
恒例の走り納め会。
路面がヤバくなるので11月中にやりたかったんだけど、次男が産まれたり私事で随分ずれ込んで12月になってしまった。
元はといえば、夏の終わりの恒例の運動会をやる予定だったんだけど、直前で見事にエンジンを壊して流れ、組み直しながらにあれよあれよと忙しくしているうちに冬になり、子供が増えて、イマココみたいな感じです。
また油量不足でメタルが流れるとかヤなんで、エンジンオイルくらい替えていこう。
オーバーホール後二回目、アタリもついてそろそろいいでしょ。

ツナギの野郎は実はヲレではなくて、マッキーw
道路で作業してると、必ず通りがかるんだよな。(近所に住んでるし)
「マッキーも走り納め来いよ~。」
「いや~、雪のセッティングにしちゃったんで自分はいいッス。」
「何だよ~詰まらん。」
インタークーラーとかエキマニの話を適当にしてると、
いつかのブログにも登場した、かなり高齢なのにやたらとメカに詳しいご老体が話しかけてきてマッキーが捕まる。
今度は、でかいインタークーラー付いてるね純正じゃないでしょ、から始まって機械式LSDはやっぱりいいよねに続き、スノボとか釣りの話になって、正味1時間くらい付き合ってしまった。
81歳だって。
ヲレたちもこういうじいさんになるんだろうな・・・なんて話で結びました。

集合はいつものコンビニで。
今回は少ないかな~なんて思ってたけど、何だかんだでコンビニで7台。
聖地合流2台の計9台。
簡単なドラミをやってコースイン。
フォーメーションは今回適当に決めちゃったけど、ヲレは今のタイヤがどれだけ踏ん張るのか未知数だったんで、先頭は避けて数台下がりました。
レーサーS204、猪さんGRB、yuu君、だ い GC8、クネGDB、シュンジGDA、ニコチンKE9
まあ、バランス良かったかも。
しかし、ホーム後半のセミウェットが結構危なかったなぁ。
高速区間だからタイヤも冷えちゃうし、音もなく四輪滑ってるみたいなシーンが何度か。
もうタイヤダメかな~と思ってたけど、みんな食ってなさそうだった。
路面か。。

一番奥のシビックが可哀想な顔ぶれw
ぶっちゃけヲレのGCも可哀想の部類だけどね・・・。
ガチの峠組だけでいまだにこれだけ集まれたら、なかなか大したもんだと思う。
そろそろ元気な若手を補充したいところ・・・
居ないのか?
若い奴!
給油のタイミングで猪GRBが下がったが、そのままのフォーメーションでNGO突入。
この時期は毎度のことだけど、路面NG。
落ち葉の量が半端じゃないなぁ・・・。
ただ、乾いてる部分が多かったので結構ツブシが効く感じ。
ブッ飛ぶの前提でライン工夫して入り、真っ直ぐ逝きそうになったり、真横にブッ飛んだりしながらも、ギリギリの所で路面に残りながら、関東有数のロングテクニカルを走り抜ける。
この感じが堪んないんだよな。
それにしても・・・ここのコースは特殊すぎるせいか、みんな慎重になりすぎて絡めるヤツが少ない・・・。
最近はクネも控えめになって下がりたがるんで、大体レーサーとyuu君とだ い の三つ巴になってしまう。
この3台で走るのヤバイよ・・・
単独であれば、どんなに路面悪くたってペースのコントロールだけで、きれいに走ることは出来る。
しかし、技術とマシンがほぼ同じ面子で走ると、どうしても千切ろうとするし、追い込もうとする。
限界ギリギリをちょっと超えたところに直ぐ踏み込んでしまうので、タイヤは垂れるし、オーバースピードなので、アンダーオーバーが極端になってくる。
シャーとか言って進入でフロント滑ってまっすぐ逝きそうになりながら、食うところを探してラインに復帰する。ラインが膨らんでるんで後は後手後手で、次の振りっ返しでリヤがアウト側のドブギリギリ・・・みたいな場面がちょいちょいあるw
アクセル抜くと追いつかれるんで、ほぼステアリングだけでのリカバリー。
負けてもいいから抜くとこ抜くのが、生き残る唯一の手段でしょうね・・・
それでも自分をマネージメントしきれないと刺してしまうことになる。
「いま電話あって、NGO入ってすぐの所でみかんの弟が刺したみたいだよ・・タイヤがあさっての方向向いてて走れないって。」
うーむ・・・落ち葉が一番酷いところか・・・
GRBが。。

滑りすぎて左リヤをヒットさせたらしく、ロアアーム曲がって鬼トーアウトに。
噛み込んでタイヤが回転しないようだ。
外して曲がりを戻せるようなレベルではなかったので、トーコントロールアームで目いっぱいイン側に調整して、テンパータイヤに付け替えてどうか・・・って所です。

何とか走れそうだねw
唯一の地元組で良かったね・・・さすがにこれで高速は無理です。

まぁ、ロアアーム一本でボディは無傷だったみたいだから軽症ですね。
こんなもんで済んで良かった。
まぁ、厳密にはアライメントも結構狂っちゃったと思うんで、無傷の箇所も再調整。
ハブベアリングは近々お亡くなりになるはずなんで、早めに交換って所でしょうか。

今回目新しいのは、ニコチンマニア白のEK9と、シュンジの青いGDAですかね。
年数を重ねていくとどうしてもメンバーが入れ替わっていくものだけど、今後もやめそうもない奴ばっかりが残ってきたな・・・
どうしても、クルマって金が掛かるからね、金の切れ目が縁の切れ目じゃないけれど、ぎりぎりまでつぎ込んで、借金が増えて、最後にクラッシュして終わり。
みたいな去り方をする奴が多い。
て言うか、殆どがそのパターンではないだろうか。
みんながヲレみたいに、何でも全部テメーで直せればいいけどね・・・
なかなか普通はそうは行かない。
本気になればなるほどクルマは壊れるし、金が掛かる訳だ。
只でさえ、ローン払ってるのに、車検だ、自動車税だ、駐車場だ、自動車保険だと固定費を払い、
走らせればガソリンだ、タイヤだ、ブレーキパッドだ、オイル交換だと出費が増えていく。
それだけで幾らだよ・・・
普通に考えたら、20代とかの若造がまともに払える訳ないよな。
更にちょっとぶつけました、エンジンミッション壊しました、Dや板金屋に預けます、
50万、70万、平気で掛かっちゃう。
もう借金ダルマですよ。
ヲレも若い頃はそんな感じだった。
色々と諦めなくちゃいけなかったし、彼女がいたって結婚どころではなかった。
だから、まず借金を無くさなければならなかった。
まず、死ぬほど働きつつ、金は使わないスタイルを確立する。
そして、走りの頻度を落とした。
毎週とか馬鹿みたいに走っていたのを、月1とかに落とす。
これだけでランニングコストは1/5になり、事故で壊すリスクも1/5になった。
クルマの勉強を狂ったようにして真実を理解し、無駄なチューニングを撤廃した。
クルマ雑誌やショップなどで謳われているチューニングと言われているものの9割が、ビジネスライクな嘘っぱちであることに気付く。
これに気付けるかどうかはかなり大きいw
そして、ここは個人差が出てくるが、クルマの全ての事を自分でやるという事だ。
維持費に金が掛からなくなるアドバンテージは結構でかい。
ヲレは単純だった事と、何でもやればできるといった根拠のない根性論で生きていたので、兎に角何でも自分でやるようにしていた。
まぁ、選択肢がなかったんだな・・・
クルマ辞めるのが嫌なら、自分で頑張って直せ、みたいな感じだったから。
一回辞めて、仕切り直すことが必要な時もある。
そうやって、そこを何とか切り抜けるとね・・・
だんだん金が掛からなくなってきて、楽になっていったりする。
無駄金使わなくなったり、事故しなくなったり、保険料が安くなったり、収入が増えてきたり・・・
昔ほどの勢いはないけれど、炭火のようにじわじわ燃え続け、地味に薪を追加していくようなモードに切り替えていくと、金も使わなくなるし、寧ろ辞める理由も見つからないようなスタンスが見つかります。
最低限のコストでしっかりマシンは維持し、頻度こそ落としているものの、
走りたい時はしっかり走る。
結構楽しいし、やりたいことは全部出来ている。
ヲレは割と今のやり方に満足しているかな。
うまく続けていく方法はみんなそれぞれだと思うけど、やりたいことだけをどんどん優先していくと、必ず破綻していきます。
続けられなくなる理由を一個づつ潰していく作業の方が、実は大事なんだよね。
そういうことがバランスよく出来ている連中が、
ここのレギュラーメンバーとして結果的に残っているんだ。

逆ベンチローターを真っ赤にさせて下ってきたレーサー。
あんなにヤバイ路面でどんだけブレーキ追い込んでるんだよ・・・。
コイツは金が掛かるなら稼げばいいという考え方で、勝つ為にはあらゆる手段も辞さないという考え方。
峠にそういうレースの感覚を持ち込まれても正直困るんだけど、とにかくイイクルマ、とにかくイイタイヤを準備して勝負という
生粋のDQN。
大概の奴は一回一緒に走ると嫌になっちゃうんだけど、実際上手いからね。
こういう難しいコースで相手にすると面白いわけ。
正直、ここでいままで負けだなと思ったことは無かったんだけどね・・・
奴が来てからマジ僅差。
世の中には速い奴ってやっぱ居るんだなと思ったもんだ。
今回も結果的に、前後ろ入れ替えてレーサーと2回走った。
大体、向こうは毎回クルマがグレードアップしてくるからね・・・
前々回はBH5(レガシィーワゴン)→下りで何とかちぎる。
前回、BL9(S402)→前後入れ替えても拮抗。
そして今回は、GDB(S204)
この図式だと、もう上りで千切られてお仕舞という絵が容易に想像できる。
ただ、今回はヲレのGCが珍しくイイタイヤ(イレブン)を履いていたことと、レーサーのGDBのタイヤが若干イマイチ(それでもパイロットSS)だった事とが重なって、結構いい勝負になった。
路面が悪すぎて、どっちが前でも貼り付いて終わりって雰囲気だった。
弟君の事故処理後のついでの一本で、レーサーが前になる。
こっちは2名乗車、向こうは3名乗車。
まぁ、逃げ切れないだろうと高を括っていたのは確かだ。
山頂までは千切られずに付いて行く、さすがに3名乗車、ターンインが苦しそうである。
トンネルを抜けて、狭路急勾配の下り。
尋常ならざる猛プッシュを見せるレーサーS204。
上りほど落ち葉もなく乾いているので、かなり無理はできるのだけど・・・
想定していない速度に若干車間が開いてしまう。
「あいつバカか~死にてぇのかよ・・・」
それでも等間隔を保ちつつ、恐らく、最後の30秒という区間である。
クラッシュの多い最後の複合コーナーの浅く誘う左。
狭路の複合ってだけで危ないのに、進入区間にパラパラ杉の葉みたいなのが積もって轍が出来ている。
勝負が決まるとしたらここだと思ったが・・・まさかねと思った。
「あーーーーー・・・。」
隣に乗っていたyuu君と心の中で顔を見合わせたと思う。
レーサーはアクセルを抜かなかったんだ。
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( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ 無茶しやがって・・・
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三三 三三 三三 三三
ヲレは抜くしかなかった。
アンダーのセッティングが裏目に出て、フロントの接地感が殆ど無かったんだ。
ていうか、あの状況じゃ行かねーよw
さらに数車身開いた差は、残りの十数秒で取り返すには至らなかった。
痛恨のNGO敗北である。

この時期は路面凍結が怖い気温になる筈なんだけど、湿っぽい空気が入ってきていて暖かかった。
ウエットだった事を除けば、とても走りやすい気候だったね。
危ないだけかと思ってたけど、結構楽しかったな。
やっぱり身体が怖がっちゃうから、危ない危ない言いながらも、一線は超えない。
実際は何十周しても刺すことはないだろう、
若い時ほど追い込まなくなったな、という事だ。
兎に角速く走りたい!という時期は、正直もう過ぎたのかも知れない。
それよりも、もっと楽しく走りたいとは今でも思う。
タイヤのレベルを落としてでも、振り回しながら走りたいとか、
またFRに戻ってもいいなとか、今でもよく思う。
キリがない加速競争には正直乗りたくない。
元々当たり前のことには興味がないんだよね。
速くて当たり前のクルマに乗って、それで速くても当たり前だし、
いいタイヤ履いて速くても当たり前。
人より沢山走り込んで速くたって当たり前だし、
とにかく当たり前の事にはドラマがないから詰まらないんだよね。
だから、ハチロク乗ってた頃が一番楽しかったなぁ~と、いまだに思う。
今となっては、GC8なんて最早ハチロクみたいなもんだからね・・・
18年落ちだし、もうすぐ走行20万キロとかだよ。
それでも充分速いクルマだなと思う。

見渡せばインプレッサばっかりだな。
楽しさと、速さと、安全性と、ユーティリティと、全部揃った夢のようなクルマだよね。
何故かランエボではなくてインプレッサに行きがちなのは、
絶対的な速さだけでなく、ドライバーが選択できる遊びの領域が絶妙に残してあって、運転していて楽しいからだろうな。
一言で言えば、滅茶苦茶安定感のあるFRて感じかな。
ちゃんと5人乗れて、トランクも広い。
その気になれば、ファミリーカーでも通用するし、雪山でも遊べる。
こっから動かなくなっちゃうよなw

今回初めて参加のニコチンマニア君EK9。
関東の走り屋事情を探りに、わざわざ広島から遠征してきたドリフト系ドライバー。
ちょっと後ろに着く機会がなかったから、どんな走り方をするのか見られなかったんだけど、シビックは実際速いからね・・・
よしよし、今度は雪山にでも連れて行ってみようw

もうあとは、幾つになっても卒業できないお馴染みのクズ共であるw
ハッキリ言って変態なんだ。
側溝にハマってスカート覗いてたオッサンと大して変わらない。
最後に自販機の前で、みんなを囲んで思わず呟いたよ。
「いつまでこんなこと続けるんだよ・・・。ざわざわ」
まったくその通りである。
もうみんなそれぞれ家庭もある、子供も居る、ハッキリ言って結構いい歳になってしまった。
だけどもう最早、呼吸するとか、メシ食ったり、クソでもしてるだけって位、走ることが当たり前になっている。
死ななきゃ終わらないアイデンティティーになってしまっている。
これがクソ野郎じゃなかったら、何て言うんだよ。
正当化して綺麗事並べられる奴がいるんだったら前に出な、ひっぱたいてやるからw

そんな若手のクソ野郎を僕たちは募集しています。
みなさんお疲れ様でした!