
今年10月にポロGTIが加わって以後は、ポロばかり乗っている感じになっていました。
まあこれは最初は新鮮なのと、一番使い勝手が良いということから予想されていたことではあります。
しかしそのポロも2ヶ月半経って慣れてきたこともあり、またまた「他のクルマに乗りたい病」が発症しました。(^^;
というわけで、いつもの通りレンタカー登場です。
今回は
「フィアット500ツインエアポップ」
フィアット500(チンクエチェント)は
以前やはりレンタカーで乗っております(FIAT 500 PINK!)。
前回は装備の話が中心で、走りの方には言及しておりませんが、今回はエンジンが主役。「マルチエア」テクノロジーを採用した2気筒エンジンが、どんなものなのか試してみたくなったのです。
なにせこのツインエア、自動車評論家諸氏からは大絶賛。
振動や音がやや大きいものの「懐かしい音がする」「エンジンの鼓動を感じる「クルマと対話しながら走る感覚」なんて言葉が並んでいたりします。
しかし、この方々の仰ることは全くあてにならないことは、これまで経験済み。
比較的好評価だったデミオ スカイアクティブ(13-SKYACTIV)なんかは、
自分で乗ってみてあまりの落差に驚愕したものです。
なので、今回もどの程度の差があるのかないのか楽しみです。
なお私の世代では昔の2気筒エンジンは知りません。よって「懐かしい」という思いは全くなく、あくまで現代のエンジンの一つとしての評価となります。
で、いつもの通りいきなり結論です。
「これのどこがいいの?」(゚口゜*)
まず、エンジンをかけてみます。
するとこんな音がします。
なんとも貧相な、良く言えば個性的な音。
ただ、アイドリング時の振動は大きくないので、これはまあよしとします。
ここからアクセルをゆっくり踏んで加速。
私が20年前のATより劣ると評価するデュアロジックの変速は相変わらずダメダメですが、加速感は悪くありません。
前回乗ったPINKの1240cc 69ps/10.4kgmに対し、ツインエアは875ccですが過給により85ps/14.8kgmとかなりスペックで上回っています。
特にトルクはより低回転から太くなっているので、体感上はかなり違います。、
ただし、振動は大きい。
何というか、高いギアで低回転から加速した時のイヤな感じ。
例えば5速で1200回転くらいからムリに加速して、トルク不足になってエンジンがボコボコいっているような感じの振動がずっと続くのです。
これがエンジンの鼓動でしょうか? 私には、
単なるできの悪いエンジンにしか感じません。
このクルマがマニア向けの特殊なもので、わざとこういう味付けをしてあるのならまだ分かります。
が、このクルマって一般の人が普通に買い物やレジャーに使うんですよね。
であるならば、ステアリングにブルブル振動が伝わってくるようなのは、どうかと思うのです。
街中での加速時はそんな感じですが、高速道路での走行は案外悪くなかったりします。
これは前述の動力性能が効いており、追い越しをかけるような場合でもPINKより随分余裕があります。
また、巡航速度に到達してしまえば振動もあまり気になりません。
ちなみにこんな感じです。
全体として
「現在の最新のエンジン技術をもってしても、2気筒では振動や騒音を抑えることができなかったのかなあ。」というのが率直な感想です。
(こんなことを書いている評論家先生はいないと思います)
「懐かしい感じがする」ではご年配の方しか分かりません。
それよりも「2気筒とは思えないスムーズさ」「スペックを聞かなければ、2気筒なんて誰も気付かなかった」というエンジンを作った方がよほど凄いことだと思うのですが。
とまあ、結構辛口なことを書いてしまいましたが、仕事でやっているわけではないので、感じたままを書くしかありません。(^^;
それでは、良いところも書いておきましょう。それは燃費です。
今回370.2km走行(内高速は約100km)で給油量は16.78L。フルサービスのGSで給油したので、店員さんがどこまで満タンにしたのか分かりませんが、この数値だと22.06km/L。
多少誤差があったとしてもかなり良い数値です。このエンジンとアイドリングストップの組み合わせはかなり強力ですね。(^^)
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Posted at
2011/12/25 00:47:45