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2023年02月14日

GT-Rの保険料率クラスに驚く

GT-Rの保険料率クラスに驚く 先日、サバンナRX-7(FC3S)の自動車保険の更新の通知が来ました。

保険料は年払いでカード決済ですが、何もしなければ自動更新されるので特に手続きは必要ありません。なのであまり気にしていませんでしたが、ふと金額に目が留まりました。ついに年額1万円を切ってます。ちなみに保険は対人・対物無制限、人身傷害5,000万円というごく一般的な条件です。

アレっ、何で安くなったんだ。もう20等級のままなので料率が低くなったのかな、と思い久しぶりに料率を確認してみました。

自動車保険の車種毎(あるいはグレード毎)の金額は、型式別クラス料率で決定されますが、「損害保険料率算出機構」のホームページで誰でもこの料率を確認することができます。

なお、以前はクラス1~9の9段階(9が最も保険料が高い)でしたが、2020年から1~17の17段階に変更されています。変更後確認するのは初めてです。

さっそくFC3Sのクラスをチェックすると以下の通り。
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全体的に保険料が低い部類のクルマです。昨年と比べて対人が7→6になっているのが変わったところ。でもこれぐらいだとたいして変わらないような気もします。まあ安くなるのは結構なことです。

一つ見てみたら、うちの他のクルマも気になるので確認してみましょう。

まずR35 GT-R。
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いきなり出ました。なんと驚きの結果、対人・対物ともに1。車両価格が高いので車両保険が高いのはやむを得ないところですが、それ以外は最強の値。車両保険をかけなければ、保険料が最も安くなるクルマです。一般的にスポーツ系のクルマは高くなる傾向にありますが、予想を大きく覆しました。

私はGT-Rには新車購入以来ずっと車両保険をかけているので気付きませんでしたが、試しに車両保険を外した金額で試算してみると、ものすごく安い金額になります。

ちなみに購入1年後の2009年(平成21年)の保険証券を見てみると以下の通り。
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これは9段階の数値なので、17段階に直すと対人:11、対物:9、人身:8、車両:13ぐらいになるので、保険料がかなり高いクルマとなっていたはずです。それが徐々に下がってきて、いつの間にか日本一危険度の低いクルマとなっていたんですね。

続いて2代目ジェミニ(JT150)。これもかなり低い部類。車両保険はかける人がいないのでしょう。
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50年以上前の初代カローラ(KE11)でもきちんと数値が出ます。平均的な数値でしょうが、案外低くないですね。
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輸入車であるBMW218dはどうでしょう。全体的には低いのですが、車両保険だけ非常に高い。輸入車は修理費用が高額になるせいか、車両保険が高くなる傾向にあるようです。
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うちのクルマ以外で気になるクルマはどうでしょう。「危ないクルマ」といって私が真っ先に思い浮かぶクルマといえば、よく暴走事故でお目にかかるあのクルマ。30型プリウスです。
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ああ、やっぱり。数値にも表れていますね。

ここで数値が高いクルマは危険度の高いクルマということになりますが、実際に事故が起こる確率を左右するのは、クルマの安全機能などの性能よりも圧倒的にドライバーによるところが大きいわけです。つまり数値の高さは「危険度の高いクルマ」ではなく「危険度の高いドライバーが乗っている可能性が高いクルマ」を表しているのだと思います。

他にもスポーツ系を中心にいろいろなクルマを調べたので載せておきます。
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パッと見で4つの数字が並んでいるのでこの合計の少ないクルマが保険料が低いのかと言えば、そう単純でもありません。
まず車両保険についてはそもそも掛けない場合も多いですし、設定する金額も区々なので考慮から外します。

次に人身傷害については、保険料に占める金額が僅かなのでほとんど無視していいでしょう。

重要なのは対人と対物、その中でも一番は対物です。私がいろいろ試算した結果では、対物の方が対人の2倍くらいの比重があるように思えます。なので最も注目すべきは対物です。

例えば現行スープラとS15シルビアの比較では、スープラが対人・対物の合計が17、シルビアが16ですが、シルビアは対物がスープラより高いので、保険料を計算するとシルビアの方が高くなります。ざっくり言えば、対人+対物×2が同じ数値になれば、保険料もほぼ同じになる感じです。

表を見ての通りこの対物が2桁になるのは、スポーツ系がこれだけあっても僅かです。つまり2桁のクルマはそれだけ危ない(人が乗る)クルマと言えるかもしれません。

目立つのはまずインテグラタイプR(DC5)。このクルマは昔から保険料が高いことで有名ですが、やっぱり高いようです。そしてスポーツカーを押しのけて君臨するプリウスたち。実際ほとんどのスポーツカーより高い保険料になります。

R35だけでなくR34 GT-RやRX-7(FD3S)などが低いのは、クルマが高価になってしまったので、大事に乗る人(あるいはほとんど乗らない人)ばかりで事故が少ないからでしょう。一方Z33やアルテッツァのように比較的安価なクルマは、荒い乗り方をされてしまうのではないかと推察されます。

ああそいえば、うちにはもう1台注目すべきクルマがありました。スプリンタートレノ(AE86)です。こちらはどうでしょう。
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なんとこちらも最高値。かつては走り屋御用達でバンバン壊されていたあのハチロクが、今や最も事故のリスクが少ないクルマです。骨董品になってしまったのでしょうかね。

ついでに旧車部門の数値も載せておきます。
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こちらは全般的に低めです。

というわけで、保険の更新を機に型式別料率クラスを見てきたわけですが、いかがだったでしょうか。

スポーツカーは保険料が高いというイメージとかなり異なる結果に驚いています。私も今回調べるまでGT-Rが一番安いなんてことは思いもしませんでした。これも各々のGT-Rオーナーが長年安全運転に努めてきた結果でしょう(一部例外はいますが)。もちろん私も常に安全運転です。

また、うちのクルマの中で一番料率が高いのが初代カローラ(対人:7、対物:7)だったのも全く予想外。これも全く気付かなかったなあ。(^^;)
ブログ一覧 | GT-R | クルマ
Posted at 2023/02/14 22:26:20

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zap1さん

この記事へのコメント

2023年2月14日 22:47
こんばんは。

これは面白いですね。
非常に興味深い内容です。

このデーターを参考に車を選ぶのもアリではないかと思いました。

非常に参考になりました。
コメントへの返答
2023年2月15日 20:32
こんばんは。

私も自分のクルマ以外を調べたのは初めてなので、面白い結果になりました。
特にこだわりなければ、保険料が低いクルマを選ぶのも一つの手でですね。
(^^;)
2023年2月15日 11:08
おおおおおおおおおおおおおおっ!!!

そんな事もアリ!!、ガンダム君は🎶、

いろいろと変えました!!!A^_^;;;ゞ(あせ
コメントへの返答
2023年2月15日 20:32
フェラーリやポルシェはやはり保険料も高いですが、同等の性能を持ちながら保険料が安いのもR35の凄いところだと思います。(^^;)

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