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2019年04月06日 イイね!

試走

試走車高が高くなったヲレのGC8。
車高なんて5ミリ変わるだけで全然動きが違うのに、5センチ近く上げてしまったので、どんな動きになるか未知であった。

以前はへたり切ったダウンサスでベタベタ仕様だったので、セッティングもクソもあったもんじゃ無かったが、それでもダンパーで反応速度を変えたり、スタビライザーでロールを規制したりしてアンダーオーバーの微調整は出来た。


それでもさっさと底突きして、あとはタイヤのスライドコントロールだけすればいいという逆に判りやすい特性でもあった訳だが、元々AE86で鍛えてあるので逆に慣れっこな動きでもある。


だがしかし!
足がちゃんと動き、サスペンションがストロークしていく過程でタイヤをグリップさせていくという正当な動きがヲレの乗り方に合っていないという懸念がある。


ここのすり合わせが必要だ。


街乗りでは特に悪くないと思う。
歩道の段差や駐車時の輪止めを気にする必要が無いし、車高が高いわりにロール感も少ない。

限界は高そうに感じる。

まぁ、タイヤがもう終わってるので、ロールやピッチングをきちんと確認するのは難しいけど、全体的な動きを把握できれば方向性は見えるでしょ。

そんな訳で、暇そうにしているクネ太郎に声をかけて一発お山に行ってみました。

クネのGDBは、Sシリーズのバネを組んだオーリンズに、皮むきが終わった程度のハイグリップを履いているので、完璧な状態。


ペースを上げてきそうだな。


ヲレとクネのお山ランデブーは傍から見たらかなりDQNである。
運動会だってなかなかあんなに踏まない。

お互いを信頼しているからかも知れないが、ハッキリ言って容赦がない。

イケる時は本当の全開。
ダメなときは完全な白旗。
みたいな所に気兼ねが無いからかも知れない。


一丁行くかと走り出し、何しに来てるんだか解らないような激遅の編隊をパスした辺りでお決まりのGCエンジン不調www

ブーストが掛からない!

最初のフル加速時に、ブーストにハンチングがあるなと思った。
1.0キロを超えた辺りで針がぶるぶると震えている。

何だろう…アクチュエーターかソレノイドの故障かな。
それでも何回目かのフル加速で、「ブシャー!!!」とか言って明らかに何かが抜けた。

「パイプがすっぽ抜けたか?」

GDが先行だったが、変な所でGCがジリジリ後退していくのでクネが不穏を察知したようだった。

「おい、ブシャーとか言ってブーストが掛からなくなったぞ!」

「何だよまた壊れたか・・・どっか停まる?」

「おお、適当に入ってくれる?」



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バラバラと排気漏れしているようなアイドリングをしている。
エンジンが止まらないところを見ると、エキゾーストだな・・・。
ジャッキアップして、エキマニの当たりを確認する。

タービンサポートとかそのあたりの雰囲気だけど、シムスは一体形状だからなぁ。(厳密には差し込み分割ですが)

車載のマグライトが電池切れで、手元の明かりがスマホしか無いっていう中で、エキマニを下からチェックしていく。
漏れてる音源が近いんだが、どこなんだかよく判らない。

エキマニ割れだったらどのみち現地改修は不可能である。
クネ太郎に代わって下回りを見てもらう。

キーホルダーにぶら下げるような、アストロのレジとかに置いてある小さいLEDランプで照らして見ている。

「あ、だいちゃん!ここだよ、ここがすっぽ抜けてる。」

alt
集合部の差し込みを留めているプレートが1ヶ所破断して差し込みが抜けてしまっている。(割れにくいようにスプリング形状になっているのに割れてしまっている)
ブースト圧って凄いなぁ・・・だからってここのパイプの張力を押し返すかぁ?

しかし面倒だな・・・どうやって留め直すか・・・。
(大体あそこ工具入るのかよ)


クネ太郎にスマホライトを持っててもらいながら、プレートを留めているM5のキャップボルトとナットを取り外す・・・狭い。
抜けてしまっているパイプの差し込みをハンマーやマイナスドライバーを駆使して戻し、あとはどうやって留めようかという所である。

大人しく帰るだけならこのままでも抜けないだろうけど・・・


「ラブホまで来たのにさせてもらえないみたいな感じだなぁ。」

クネが煙草片手に冷やかしてくる。



うるせー黙ってろクソが、そんな訳に行くか!
・・・何とかカタチにしてやるぜ。

alt
この程度の照明の中w
工具箱から漁りだしたエーモンの金具を橋渡しに固定しました。

指が入らないので、ラジペンの先でM5のナットを固定して、ヘキサゴンの小さいキャップボルトをL字レンチで締めるという精密作業。。。


「何とかなったぜ・・・。」


もう半ば帰るだけかと思っていたクネ太郎も、目を白黒させている。


エンジンを掛けてみると、排気漏れはすっかり止まっている。
これなら問題なく走れそうである。

1時間以上ロスしてしまったが、どうにか再出走が可能となりました。


alt
ヲレは毎度毎度一体何をやっているんだ・・・。
走るたびに思う。


GCはGDBと走ると壊れる。


ヲレのGCの5年分の正常進化版がクネのGDBなのである。
強度も運動性能も格段に飛躍している。

その戦闘機の運動性能を、ほぼ100%引き出すドライバーが操縦している。
ヲレが頑張ってGCを100%でドライブしたって、これに追従するのは容易なものではない。

ただ唯一軽さと言うアドバンテージがあるので、かなり無理してかつ相手に若干の甘さがあれば付け入るスキはある。
その代わりこちらのマシンの負担は半端なものではない。

エンジンが壊れたり、サスペンションが逝かれたり、数々のトラブルが発生する。


特にGCに拘りがある訳ではないんだけど、コイツで走り続ける事と引き換えに、そういったリスクを引き受けて走っているのである。

エンジンも、もっとこういう風に作れば壊れないんじゃないか・・とか、
GDBの部品を使って直せばもっと良くなるんじゃないか、とか色々と考えてアップデートしていく。

流行ってるからとか、見た目がカッコよくなるからとか・・そういう所に金を突っ込んでる余裕が無いので、本当に意味のある事しかしない。

実戦で試しながらそういう事を確認していくという、作業そのものが楽しいのかも知れない。


ただ、もう一度言うが、GCはGDB(以降モデル)
と本気で走ると壊れるw



これだけはこの15年間で実証しています。



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この晩のクネ太郎はキレが良かった。
いつものように待ってやったり三味線引いて合わせてやるといった余裕はこちらには全くなかった。

まぁ、ヲレも縦の溝しか残ってないようなゴミタイヤで、サスペンションのセッティングも大幅に変更して初めての峠だったので、目一杯と言う訳ではなかったが、それを差し引いてもここ最近では一番良かった。


「やっとSの足を使えるようになったか・・・。(遅えよ馬鹿が)」


いつもの運動会のコースではあったが、終始全開でしたし、
K坂越えなんかは久々にゾーンに入った感じでとても盛り上がったな。

なんか、10年位前を思い出しましたw


ヲレのGCの足も、全体的には悪くないしタイヤグリップ限界付近のコントロール性が格段に上がったので、どんな姿勢になってもコントロール出来る奥行きが出来たのは良かったが・・・ただ、ロールが大きくなってしまってクイック感が無い。
NGOなんかだと、振り返しが間に合わなくなって後手後手になる場面も。

そして、そもそもタイヤの限界が低すぎるww


クネ太郎の前で一人でドリフト大会をやってる感じである。
それはそれで楽しかったが、あれじゃ全然前に進まんw

D後半はでかい鹿ばかりで縮み上がり、聖地では狸やらイタチやらが横切るばかりで肝を冷やしました。。
冬眠から覚めたケモノ天国じゃないか・・・。

一度なんか、テンみたいなのが路上で飯か何か食っていて、これはかわせない!となりましたが、5センチは上がった車高が功を奏し、完全に跨げました。

が、すぐ後ろにはGDBが・・・


「おい、さっきテンみたいなの轢きかけてうまく跨いだんだけど、お前踏んだか?」

「少し右側走ってたから、多分踏んだと思う・・・。」

「でも踏んだら流石に判ると思うよ。」

「全く衝撃はなかったから、ギリギリ交わしたのかな・・・。」

「そう祈るしかないな。。」



動物の動きだけは御しがたいものがあり、如何ともし難い所である。。


「あと、GCの後ろ走ってると黒煙が凄いよ・・ディーゼルみたい。」

「やっぱそうか、ブーストを掛けるとオイルをかなり食うんだ。」

「前から言ってるけど何なんだろうね。」

「ヘッドの歪みで燃焼室に吸われちゃってるか、バルブシールかもね。」

「あんなに出るかって位モクモクだよ。」

「そろそろエンジン作り直しかな・・・今回はヘッドだけでもいいかもな。」



もうこのクルマに15年とか乗っている訳だけど、
本気で使うとエンジン5年持たないね。

作り直した当初はいいんだけれど、2~3年走ると水が減ったりオイルが減ったりするようになってくる。
EJ20Kはヘッドガスケットが抜けてしまうんだよね。

ガスケットは純正でメタルなので切れてしまう事はないんだけど、熱が入って歪が生じ、ハイブーストなどの負荷が大きい時にだけガスケットが抜ける。

組む時にはヘッドの平滑度はちゃんと計測して基準値内である事は確認してから組むんだけど、ちゃんと面研して本気の平面を出さないとダメなのかもな。
ヘッドが二つあるから加工代が高くつきそうだな・・・。

でも腰下が大丈夫ならベアリング買わなくていいので、その分が面研代と思えばいいか。


しかし、後ほどエキマニ周りの確認の為に下に潜ると・・・

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先ず、フロントスタビリンク破損。(まぁ、車検前に接着剤でとめただけですからねw)
やたらとロールが大きかったのはこれか・・・

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車検時大丈夫だったラックブーツも左右破損。(切れ角大きかったからなぁ・・・)
さてさて、また直すか・・・。


ポンコツGC8、壊れ過ぎなんだよw
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altGW前にはタイヤ替えて色々直さんとな。



Posted at 2019/04/11 06:12:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2019年04月06日 イイね!

KSR直る

KSR直るどれくらいかなぁ・・・、半年近く放置だったかな。
KSRが調子を崩していたのは昨年のお盆過ぎ。

中古エンジンに載せ替え後、クランクベアリングのブローをきっかけにピストンの抱き付きと大端ベアリングのブローにまで発展。
廃盤部品が多く、子部品の注文だけで直らないということになり、新品のクランクシャフトASSYや、シリンダーボーリングとOSピストンを用いた完全オーバーホールと相成りました。

ところがその直後・・・怪しいストール症状に悩まされ運用復帰ならず。
暮れも差し迫り、弄っている暇も無くなったのでそのまま放置となっていました。

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クランクピンとコンロッドが廃盤の為、
初めて購入したクランクシャフトアセンブリ21300円。

贅沢な修理です。

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ヲレは何回KSRのエンジンをバラバラにしないといけないんだよ。。
ブツブツ言いながら止まっていた作業を再開します。

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新品クランクを使って丁寧に組み付けしていきます。
センター出しにシクネスゲージを使うという本気ぶりw

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クランクシャフトにギヤが入らないというマイナートラブルがありましたが、ダイスを切った時のバリのせいのようでした。(そのくらいさらってから出荷してくれよw)

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無事挿入w

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そんなこんなでクランクケース完成。


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そしてお次はシリンダーブロックです。
ボーリング屋さんに頼んでおいたシリンダーが漸く届きました。

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0.5ミリOS(オーバーサイズ)ピストンとシリンダー。
ボーリングを注文する時は使うピストンを一緒に送ってそれに合わせて掘ってもらいます。

工賃は9000円弱。(安い!)

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ピストンリングも0.5OS用となります。

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これで組み立てしてエンジンはオーバーホール完了!

エンジンも無事掛かり、明日からでも運用可能かと通勤に使ってみるものの・・・帰り道で謎のエンスト&再始動不可でジャフ帰宅。(デカいローダーに原付一台乗せて運ぶっていう・・・)

少し置くとキックでエンジンは掛かるものの、アイドリングも維持できずストール。アクセルを煽っても回転を維持できません。

エンジンOH直後ですからね・・・どうもエンジン回りを疑ってしまいます。

以前フライホイールの半月キーが潰れて回っちゃってたことがあるので外してみますが特に異常なし。
ついでにジェネレーターをストック品に交換してみますが変わらず。

社外のCDIを純正に戻してみますがこれも変わらず。
ストックのスパークプラグやイグニッションコイルを替えてみるが直らないね。

キルスイッチやイグニッション回りの導通を確認してみますが電気は平気そうなんだよな・・・。
なんかもうよく判らなくなってきた。


キック時の重さと圧縮の感じは悪くないので、エンジン内部は何の問題も無いはず。。
大体、最初は掛かって会社にも行けたんだからね。

スパークプラグの先端からはバチバチと火花は出ている。
何か火花が弱いような感じもするけど気のせいかもしれない。

エンスト後はプラグが被っている。
ビショビショである。
キャブドレンから燃料はちゃんと落ちているからコックは問題ない。

エンジンOH直後に使う混合ガソリンのオイルが多すぎたのだろうか・・・
無混合のガソリンに戻してみる。
ついでにメインジェットを#85→#77.5に戻してみる。

・・・しかし直らないんだ。

2ストロークエンジンってそんなに難しかったっけ?
逆に疑えるところが少ないから、そこじゃなった時に原因が判らない。

畜生何なんだ。
ヲレにはそんなに時間はないんだぞ。


近所のカワサキに相談に行ってみる。
もう面倒だし触ってる時間が無いので投げてしまおうと思ったんだけど・・・

内容を説明すると・・・すっごく嫌そうw

ウチでも同じチェック方法にしかならないので、ちょっと大変になっちゃうと思うんで・・・何とか自分で頑張って直してください!
とか言って断られる始末www


ちょっと見てみましょうかくらい言えねーのかよ!!


ヲレはバイクは詳しくないんだよ・・・
症状診てパッと原因が浮かばないから虱潰しになる。

だからプロなら判るかなと思ったのによ。


仕方ねぇ・・・暮れで忙しくなってきたので取り敢えず眠らせて、
時間が出来たらゆっくりトラブルシューティングするか・・・。

みたいな感じになってました。


その間、タイヤを新調したり、スプロケやチェーンを交換したりと、直らなかった時の事をまるで考えない投資を続けながら冬を越し、新年度を迎えました。
通勤にインプを使っていましたが、タイヤは減るわ燃料費はヤバイわで、代わりの足としてジョグアプリオを購入W

サブのサブを買うという愚かな構図にwww

アプリオもなかなかの年代物なので、ちょいちょいトラブりましたが、その都度簡単に復帰。
走っててエンジンストールというKSRに似た症状が出ましたが、放置バイクだったこともあり、簡単にキャブレターの詰まりを予測。

掃除で簡単に直りました。



キャブか・・・


KSRってキャブちゃんと見たんだっけ?
日頃キャブを頻繁にバラしてジェットを替えたりしていたけれど、この時ばかりは真っ先に点火系を疑ったりしてスローの詰まりとかちゃんと見たか怪しい。

もう一度バラシて掃除してみるか・・・
ついでにプラグとプラグコードも新品に替えてみよう。


それでダメならメインハーネスの交換を試してみるしかない。


alt
久々のKSRトラブルシューティング。
インプの脇に停めてバッテリーをジャンプコードで充電しながら作業を進めます。

alt
買ったころから使い続けている社外のハイテンションコードを新品に付け替え、スパークプラグも新品に交換します。

火花が弱いような気がしていたからね・・・コイルじゃないなら最後はこの辺しかない。

alt
キャブレターも全バラにして隅々まで清掃。
スローが#25のままだったので、純正の#30に戻しました。

詰まってるか太陽に透かしてみましたが、老眼が進んでよく見えない・・・。
近くの物が良く見えないんだよな。
細いニードルで掃除をしたりしながら、キャブレターを丁寧に組み立てます。


あれだけロクに再始動も出来ない状態で終わっていたKSRが、何事も無かったように復活しました・・・。

畜生・・・例の如くなんだったんだ。

キャブだったのか?プラグコードだったのか?

スパークが弱くて着火せずストールしてたような気もするし・・・
単純にスローが詰まっていて回転を維持できず、アクセルを煽った時にメインジェットで湿らせてストールな気もする。

皆さんだったらどっちだったと思いますか?


有識者の意見が聞きたいものです。



また通勤中に再発しても面倒なので、近所を結構な時間ウロウロ。
あちこち走り回って、止まって冷やして再始動してまた走って。

とりあえず大丈夫そう。


alt当分はバイク2台体制がいいかもなぁ

Posted at 2019/04/07 13:45:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | KSR生活 | クルマ

プロフィール

「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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2009/09/13 00:37:18
 

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