
関東地方では猛暑の日が続いておりますが、またまたレンタカーの登場です。
今回は
「ジャガーXJ8 4.2」
X350型と呼ばれるひとつ前のモデルです。
これまで輸入車にも数多く乗ってきておりますが、多くはドイツ車、次いでフランス車/イタリア車。イギリスのクルマはゼロではなものの、ジャガーなんて座る機会もありませんでした。
なので、一度運転してみたかったというのが選択の理由です。やはり自分である程度の距離を運転してみないと、何も分からないですから。
ではまずスタイリングです。
現行モデルのXJやXFはスタイルがガラリと変わってしまいましたが、このXJ8は昔からのジャガーの流れを受け継いだクラシカルでいいスタイルだと思います。
カラーも濃いグリーンで、ジャガーのイメージと言えばまさにこの色です。
またメルセデスやBMWのように数多く街中を走っているわけではないので、旧型になっても旧く感じないのも利点だと思います。
全長5,090×全幅1,900×全高1,450とかなり大柄ですが、サイズほど大きさを感じさせないのは、丸みを帯びたデザインのせいでしょう。
アイボリーの革とウッドによる内装は、これもまさにジャガーのイメージ通り。最近はブラックの内装ばかりなので、こういう内装の方が新鮮です。
さて、輸入車ではいろいろ装備が異なるところが面白いのところなのですが、このクルマはどうでしょう。
まず、ハンドルの脇にペダルの高さ調整のダイヤルがあります。これは初めて見ました。
当然ながらシートは電動です。そしてヘッドレストを上げようとしたら、どうしても動かない。もしやと思ったら、こちらも電動でした。
後席も電動なのですが、さらにシートヒーターまでついてます。
などなど快適装備は満載です。
では走りの方はどうでしょう。
一言で言えば
「全体的に緩い」
アクセルやブレーキ、ステアリングを切った時の反応などが、どれもガチッっとした剛性感のあるドイツ車とは明らかに違う感じ。ただそれが悪い感じではなく、このクルマ独特の乗り味を出しています。
エンジンはV8 4.2Lで304ps。なので、大柄なボディでも無理なく加速。
回せばV8らしい音がするのですが、音量はあくまで控えめです。
ミッションは普通の6速ATですが、ゲートの形状から言ってもマニュアルシフトすることはほとんど考慮されていませんし、実際変速はかなりラグがあります。でもだからと言ってどうということはありません。このクルマで高回転をキープするような使い方は、無用でしょう。
そして一番違うのは乗り心地。一般道の細かな凸凹も、首都高の継ぎ目でも気になりません。
高速道路でもゆったり流すのが、このクルマのキャラクターに合っていますし、実際に快適です。
いいですねえ、この緩さ加減が。以前はパキパキのスポーツカーが好みだったのですが(今でも好きですが)、こういうクルマがいいと感じるようになったのは、自分が歳をとったということなのでしょうか。
さて、話はこれだけでは終わりません。
走り始めて100kmくらい経った頃、
「CATSシステムイジョウ」の文字がメーター内に表示されました。w(゜o゜)w
何か不具合を感じたわけではありませんでしたが、念のためクルマを停めマニュアルを確認します。
それによると「サスペンションの異常なので、販売的に連絡してください」とのこと。
無視するのも不安なので、レンタカー屋さんに連絡。
すると「センサー異常で表示されることがあります。特段問題なければそのまま使ってください」とのこと。
なので多少不安はありましたがそのまま乗り続けます。
しばらくすると、今度は
「エアサスペンション イジョウ」との表示。
でも特に異常は感じられないので、今度は無視。その後もクルマに特に変化はありませんが、警告表示は出続けました。
そして2日目の朝、エンジンをかけたら消えてました。その後は警告表示なし。
結局、900km近く走行しましたが、やはりセンサーの問題なのでしょう。
これもジャガーらしさの一つでしょうか。(^^;
とまあ、多少の問題も含めてこれまで乗った輸入車とは一味違って、これまた楽しめました。(^▽^)
そんなんで気がつけば7月に入ってからレンタカーとBMWしか乗っておらず、自分のクルマ(GT-R、FC、ビート、ポロ)のエンジンは一度も点火しておりません。
なので、次の週末は全車稼動させる予定です。(^^;
Posted at 2012/07/17 23:20:09 | |
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