
ココの所登場することの多い
レーサーのレガシィGT-B。
昨年の運動会より乱入し、
各イベントに皆勤賞の元カートドライバーだ。
BG系よりレガシィに乗り続け、現在のBHも23万キロに届こうとしている。
扱われ方も尋常ではないので、あちこちヤレてきたりするもんだけど、
ブレンボ移植以外は殆どノーマル車であるというところが、クルマが長持ちしている証拠だろうね。
そうは言っても23万キロ。
新品で組みなおしたビルシュタインも13万キロ走られ、ハブはガタガタなのに無交換でノックバック多発。リヤデフらしき駆動系のウナリ音も、B型のレーサーが気になるくらいだからもう限界だろう。
ここで、そろそろリフレッシュということになった。
そして自宅に届けられる、数々の補修用部品。
リヤデフキャリヤ2基に、フロントの中古ナックルアーム左右、ベアリングやオイルシールなど、新品純正部品に・・・サスは持ってくんなよ、、、クルマに積んどけw
各コンポーネントで完成させておいて、ポンと付け替え作戦だ。

見たところ、それほどガタなどもない中古ナックル。
ヲレだったらとりあえずそのまま使ってしまうトコロだけど・・・
新品ベアリングやオイルシールの準備があるので、ちゃんとOHします。

スバル伝統のPCD100ベアリング。
レオーネからインプレッサGDBCまで使われた。
現行車種でも、走りのモデルでないPCD100系ハブにはまだ使われている。
容量の小さいテーパーローラーベアリングの為、酷使するとすぐガタガタになってしまう。

全分解のナックルアーム(ベアリングハウジング)
ハブフランジが固着してプレスでも押せなかったので、外に持ち出して極大ハンマーでフランジステムを一撃。1センチくらい動いたところで、プレス打ち抜きで何とか分解。
多分Dではやってくれない作業・・・ASSY交換を勧められる。

新品ベアリングとオイルシールを打ち込んで、フランジ圧入で完成!
自分などは外したナックルをOHしてストックしたりするのだけど、通常はもう廃車まで換えないであろう。

そしてお次はリヤーのデファレンシャルギヤ。
インプレッサGC8CのR160機械式デフ入りキャリヤと、
レガシィBH5純正オープンデフ入りキャリヤ。
同じR160(H165)キャリヤだけど、ファイナルが違うので、インプ用はそのまま使えない。
レガシィ用の4.111キャリヤにインプ用から取った機械式を組み込んで使います。

R160純正機械式のようです。
何だろう・・・この赤いオイルは・・・。

しかもこのキャリヤ、ベアリングフォルダのネジ穴は中まで貫通しているよ。
これってネジのところからオイルが滲んでくるんだよね・・・
ま、このキャリヤは使わないんだけど。

至って正常なレガシィデフキャリヤ。
コイツに機械式LSDを組み込むわけです。

スタンダードな2WAY機械式LSD。
外側で外爪が三枚重なってしまっているのが残念。
これだけでクラッチプレートとしての摩擦面が11面中4面封印という塩梅なので、
ロック性能的には36%以上眠っている事のなるのだ。
外爪3枚のうち、一枚を内爪のスプリングに交換して、フリクションディスクも増厚タイプに替えてやれば、強烈なトラクションを発揮するレーシングデフになる。
ニスモのカタログだと、内爪のスプリングディスクもあるし、
増厚ディスク(1.75→1.90)っていうのも設定があるな。
SD2枚、増厚FD2枚の4枚組み替えが妥当かな。
それとも只のシム増しで行こうかw
ナックルアームOH
機械式LSD移植作業

あ~、これからレガシィの足回りだよ~・・・。
Posted at 2011/08/12 12:14:25 | |
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