おぽよんのブログ一覧

普段は富士重工製のサンバーばかりイジっているのですが
周りの赤帽さんは既にダイハツ製の赤帽サンバーに乗っていて
年数や距離もそれなりなので不具合などの連絡もちらほら。
最近でも事故の板金の紹介をしたりオルタネーターが飛んだとか
ミッションが壊れてしまったとか。
その中のひとりの赤帽さんからまた連絡があり
延命処置を兼ねてエンジンとラジエターを新調したので
降ろしたエンジンとラジエターを譲ってくれるとのこと。



修理完了後ディーラーさんで新品エンジンが入っていた箱に
降ろしたエンジンを入れてくれてさらに仲間の赤帽さんが
ウチまで運んできてくれました。
（ピンボケですみません）



当たり前のことですがダイハツのエンジンなので
ダイハツのロゴが入った箱に入っているのですが
純正品番はスバルの番号になっています。
（こちらもピンボケですみません）



開封をして早速中を確認することに。
仲間の赤帽さんも是非というので立ち合いで。



今回はヘッドカバーを開けたのみですが
状態はかなり良いかと思います。
車両はS500JでエンジンはKF-VE4
新車から6年で280000km走行しています。



ダイハツのこの手のエンジンで気になるのが
カムシャフトに付いているVVT機構のベーンと
カムチェーンのテンションや伸びなのですが
こちらもとてもキレイで伸びも無いようです。



カム山も傷がなくプラグホールへのオイル混入もありません。
スラッジも全く見当たりませんでした。





続いてラジエターの確認ですが
コアの状態はとても良くタンクからの水漏れも見当たりません。
それにしてもとても小さいラジエターで驚きました。



アッパーの注入口から覗いてみましたが
錆や油分そして汚れなどもありません。
再利用出来るレベルだと思います。



今回のエンジンを考察してみて
やはり車両自体に欠陥があるということではなく
日頃のメンテナンスと運転の仕方なのかなと思います。
この赤帽さんは定期的に同じお店で
同じエンジンオイルに交換していて
運転もとても丁寧に乗られる方なのは知っていました。



いずれオイルパンも外してみて
腰下も確認してみたいのですが
しばらくは今の赤帽車に乗っている予定なので
開けるのはだいぶ先になるかと。
またはエンジンがNGになった赤帽サンバーをもらって
ある程度リフレッシュして載せ替えて
赤帽さんの誰かにお譲りするかもしれませんね。

今回の作業はサンバーといっても
現行型のダイハツOEMのサンバーです。
お気づきの方もいるかと思いますが
赤帽サンバーになります。



遂に自分も富士重工製を卒業して。。。。
と言いたいところなのですが
もちろん仲間の赤帽さんのクルマです(笑)



ちょっと本題とは逸れてしまうのですが
S500系にちゃんと乗るのは実は初めてだったので
道中のインプレを楽しみにしておりました。
今までたくさんのクルマに乗ってきたこともあり
全メーカーの軽トラック（軽バン）を体験してきましたが
自分の中では一番良い印象がありました。
キャビンが広く運転姿勢にも無理がなく
走りは全体的に軽く感じられて
3気筒なのでトルクもあり加速が良いですね。
良く指摘される静粛性も悪くありません。
自分は決して富士重工信者でもありませんし
「農道のポルシェ」とも思っていませんし
今までいろいろと携わってきたのは職務上と割り切っているため
この感想も公平に考えた結果と思っていただけたらありがたいです。
強いて挙げて言わせてもらうのであれば
富士重工のサンバーは軽トラックと言っても別枠で
本来の軽トラックの姿とは違うクルマと認識しています。
頑丈さという部分では他のメーカーは敵わないでしょうけれど。



話は戻りましてナビのほうですが
タッチパネルが割れていて操作が全く効かない状態です。
画面は正常に動いていてAVのほうも聴けます。



自宅に到着後早速作業に掛かります。
このクルマはインパネ回りの脱着が簡単で
メーターパネルにはビスが使われていません。
ハザードスイッチのカプラを外せばすんなり取れます。
あとは本体を取り付けている4つのビスを外せばOKです。



外した本体はケンウッド製でスバル車なのですが
トヨタやダイハツの純正指定のカーナビかと思います。
お得意の200mmワイドサイズですね。
NMZK-W67DFというタイプになります。
交換の簡易性や操作の互換性を考慮して
同型の市販品を交換することにしました。



そこで用意してもらったのがMDV-S707Wという
外見からは全く区別がつかないタイプでした。
更に驚いたのは裏面の配線の配置も全く同じなこと。



複雑な作業を想定していたのとは裏腹に
全てボルトオンという内容で作業完了しました。
これが作業と言ってもいいのかと思うほどに（汗）



最後にすべての動作確認をして終了です。
テレビもくっきり映ってちょっと羨ましい。。。



クルマを仕上げた後もうひとつの依頼があって
タッチパネルが使えなくなったがために
CDが取り出せなくなってしまったとのこと。
こちらも数か所の小さなボルトを外して
すんなりと救出することが出来ました。



元通りに組み立てて今回の作業は完了です。
クルマを返したらとても喜んでくれました。
外したナビはこちらで処分することになったのですが。。。



既存の配線を使ったということは
新しいナビに付いてきた配線はそっくり残っているから
タッチパネルを交換して
メーカー別の変換配線があれば使えるじゃないと
悪知恵が頭の中を過ってしまいまして。。。



しかしワイドパネルなのでウチのサンバーには厳しいと判り断念。
（そもそもウチのサンバーにはスピーカーも付いていないし）
更にダイハツ車用の取り付けキットまで用意してあったので
このまま某オークションにでも出せばいいかなと思っていたら
KP時代からの旧車仲間が農家で使っている軽トラックが
S500Pのハイゼットだったので全て引き取ってもらうことに。
結果「使えるものはネジ一本までリサイクル」精神を
全うすることが出来たのでめでたしめでたしということになりました♪
ただオープニング画面にスバルのマークが出てしまいますけどね(笑)