
ウチの小僧ももうすぐ2歳。
もうほぼ会話が成り立つほどに、色々喋るし、きちんとした意思疎通がある。
感覚的には、カタコトの外国人と会話と話してるくらいの感じと言えば解りやすいかな?
たったひとつ教えたことをスポンジのように吸収し、会話に加えてくる。
子供ってすぐ成長するんだなぁ・・・。
今年のお盆の秋田帰省は、生まれてから二回目の里帰りである。
嫁さんの実家だけど、こっちで出産したからね、
第二の故郷と思うようになるんだろうな。

日中何か所かのお墓参りに行って
夜は年上のいとこ達と生涯で初めての花火。
炎を手で掴もうとして
「あちゅいねぇ。」だと。。。
とにかく熱いもんだって事と、人に向けちゃ駄目って事とを教えてやると、
はしゃぐというよりも、何か真剣に観察するような目で手元の花火を見つめていました。

実家の周りは林檎畑。
その林檎畑の向こうにある神社の公園に行ってみる。
大人は一生懸命に今日はどこに連れて行こうかとか、大げさにイベントを企画したがるけれど、
子供にとっては、どこに行ったって遊びの楽園なのである。
楽しいことを自分で生み出せない大人は、完成された所に行きたがる。
どこでも遊ぶ方法を知っている子供は、只の原っぱも墓地もテーマパークみたいなものなのだ。
やれディズニーランドだ、水族館だと、
殆どは大人がただ行きたいだけなのだろう。
子供はどこでだって日が暮れるまで遊び倒せるものなのだ。

公園の水道でビチョビチョになって、人んちのお墓でトカゲ追っかけまわして這いつくばって、
よーいドンで思い切り走り回って・・・
滅茶苦茶楽しそうである。
ヲレがチビの頃もこんなだったよ確か。

それでも、折角秋田くんだりまで来たのだから、ならではの場所には行ってみたい。
ここいらで川遊びというとココ、
という場所を聞いたので行ってみた。

一見泳ぐ気マンマンですけど・・・
まだ1歳ですからね、腰まで浸かってばちゃばちゃやるのが関の山。

ちょっと冷たい川だったけど、綺麗だし遊びやすくて良い所だったな。
水温は殆ど沢水って感じだから、気合の入ってる奴しか泳いでない感じだったけど、ヲレも頑張って泳いだよ。
長時間は無理な感じwww

「法体(ほったい)の滝」という割と立派な滝があって、その滝壺から下が穏やかな流れの浅瀬と河原が続いていて、家族連れで賑わっている。
子供にとってはこんなに楽しいところはないだろうな・・・。
嫁の実家からも割と近いし、毎年来てもいいかもなぁ。

そういえば、今回出発前に装着したアルミ3層ラジエター。
取り付けには若干手間取ったが・・・
とにかく車速が乗れば乗るほど冷える。
(当然だが)
エンジン自体が効率よく冷えてるせいなのか、エンジン油温も相対的に若干下がっている。
冬場の冷えすぎが気になってしまうが、まぁ不具合というほどの具体的な問題は起きないであろう。
カーエアコンも、暑くはなくても除湿的な意味合いでよく回したりするんだけど、
ツマミを少し温風寄りでつけた時の温まり具合が明らかに違う。
グイと思い切って
「あったか~い」の方に回さないと今までと同じ温風が出ない。
ラジエターひとつで、随分変わるものだなと思う。

夕暮れどきの晩御飯まえ。
「ちょっとお父さんのインプレッサでブンブン行こっか。」
「イプレサぶんぶん行くー。」
駅裏のだだっ広い田園で見る夕焼けが、いつもいつも感動的に綺麗なのだ。
小僧も何か感じるものがあるのか、じっと見つめたりしていた。
きれいだな、と思うのだろうか。
人は多分、何歳になったからとか、そんなことで物事を憶えているんじゃないんだと思う。
多分、
「時間」というものを意識するようになった頃から
「記憶」が生まれるんだ。
産まれたての赤ん坊は恐らく時間を意識していない。
日が沈んで朝が来たら次の日という認識がないからだ。
「今日」という概念がない。
今日がないなら昨日も明日もないのだ。
何故ないのか・・・それは意識する必要がないからだろう。
生きていく上でまだ必要になってないからだ。
時間を切り分けて区別していない。
「今」しかないのだ。
でも、物心が付いて言葉を憶えて色々と区別するようになる。
昨日プールに入って楽しかった。
今日は誰々くんと遊んだ。
明日はみんなでおいも掘り。
そこに時間が生まれる。
記憶が生まれる。
ぼうとしてうわの空だったら、大人だって物事を憶えてはいないだろう。
でも育ち盛りの子供には、
毎日毎日がストロボライトのように鮮烈な獲得情報で満ちている。
まだ2歳にもなっていないけれど、きっとコイツは今日のことを忘れない。
そう思うと、今日のことを疎かに出来ない。
初めての花火も、手をつないでみた夕日も。
きっと憶えている筈だ。
農道で思い切りかましたスピンターンもきっと憶えてる。
Posted at 2015/08/30 01:52:48 | |
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