
嫁さんの実家(秋田)への帰省前メンテナンス。
片道600kmとかなんで、半端な整備状態だとちょっとヤバイ。
溜め込んでいた心配な部分を、シラミ潰しにしてから出発するのが毎年のルールとなっている。
今回は先ず、この間の久々のお山で極端にヤバかった水温問題を解決する為、
久々に購入した新品ラジエターへの交換。
あとは、チャタリングがやばすぎて実家で何を言われるか判らないので、
柔らかめのデフオイルに交換していくことと、ガタつきの酷くなったシフトリンケージの改修。
ビリビリと共振が酷くなったエキマニの遮熱板の固定。
しょっちゅう切れるライセンス灯のLED化。
数年換えていないワイパーゴムの交換。
地味な所が多いけど、まとめてやると結構金が掛かるなぁ・・・。

先ずはラジエター。
8年前に導入した銅2層式ラジエターが殆ど機能していないと踏んだのだが・・・
ラジエターなんて、舟が樹脂のタイプでカシメ部分から水が漏ったりしない限り、ダメになるとか能力が落ちるという認識はあまりなかったんだけど、社外の銅のラジエターとかの耐久性とかに関しては良く判らない。
装着状態で隙間から覗く感じだと、コアが全体的に緑色の粉を噴いたような雰囲気になっていて、水漏れの痕なのか緑青なのか見分けがつかない。
とにかく水温が上がるし
(115度以上!)、明らかに煮沸してリザーバー側に噴いている。
ガスケット抜けの時のようなLLCの汚れや排気の匂いは無い。
(大体、GKT張替えてまだ3年位だし。)
ウォーターポンプやキャップ、サーモスタットは何度も確認しているが問題なし。
もうラジエターと、電動ファン位しか原因が思いつかない。

なんだこれ・・・
ただのゴミが装着されているwwwww
10年も使っていないのにこんなに腐るものだろうか・・・
銅だって錆とは違うけど腐食はするからね。
基本的に塗装が不十分なところからやはり酸化していくという事だろう。
あまり塗装が良くなかったのか、銅ラジエターの寿命なんてこんなもんなのかよく判らないけれど、
とにかくコイツは終わっている。。。
それだけは確認できた。

そして、今回導入のアルミ3層式52ミリ。
クソ分厚いw
・・・ここまで厚いと思わなかったな。。。
軽く後悔
ポン付け出来る自信が全くないです。
これはちょっと、頑張る感じになっちゃうな。

先ずは、第一メンバーに干渉して着床しない。
ここは、フレームにエアソーで切り込みを入れて、叩いて凹ませました。
ボディシーラーで防水して、チッピングコート処理。
なんのこれしき。

お次は案の定、ファンシュラウドとエンジンの干渉。
正確には、補機類ベルトやプーリー、ウォーターラインと競ります。
ううむ・・・想像以上にガッツリ当たるな。

仮付け状態で当たる部分にマーキングをして、逃げ加工します。
シュラウドの耳に切り込みを入れて、爪折り。
これで怪しいところで1センチはオフセット出来る。
ホントにギリギリだと、エンジンマウントがヘタった時に届きそうなんで、
ピッチングストッパーも引っ張り気味に留め直しておこう、これだけでもだいぶ逃げるでしょ。

イヤイヤ・・・なんとか入ったな。
クーラントも、全量で7Lくらい入った。
あとは
諸々の作業を済ませて、帰省前のメンテナンスは何とか片付いたな。
思ったより大変だった。。。
そして、水漏れその他のチェックも含めてちょっとガッツリ目の試運転。
コアが厚過ぎることから心配だった街乗り水温は、特に以前と変わらずで90度に届かない位。
速度が乗る幹線道路では、そこそこブーストを掛けても85度に届かず。
単独の峠道でそれなりに踏んでも、85度から動きませんでした。
LLCのリザーバーへの噴き返しも全く無くなった!
本気のガチ攻めはやってないけれど、以前ならこれでも110度近くになってたんで。
これはきちんと改善しましたね。
取り付けはちょっと大変だったけど、これはいい買い物をしたなぁ。
でも、やっつけ仕事に自信がない方は、
42ミリあたりでやめておく事をお勧め致します。
加工だらけで泣きを見ます。
買ったラジエターが良かったというよりは、付いてたラジエターがクソ過ぎただけなんだけどね。
Posted at 2015/08/18 04:09:59 | |
トラックバック(0) |
GC8メンテナンス | クルマ