付けられない状態になってしまっている。

イニシャルDなどの漫画やアメリカ25年ルール(右ハンドル禁止のアメリカにおけるクラシックカー化によるアメリカへの輸入解禁)の影響もあるのかも知れないが、ちょっと異常である。



入口での排ガス測定は無事クリア。
やはり社外のメタル触媒ですので、数値はやや高めに出てしまいます。
待ち時間の長いアイドリングで触媒は冷え切っているので、一応検査前にやや空ぶかし(3千回転程度で10秒間ほど)して暖めてやると大分数値が落ち着きます。
この10秒、すごく長く感じるんですが・・・スカイラインGT-Rなどは純正でさえこれをやらないと落ちることがある。

ディーゼル用の黒煙測定エリアで空ぶかししているので、何か勘違いしているんじゃないか・・・という目で見られるのがやや面倒です。

一台前のGVインプがヘッドライト光軸で落としてやがるw
小さいショップあたりだと光軸の機械なんか持ってないんだから、素直にテスター屋で合わせて行けばいいのに、意地でも自力で通そうという風潮がある。
光軸だけなら500円とか1000円位でやってくれるのに、それをケチって3回チャレンジ枠で何とか調整し切ろうとする。

昔居たクルマ屋でそんな事もしてたけど・・・店が暇ならそれでもいいけどさ、結局時間の方が勿体ない気がするよ。



ヲレはちゃんとハロゲンに戻して米山自動車で調整してもらったので、光軸は一発で合格。
サイドスリップは無調整でOKでした。


ただ、今回は珍しく下回り検査でピットの検査員が出てきて触媒の事を言ってきた。


「あの~、この触媒って純正ですか?何かいろいろ巻いてある奴。」

「多分な。遮熱板が無かったからアルミ板で自作してあるけどな!」

「ああそうなんですね判りました!」


とか何とかグレーな言い回しで、社外品としての追求を回避。
シムスは特に銘板も無いし、サードに比べるとやや細身。
全体を耐熱塗料で黒塗りにしてしまっているし、触媒部やタービン接続部は耐熱バンテージや自作遮熱板を巻いてしまっています。

もう外観は何だか判らない状態。
遮熱板を撤去してしまった純正触媒に手を加えた物と、社外品の区別はもはや付けられないでしょうね。
排ガス測定には合格しているし、追求を諦めたという所でしょうか。



若干駆け引きはありましたが、無事継続検査は合格。


毎回、細かいグレーゾーンでの駆け引きが数か所存在するので、車検を他所に依頼できないというのがある。(触媒の排ガス試験証明書が無いとか、ホーンボタンがステアリングに無いとか、バケットシートの背中のカバーを付けてないとか、幾らでも準備出来そうなものばかりですがw)
厳しい指定工場では通せなさそうだし、スタンドの兄ちゃんがやるユーザー車検じゃ、、通検出来ない可能性がある。

結局自分で通すのが一番速いw


今回笑ったのが、車検証がめちゃくちゃちっこくなっとる!
これなら自賠のパケ袋に入るだろww
プライバシー保護の観点からか住所の記載なども無く、最小限の情報量となっておりました。
最近は紙やハンコを無くそうという事で、きちんと払ってあれば納税証明とかも準備の必要が無いし、何でもオンラインで確認出来る様になりましたね。

昔は、慣れてないとあれが無いとかこれを忘れたとかで、結局その日受験できなかったり・・・
平気で一日無駄になったりした。
そういう馬鹿馬鹿しい失敗をしなくて済むようになったのはとてもいい事ですね。

その内紙自体がなくなって、免許証とかマイナンバーカードとかに統合されるんじゃないだろうか。

なりそうだな~。


今回は空いてた事もあるけれど、ラインに並んだ時間を含めても50分居なかったかな?最短だったかも。
暖かかったしとても楽でした。


この間の部品交換の結果が見たくて、
行き帰りの道中で、ちょっと人目を盗んでフルアクセルを踏んでずどんと加速してみたりしましたが、失火したような息継ぎ症状は一切出ませんでした。

どうも直っていた模様。
スロットルと一緒に替えたスロポジセンサーなのか、イグナイター&パワトラだったのか、一遍にやったせいで判らない・・・。

ま、同様の症状の際にはこれのどれかだと思っていればいいか。



無事家路に着き、小学校での音楽会へ向かいましたとさ。

altでも午後寒かった・・・。
Posted at 2023/03/02 23:05:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2023年02月19日 イイね!

車検が近い

車検が近いヲレのGC8。
来月頭に車検なので、点検を兼ねて気になる所を整備しておかないと。

今は田舎に帰るのと休日出勤の足くらいにしか使っていないので、距離は伸びなくなりましたが、オドメーターも25万キロになりますし、初年度登録からも25年になりますね。
スバル車は、他メーカーほど乗りっ放しでは行けない事を鑑みると、25年前のインプレッサなんてネオクラ通り越してクラシックカーだと思っていないと乗り続けることは出来ません。

生産が終了した部品も多く、無い部品は流用したり自分で作ったりする覚悟がないなら手を出さない方がいいようなクルマになってきました。

GC8インプレッサ。
良いクルマだとは思うんだけどね、今の狂ったような相場を押してまで買うようなクルマだとはちょっと思わない。
GDBやGRBより高いなんてどうかしているよね。

みんな好きだから綺麗にして乗り続けてはいるけど、本当の完調を維持できている人はかなり少ないんじゃないかな?と思います。


自分のGCもだんだんトラブルの完封が難しくなってきましたね。
ちょこちょこ気になる所が出てきています。
時間が無いというか、あまり自分のクルマに掛かりっきりに出来なくなった事もありますが、このマシンは10年おきくらいに大きな節目がありまして、ちょうど今がその節目といった感じですね。
エンジンがもう限界です。
オイルは食うわガスケットは抜けるわ、やっと走ってる感じ。
ロケットダッシュで被り気味になる症状も、色々センサーとか替えたりはしていますが、多分エンジン主機が駄目なだけだろうと思っています。
今年は自分のエンジンを作り直さないとね。

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ブレーキから軽い引き摺り音が出始めたのでフロントだけですが、パッドもローターも交換します。
10年使ってレコード盤のようになったブレーキローター。
前回換えたのいつだろうと思って調べたらホントに10年前だったw

あと10年マジに行けるな!とか言っててもう10年経ってしまったわwww

怖っ!


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キャリパーピストン固着でパッドが一か所だけ摩耗し過ぎてしまい、フロントのアウト側のみディクセルの中古が入っていたフロントブレーキ。

内側のエンドレスのMX72がグズグズに崩れています。
これはMX72に限った事ではなく、メタルが入っていて高温域をカバーしてるような社外パッドだと最後は使い切る前に崩れてしまう事が多いです。
厚みが無くなると、自己の摩擦熱で崩壊してしまうみたいです。
外側のディクセルES辺りのただのノンアスだとそういう事にはなりませんけど・・・全然止まらない。

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10年ぶりなのに2枚6000円みたいな安いローターを奢りますw
これにメーカー名がついて1万円だろうが、2万円だろうが、性能は変わらないんだよね。

焼き入れが入っていて高耐久だとか、スリットだドリルドだってのを選んだって逆に止まらなくなるし・・・これで充分です。

ただ、塗装も何もないので、制動面以外の部分を軽く耐熱スプレーで塗装しておきました。

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リヤはまだ全然山があるので、前回に引き続きMX72を続投。
パッドは7年ぶりか・・・持ってるなぁ。

いまはMX72プラスというのがありますが、従来モデルで充分。(少し安いので)


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キャリパーやマスターシリンダーも割とオーバーホールしたばかりだし、ブレーキに関しては当分安心かな。


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あとは、年末の帰省前整備で交換していたエアフロですが、交換した物の方が調子が悪かった為、街乗りで息継ぎ症状が出るようになった。
ガクンガクンとこんなんじゃ乗れないって感じだったので、どうせまた半田が割れてんだろ・・・という事でバラしてチェックするとビンゴ。
半田で修理しておきました。
交換前に付いていた物は、昔に基盤修理済の物でしたが、こちらも怪しかったので再修理しておきました。
これは前中期エアフロ特有のトラブルですので、後期のF/G型だと交換しかないようですね。

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定番の、カプラー接続の裏側の3極ブリッジの半田が割れるんですが、すっかり割れて離れていてくれれば判りやすいんですけど、ちょっと亀裂が入ってるだけで見た目には判らないものもありますが・・・よく確認するとやっぱり割れてます。
割れてない所もしっかり付け直しておきました。



あとはスロットルボディASSYやらエンジンの制御に関わっている小部品をストック品と入れ替えます。
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交換するスロットルボディは、大昔にリビルトベースで買ったエンジンに付いていた物。
EJ20Kは中古で2,3基買っているのでこういうちょっとした補機類や小部品のストックが結構あるんです。
邪魔だなぁ・・と思っていながらもちゃんと取っておけば、長く乗ってると必ず出番が来ますね。

こういうの大事。

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長く使っていればバタフライの隙間も増えてきますのでISCVでのアイドリング制御との連携も崩れてきます。
怪しいスロポジも一緒に交換できるので一石二鳥。

ただ、交換時にクーラントの通ったホースの抜き差しがあるんですが、全く水が出て来なかった。
最近はヘッドガスケットが抜けてしまっているせいか、排気が冷却水に混入してしまうので、いくらエア抜きをしても意味が無い感じです。
エアリークがあるのは高負荷を掛けた時だけのようですが、ある程度走って加圧キャップを開けると、タンク半分が気体になってしまっています。

スロットルもISCVも一番高い位置にあるのでね、エア溜まりが出来てしまっているんですね。

スロットルはオフで完全全閉なので、水が通っていてもチョークは関係せず、寒冷地でのアイシング防止かとは思いますが、ISCVはサーモワックスによるアイドルアップがあるので、水回りにエアが噛むとアイドリング制御に支障が出そうですね。

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外したスロットルは正真正銘25万キロ使用した部品、スロポジも同様です。
スロットルバタフライは空に翳すと、新月のように光が漏れていました。

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あとはこれらの部品を交換。
イグニッションコイルにパワートランジスタ、あとは絶対圧センサーとインマニ間に入ってるソレノイドバルブ(大気圧/絶対圧切り替え)も交換します。
これも中古のストック品ですが、今付いている物よりも遥かに距離の少ないものばかり。

過給圧デューティコントロールソレノイドと、絶対圧センサーは交換済みなので、この辺を換えておけばエアクリーナーボックス裏の補機類団地は全部交換となります。

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そういえば、割と最近、デューティコントロールソレノイドの配管が間違っている(タービン⇔アクチュエーター間のホースが逆)事に気付き是正しましたが、構造的に変わらないだろうと思っていたら、ブーストの掛かり方が全然違う事が判りました。

逆付けだと1.1キロ位までしかブーストが掛からず、後付けのメカニカルコックで開弁を遅らせることでブーストを上げていましたが、直した後はコック無しでも普通に1.3キロまで掛かりましたね・・・。
単に三又構造がフリーになるだけだと思っていましたが、逆だとどうも減圧し過ぎるようです。

逆でいい訳ないかww

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毎回足元に潜り込んでカプラーを繋ぐのがそろそろ億劫になってきたので、スイッチ式にしたダイアグカプラー。
ヒューズの所の小物入れにトグルスイッチを付けてあります。
左のひとつだけONでリードメモリー。
両方ONでDチェックモードとなります。

Dチェックモード実行後、各機器に不具合が無ければリードメモリーの履歴消去となります。

試運転がてらDチェック実行。
※やりかたはネットに死ぬほど出てるので割愛しますね。

ジルコニア素子の活性が甘かったのかエンジンを回し過ぎたのか(2~3千回転で約2分以上とあります)判りませんが、#31のO2センサーが消えません。
もう一度イチからやり直し。
回し過ぎないように普通に近所をぐるりと走ると、履歴はすべて消えてチェックランプは単発の明滅となりました。

やはり旧いスロットルの隙間はかなり大きかったみたいで、交換後はアイドリングの回転数がだいぶ下がりましたのでISCVで微調整。



その辺で出来る範囲の急な加減速を繰り返してみましたが、今のところバババッという失火症状は確認されず。
ただまぁ、夏タイヤ履いて思いっきりブーストを掛けてみないと何とも言えないかな。

とにかく困るような不具合は今のところ無い状況。



ドライブシャフトやステアリングラックのブーツ、スタビリンクやナックルジョイント、タイロッドエンドのブーツなどの破れが無い事などを確認、マフラーはノーマル(GDBB用)、タイヤは標準ホイールのスタッドレスタイヤですので、車検で引っ掛かるような所はありませんね。


取り敢えずこのままの状態で来週には継続検査です。


altもうヲレの所で10回目の車検です。
Posted at 2023/02/25 19:30:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2022年12月29日 イイね!

GC8の冬支度

GC8の冬支度毎年毎年暮れは忙しくなるんで、自分のクルマは後回し。
最後の最後に溜め込んだ作業を消化する感じになりますね。

ホントGC8位になると半年間何もないって事がないんでね、軽い奴は放っておくんだけど無くなりはしないんで、走らなくならない程度の案件をまとめていっぺんにやるパターンばっかり。

交換待ちの部品ばっかりなんだよヲレの部屋。


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取り敢えず、クネのGDBと共に恒例となった季節ごとのサス交換。
スタッドレスタイヤと併せて純正の赤ショックに取り換えます。
雪山仕様だね。

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昨シーズン卸したばかりのナンカンですが、ちょっとタイヤに加工をしました。

クネがね、この間のタイヤ交換の時にスタッドレスのブロックをバツバツ切ってたんだよね。
一つのブロックを真ん中で根元まで縦半分に切る。
大きいブロックの上でサイプだけが路面を撫でているような動きだったのを、土台のブロックも細かくしてぐにゃぐにゃ動かそうという発想。

なるほど~アリかもな・・・という事でヲレも装着前にバツバツ切ってみました。

ヲレはズルいんでね、クネがこの仕様で一発行ってからそのレポート次第で決めようと待ってたんだけど、案外良かったようだ。
雪上に関しては、単騎で出動してるので比較対象が無い分良く判らないという事だったが、特にネガを感じなかったという。
ただ、ターマックでぐにゃぐにゃする感じにはなったというので、我々がこれまで熱愛してきたESSN-1の感触に近づいたのではないかという感想。


そうそう、そういうのを待ってたんだよ。


ターマック性能をないがしろにしてでも雪上性能を要求している私たちにとっては、ESSN-1の頃のタイヤのケース剛性の無さというのが、最大の利点であった。
ぐにゃぐにゃとたわむタイヤが、つかみどころのない氷雪をマルチに掴んでくれる。
だが、新作のAW-1は剛性を上げてターマックや氷上性能に振ってしまった為に凡庸なそこら辺のスタッドレスタイヤと同じになってしまった事が残念だったのだ。

あのぐにゃぐにゃ感をまた再現できるのでは。


1セット10万円を超えるブリザックを1シーズンで切り刻む気にはとてもならないが、1本8000円なら卸したてでも何の躊躇もなくイケますw

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ヲレは敢えて全部切らず、市松模様の如くブロック一つ飛ばしで加工。
潰れるブロックと潰れないブロックを作り、仮想のシーランド変更を想定します。

これで良くなったら面白いナ。


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雪道を走る人、滅多にショック交換をしない人などに勧めるのが、ストラットのボルトやハブボルトなどへのカッパーグリスの塗付。
マフラーのボルトなんかにもいいよ。

錆びて固着しやすい箇所なので、この対策を講じていれば殆どの場合は大丈夫です。

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サス・タイヤ交換も終わったし、色々溜め込んでる子部品を換えて行こうかなと思っていると、駐車場の床になにやら不審な煤のあと。

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おいおい、またお前かい!

4~5年前に雪山で爆音事件を起こした中間パイプが再び腐ってました。
中古の良品で交換したんだけどね・・・再塗装処理をしてから装着したんだけど、中から腐ってくるんでダメですね。
パイプってのは板を丸めて溶接で繋いで作るんでね、その継ぎ目がどうしても腐ってしまう。
いくら外側を塗装しても内側は塗装出来ないんでね、スチールだと腐ってしまいますね。

純正は消耗品ですね。


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取り敢えずマフラーごと摘出。

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長年使ったSTIマフラーも満身創痍ですね。

何度もぶつけて乗り上げ、タイコの根元からもげそうになったのを溶接で繋いで使ってました。
まだ全然車検にも通りますww


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次々と出てくるストック部品。
長く乗ってるとね、どんなストック部品でもいつかきちんと出番が出てくる。

ステンレスのストレート中間パイプとSTIマフラー(外したのと同じ物です)
誰かにもらったのをずっと保管してました。
このマフラーはうるさ過ぎて需要が無いのか中古でも安いんだけど、ちゃんと車検にも通るんだよね。

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めちゃくちゃきれいなマフラーだったな!
もう車高下げて乗る事は無いんで、ボコボコにはならんだろ。

と・・思ってたら、走ってみると結構なビビり音がする。
そういえば貰う時にちょっと異音がします見たいなことを言われたような気がする。
中でパンチングパイプか消音板の溶接が割れてビビってるんだろうな・・・

これは切開して修理しないとちょっとみっともないか。

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元のクソマフラーに戻すのも何だし車検もあるので、GDBの純正マフラーを付けときました。
エキマニ、フロントパイプ、中間パイプと全部変わってるので、リヤピースが純正でも大して静かじゃないって言うwww


整備初日はクリスマス当日。
午前中のみの作業だけと決めていたんで撤収。

あとちょっとで終わるのに…と思っても、ちゃんと時間で終わらせる。
家族との関係を良好に保つには、こういう事がとても大切である。
クルマの事もね、自分では大事な事だと思ってはいても、実際はやってもやらなくてもいいような事が大半なのである。

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結局秋田帰省の前日に残りの作業。
これも、ちょっと気になっていた子部品の交換が大半である。

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フル加速時息継ぎ症状の改善候補として挙げていたセンサー類の交換。
先ずはO2センサー。

O2センサーは徐々に駄目になるケースが多いので可能性はある。
ただ、今付いている物はまだ5年位しか経ってないんだよね。

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ま、換えておきましょう。
22ミリのメガネで簡単交換です。

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あとは洗車後にだけだがノックセンサーのエラーが出る。
フードバルジからの水が掛かる位置にあるからね、濡れてる時だけリークしてるだけなんだと思うけど・・・。

これも社外品だと安いので買っておきました。

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本体に大きなクラックがありますね。
ここから水が入るとチェックランプが点灯するわけか。

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やや面倒な場所にあり、インタークーラーを外しても適当な工具がないと交換は困難ですね。

前中期GCで言うと、ちょうどISCVの真下のシリンダーブロック上にボルトで固定されてます。
真っすぐ狙えないので、首が振れるソケットがいいですね。


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あとは、10万キロ以上は使ったであろう燃料フィルターと、新車時から無交換の燃料ホース。

これらも気になっていたので交換。

どちらも純正部品を頼むと1万円近くする謎の高額商品ですが、ネットで同等品を1/3以下で購入します。
フィルターは3千円台でしたが、同等品というより同品でした。
ホースは大野ゴムの汎用品で、2mで3千円くらいでしたね。
これだけ余れば、タンク周りも交換できるな。


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もう一つ気になっていたのは、何故か復活したステアリングシャフトとフロントパイプの干渉音。
シムスのGC用フロントパイプがステアリングシャフトと普通に干渉するという逸品で、結構叩いて凹まし、それでも足りなくてシャフトのボルトの頭まで削るという苦労をして漸く取り付けたんだけど、5年の歳月を経て再び干渉するようになってしまった。
走ってGが掛かった時だけたまに当たるという程度なんだけど、一定のシチュエイションで必ずコツコツと干渉するので非常に気になっていた。

エンジンマウントがヘタって潰れてきたせいなんでしょうね。

ちょっと持ち上げてやれば当たらない感じだったので、即席でエンジンマウントとメンバーの間に挟むだけのシムを製作。

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1ミリ程度押し上げてやったら全く当たらなくなりました。

最後にエンジンオイルを15W-50で交換して、気になっていた喫緊の作業は終了。


3年ぶりの秋田帰省。
往復1200キロを無事走り切るにはそれなりの点検と準備は必要ですね。
もう25年前のクルマ。
もう25万キロも走っているクルマです。

エンジンオイルもかなり減るんでね、補充用のオイルも積んでおかなければ。
そんな感じでの帰省前整備でした。


alt秋田帰省記事につづく
Posted at 2023/01/11 01:50:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2022年12月11日 イイね!

足回り集中改修工事

足回り集中改修工事久々にポンさんのGC8。

ハブベアリングの交換と、フロントブレーキキャリパーのリペア、パーキングブレーキ機構のリフレッシュ。
あとは、オイル漏れの酷いステアリングギヤボックスの交換を頼まれました。

どうも足回りからの異音が気になっているらしく、ブレーキなのかハブなのか・・・というような音らしいんだけど、ヲレが乗ってもガチャガチャと積み荷だか仮付けの補強バーだか何だかが煩くて全く判らない。
日頃乗っているオーナーでないと判別できないような音なんだろうが、とにかく特定できないようで、虱潰しにやっていこうという事なのだろう。

ヲレの経験談だと、
ブレーキなんてものはパッドでも使い切らない限り、案外音を出すなんてことは無くて、異音と言えばその他の回転系であることが多かった。


クネGDBのハブベアリングのアウターシール外れによる擦過音とかは、なかなか攻略に時間が掛かったし、ヲレのGCでもドライブシャフトのCVジョイントの損傷による異音も真実に辿り着くまでに時間が掛かった。

これらはリジドラック上での無負荷運転では音がなかなか再現できず、構造をしっかり理解し、意識を潜行させていく事で何とか糸口を見つけ出すような作業だった。

ただ、何れにしてもヒントは回転周期で、タイヤと同一であるファイナルドライブと同期しているのか、その4倍近い速度で回転するプロペラシャフト系なのか、とかしっかり聞いていると判断できるものもある。
旋回Gが掛かっている側だけの異音ならハブだとか、舵を切っている最中だけならギヤボックスやステアリングシャフトだとか、イメージを展開させて原因を追究していく必要がある。

こういったピンポイントを絞っていく作業は、オーナーでないと難しい事が多く、十何年も所有し、毎日運転しているオーナーでもなかなか判断が難しい事も多い。

まぁ、どの道GC8のウィークポイントであるハブやらギヤボックスやらは何れやらないといけない所なんでね、その辺やってそれで何か判ればいいんだけど。

という感じ。


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まずはハブとかブレーキ周りだね。

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何回やったか判らないスバルPCD100ナックルのオーバーホール。

ヲレも峠に通ってる頃は3年持たなかったイメージである。
まあまあ使ったあと、ジムカーナとかやると一発で終わる軟弱なベアリングである。
ターマックでドリフトするとすぐ駄目になるんだよな。

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このベアリングの打ち替え頻度が余りに多いので、自分でプレス機を持つ必要が出てきたんだっけ。

昔は手で叩いて抜いて、叩いて押し込んでってやってたなぁ。
出来ない事も無いんだよ。
大ハンマーで叩けば瞬間的に何十トンってインパクトになるからね。
しっかりした台座や治具があれば叩きでも出来ますが、プレスなんてもう2~3万円で買えるんでね。

苦労するのがアホらしいw

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ブレーキも、色々あってフロントのキャリパーのOHになりました。

ナックル組み付け時にGDB純正のタイバーを付けたいというので、ついでに組み付けようとしていたんだけど、ネジが入っては行くんだけどどうも重い。
寸法的には付くんだけど、ネジピッチだけが違ったんだね。

付くはずだと言うんで頑張ってたんだけど、どうにもおかしい。
ピッチ違いも僅かだしネジ山がアルミなもんだから締めてくとどんどん入って行っちゃう訳。
気が付けばネジ山損傷で、なんでだろうと本来のボルトとタイバー用の長ボルトを見比べてみてようやくピッチ違いに気付くっていう・・・。
(純正住友M12PT1.25 GDBブレンボM12PT1.5)

ヲレもうっかりしてたな・・・。


気付いていればタイバー流用は諦めていた所ですが、ネジ山も傷めたことですし、掘り直してPT1.5でリコイル打って、しっかりタイバーを付けてしまおうという事になった訳です。

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リコイル付属のドリルとタップで下穴を作り直し、部屋の小型のボール盤で水平を出して垂直に掘り直します。

あとはハンドルでリコイルをクルクルっと捻じ込んで、捻じ込みに必要なタングと呼ばれる出っ張りを叩いて取ればネジ山の復元完成。
元のアルミのインゴットを掘っただけのネジ山よりも、遥かに高強度なネジ山が復元されます。
ネジ山トラブルが多いインプレッサの純正ブレンボキャリパーなどは、ネジ山をよくリコイルでやり直しましたね。


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やや動きが渋かったピストンも、リペアキットでオーバーホールして性能回復を図ります。

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何か最近ブレーキばっかりやってる気がするw


これらの作業により、GDB純正のタイバーは無事取り付け。
オーバーホールとパッドの新調、フルードの交換によってブレーキタッチはかなり改善したと思われる。

わざわざリコイルでピッチ変更してまで住友4ポッドにブレンボ用タイバーを流用した奴は他に居ないだろうな。
効果の程はヲレには判らないw

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あとはパーキングブレーキ周りのインナーシューやらホールドスプリングやら消耗品ぽい子部品を全交換して組み付け。
(インナーシューは鬼サイドを多用しない限り減ることがないので、必要なさそうですが達ての願いでしたので)

相変わらずシューホールドスプリングの組み付けは面倒ですな・・・
手が3本無いと厳しい感じの作業。
ポンさんに手伝ってもらって作業時間を短縮しました。

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あとはナックル裏側の小窓からインナーシューのイニシャル調整をしてハブやブレーキ周りの作業は完了。


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残りは、オイル駄々洩れだったステアリングラックをリビルトラックに交換します。

昔は幾らでもネット上に存在したリンク品も今は完全に絶滅しましたので、準備しておいた中古品をジャパンリビルトにて現物修理で依頼し、送ってから2~3週間ほどでリペアされて帰ってきました。
中古品も10万円程度で取引され、リビルトの依頼も4~5万円程度掛かります。
エライ費用だな・・・。

昔は2万円程度のリンク品を買って、ポンと取り換えて送り返すだけだったのに。。
GC8も気楽に維持できるクルマではなくなったって事ですね。

まぁ、高額なのはSTiRAに搭載のスーパークイック13:1のラックですので、標準的な15:1のラックであれば半値位でリペアできるみたい。


相場の高いものは足元を見られるって訳で、商売の基本ですね。。


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汚いギヤボックスだなぁw
オイル漏れだけならユニオンのOリングがカチカチになるからってだけなんだけどね。
タービンが近いせいで直ぐにパッキンが逝かれてオイル漏れが発生しますね。

ステアリングシャフトのユニバーサルジョイントを移植したら、リビルトラックを車体に取付します。

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簡単に書いていますけどコイツの脱着は結構鬼でして、本体の固定自体はメンバーの下からキャップで取付されているだけですが、パワステ配管2本のユニオンの付け外しがかなり厳しい。

とにかく手や工具が入らないので、薄口の小型スパナだとか首振りのフレアナットレンチだとかを駆使した上で奇跡が起きれば成功するレベルw
まぁ、外すだけなら何とかなるかも知れないが、取り付け難易度が高いですね。
手で触れない位置のユニオンナットを片口レンチの先っぽだけでネジ山の入り口に入れるだけでも難しいですね。

ナットが舐めたら続行は不可能。


毎回なんで成功したのか判らないような狐につままれた様な気持ちになりながら、何とか組み付けを終えますwww


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このクルマも、色々と取付した補強バーなどのせいで下回りの整備が困難になっています。
今回のラック交換も、ロアアームバーを撤去しなければ作業できませんでした。

変な鳥居みたいなのとかいっぱい付けちゃったから、ミッションとかも降ろすの大変そうだな・・・。


あとは結構ズレてしまったステアリングのセンターを、
ハンドル側で調整、一番センターに近いスプラインで差し直し、あとはタイロッドで微調整していきます。

大モンキー片手にその辺を走り回ってステアリングのドセンターを意識しながらトープラマイゼロからややトーイン辺りで調整しておきます。
ブレーキの当たりなんかもある程度付けたかったので、それなりにアクセルもブレーキも踏んでみたりしてみましたが・・・速いなこのクルマ。

っていうか、エンジンが凄く良いな。


ブーストを抑えてるせいかピークパワー自体は大したことないと思われるが、低回転の無過給でもトルクがあるので、アクセルの踏み返しで立ち遅れが殆ど無い。
大排気量NAぽいレスポンスがありますね。

しっかりブーストを掛けたらかなりパワーも出そうなエンジンになってますね。
凄い速いです。


ヲレのGCがかなり遅いんだなと判ってしまった・・・^^;

まぁ、もうOHしてから10万キロ以上使ってるエンジンなんで仕方がないですが、内部仕様の違いもかなりあるのではと思います。

何が一番効いてるんだろう・・・
ツインスクロールのGDBタービンだろうか、HKSのピストンや東名の軽量コンロッド?シムレスリフターだろうか・・・色々やったからな、全部の集大成なのかも知れないな。

ヲレのGCも次のエンジンをそろそろ作り始めます。
金額的にとても模倣は出来ないが、安く済む部類で出来る限りの事はやっていいエンジンを作ってみようと思う。

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altまだ乗るのかよ!
Posted at 2022/12/26 01:33:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ

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