
クルマのイグニッションスイッチは、たいてい
(1) OFF(LOCK)
(2) ACC(アクセサリー)
(3) IGN(イグニッションオン)
(4) START
となっています。
ACCにするとオーディオやナビがオンになり、IGNにするとエアコンやパワーウインドウが動く、そしてエンジンをかけると、一旦オフになった後、全ての電源が入るという動きです。
FCやビートのように昔ながらのキーでエンジンを始動するクルマは、時計回りに(1)~(4)が並んでいます。
またGT-Rのようにエンジンスタートがボタン式になっても基本的には同じで、ボタンを押すたびにOFF→ACC→IGN→OFFと変わり、ブレーキを踏みながら押すとエンジンがかるという具合です。
しかし、これとは違う動きのクルマが我が家に1台ありました。
BMW325iです。
325iもボタン式なので、エンジンをかける前の基本的な動作はGT-Rと同じです。
一つ異なるのはエンジンオフの時。
GT-Rはボタンを押せばOFFになりますが、325iはACCになります。
なので325iでOFFにするには、ボタンを2回押す必要があるため「面倒だなあ」と思っておりました。
ただ、これはキー式のクルマで言えばACCの位置に戻したのと同じなので、動きとしての違いはありません。
大きく異なるのは「ACCまたはIGNの位置からエンジンをかけた際、電装品の電源が落ちない」ことです。
これによりどのような違いが出るのか。
例えばナビのルート設定をしたいので、パーキングに入って停車し、また出発するとします。
短時間であれば、エンジンをかけたままでもいいですが、あれこれ考えながら時間がかかりそうな場合は、エンジンをオフにしてACCにします。
ナビの設定が終わり「さあ出発」となってエンジンスタート。
ここで普通のクルマなら、電装品が一旦オフになるので、ナビの再起動に時間がかかります。
また、レーダー探知器やETCも同様なので、「GPSを捕捉しました」「ETCカードを入れてください」などなどうるさいうるさい。
ところが325iは電装品の電源が落ちないので、何事もなく出発できます。
そうなると「エンジンオフの時にACCになるという仕様にも意味があるなあ」とも思えてきます。
最近、325iで何回か例のような使い方をしたので「この仕様って意外といいかも」と思うようになりました。
なんで他のクルマもこの仕様にしないんでしょうかねえ。(^^)
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BMW325i | クルマ
Posted at
2010/03/04 23:47:39