おぽよんのブログ一覧

ゴールデンウィークのお休みは
前半2日間後半3日間となりましたので
前半は家族サービスに徹して
後半に作業をすることにしました。



一日目、仕事が午前中に終わったので
お昼ご飯を食べてから作業開始。
はじめにバッテリー、ボンネット、バンパー
フロントタイヤなどを外して
なるべく高くウマを掛けるようにセットします。
この時点で左右のハブナットを
緩めておけば良かったのですが
ドライブシャフトを交換する予定は無かったので
のちに後悔することに。。。



この型のミラまではエンジンとミッションが
サブフレームに乗っているタイプなので
そっくり降ろさないとミッションも外れません。
足回りの外し方は人それぞれなのですが
今回はストラットの下部とキャリパーを外す
方法で降ろすことにしました。
更にステアリングシャフトとラックの切り離しも行います。



次にエンジンルーム内の作業に。
ラジエターホース、ヒーターホース、バッテリー
各配線類、エアクリーナー、各ワイヤーなどなど。
ラジエターを外すにはバッテリートレイも外したほうが
作業はラクになると思います。
パワステはエンジン側に、逆にエアコンは車体側に
残すように取り外します。
マフラーのフロントパイプも外します。
コアサポートは下側は逆Tの字に外し
上側は必要に応じて外します。
ここで日が暮れてタイムアウト、翌日に持ち越しです。



二日目、早朝より作業開始。
音を立てられないので室内の作業を先に。
フロアのシフト周りの交換を行います。
コンソールを外してあとは
4本のボルトナットを外します。



チェンジロッドは下から通してナットで固定します。
この時点でトルクコンバーターを留めている
3本のボルトも外しておきます。



シフトブーツを交換してコンソールを取り付け
シフトノブを付ければ完了です。
まだミッションに連結していないので
変な方向に向いてしまってます。



外が明るくなってきたので本格的に作業します。
チェーンブロックを吊る足場を組みます。
シンプルに作りたかったので
今回は単管は2mが5本1mが2本
クランプは直交が2個自在が6個で作りました。



組み上げた足場にチェーンブロックを掛けて
早速ユニットを吊り上げます。
吊り上げ用のフックはシリンダヘッドとミッションに
それぞれ1個ずつあります。
車体が浮きそうになる直前で止めます。



外し忘れがないかを確認しながら
フレームを支えている4つのボルトナットを外して
ゆっくりと下げていきます。



下に平台車を用意して乗せてたあと
車体に残しているエアコンの部品に注意しながら
作業しやすい場所まで引き出します。



今回は外し忘れも無く一発で降ろせました。



スリングをエンジン側に掛け直して吊り上げてから
オートマミッションとスターターを外します。
せっかくここまで開けたのでクランクシールも交換します。



バックプレートもマニュアル用に交換します。



スターターもマニュアル車用に交換。
オートマ車とは取り付け位置が逆になります。



以前から交換しようと思っていたオルタネーターも換えます。
中古品のS200Pハイゼット用です。



スピードメーターケーブルもマニュアル車のほうが
長いので交換します。
通す穴がブロアファンの真裏でなかなか通りません。
ファンを外したほうがあとあとラクかもしれません。
クラッチワイヤーも穴を開けて通すのですが
正規の位置だとブロアファンに当たって貫通します。
自分は寸止めでホールソーを留めましたが
うっすらと跡が残っていました（汗）



マニュアルミッションを取り付けて
車体に乗せる準備をします。
このとき左側のドライブシャフトの
インナー側のブーツ切れを発見。
乗せた後に直すことにしました。



逆の手順でサブフレームを固定して
エンジンルームの中に納まりました。
外した箇所を元通りに付けていきます。



チェンジロッドをミッションに取り付けたら
シフトレバーがちゃんとした位置になりました。
すべての位置にシフトしてみましたが
KPのようなスパッと入る感覚ではなく
どことなくふにゃ～んとした感じです(笑)



2日合わせて約15時間の作業となりましたが
まだいろいろと残っております。
ペダルの交換、バックランプとイグニッションの配線
オルタネーターの配線の増設
そしてドライブシャフトのブーツ交換も追加に。



しかし初めての作業で手探りで進めながらでしたので
もっと効率よく作業される方もいらっしゃるかと。
ペダルの交換に12mmのディープソケットが必要で
用意出来るまでは作業は止まると思いますが
まだ作業を再開したら報告致します。

ちょうど一年前にサラリーマンへ転職して
通勤にクルマが必要になって
当初は4ナンバーの軽バンのマニュアル車を
探していたのですが急だったこともあり
友人の会社の方が持っていたジーノを
破格の値段で譲ってもらうことになりました。



雨の日も風の日も雪の日も毎日
文句も言わず走り続けて約17000㎞。
しかし先月からはディオにバトンタッチして
駐車場で過ごすことのほうが多くなりました。



ポーターもウォーターポンプの修理が終わり
問題なく走ってくれるようになり
益々ミラの肩身が狭くなってきているのですが
クルマにはあまり興味のないカミさんが
久しぶりにお気に入りのクルマみたいで
特に手放さなくてもイイと言われているのですが
やはりマニュアルの軽自動車に乗りたいので
さてどうしたものかとネットを散策していたある日。



こんなモノが某オークションに出品されていました。
グレードは違えど年式や走行距離がほとんど変わらない
車両から取り外されたモノでした。
「そうか、ジーノをマニュアルにしちゃえばイイのか」
と安易な考えから始まった今回の作業です。



他に同じような出品があって競り合って落札されているので
予算的に厳しいかな？と思っていたのですがあっさりと落札。
最近の運送屋さんは大きなモノは自宅まで運んでもらえないので
ポーターで最寄りの営業所さんまで引き取りに行きます。
やっぱり「一家に一台の軽トラ」ですよね(笑)



家に戻り早速開梱して部品の確認です。
何が足りないのか部品の状態はどうなのか
パーツリストやネットで作業されている方の情報を頼りに
確認していくとクラッチディスクがNGなのと
フライホイールに挟むスペーサーが欠品
ということが解りました。



早速クラッチディスクとスペーサーを注文。
しかしスペーサーは連休明けという悲しいお知らせが。
クラッチはエクセディとアイシンがあるようですが
カバーに合わせてエクセディ製を購入しました。





元のディスクを較べると一目瞭然。
カバーやスラストベアリングの状態は良好なので
恐らく半クラッチを多用されていたのかと。



マニュアルミッションになるのでミッションオイルも必要。
今回は値段に負けて普通のオイルにしました。
クラッチワイヤーを通す穴を開けるために
ホールソーも購入しました。
写真には写っていませんが脱着の際に使用する
チェーンブロックを友人からお借りしました。



そのチェーンブロックを吊るために必要な
スタンドになるものも用意します。
今回はシンプルに足場パイプで作ります。
またもポーターが大活躍です。
でもこれが一番予算が掛かったかも。



嬉しいことにスペーサーが作業前に届きました。
前職場の部品屋さんの先輩が手配してくれました。
予定を伸ばそうと思っていたので本当に感謝です。



これで部品や工具などが整い
あとは作業するだけになりました。
日程はゴールデンウィークの中で行うことに。
念願のマニュアルの軽自動車になるわけですが
正直不安のほうが大きいのも事実。
でももう後戻りは出来ません。

普通にマニュアルのジーノ買えばいいじゃん
というツッコミはナシで（汗）