先日に引き続き、学園都市線電化ネタでございます。
クルマネタでなくてすいませんm(_ _)m
長い間、札幌圏として最後まで気動車の独壇場であった札沼線(学園都市線)・桑園~北海道医療大学間にようやく電化が実現し、これに伴い新製された733系新型電車の営業運転がスタートしました。
昔ながらのキハ56系が活躍していたJR初期の頃を思うと、隔世の感があります。
電化後、私としては初めての休日となった3日(日曜日)、早速ではありますが我がマチを走る学園都市線の電車に試乗してみる事にしました。
3日日曜日の午後、私は近所の駅へ。
私が電化後初めて乗った車両はアルミ製車体の735系…

ではなく、従来から函館線と千歳線で活躍している731系モハ731-111でした。今回乗った576Mは735系とペアで6両編成を組んでおり、私が待っていたホームの停車位置に停まったのが731系だったのでした…。
731系は非電化時代から学園都市線で活躍しているキハ201と車体と内装は一緒。残念ながら当線での両車の併結運転はありません。
電車は札幌行ですが、1つ前の桑園駅で下車。ここで降りたのには理由がありまして…。
それは、電化開業記念入場券・オレカの台紙付きセットを購入する事。
セット品は桑園のみの発売で、桑園の他に無人駅である太平・百合が原・あいの里公園・北海道医療大学の各駅の入場券に記念オレカ2枚が台紙とセットになっており、他の有人駅はそれぞれの駅で買い求める事になります。「是非電車に乗って買いに行ってください!」という趣旨でしょうか。台紙右のスペースは10月に完全電車化された時に再び記念入場券とオレカが発売される予定となっており、そちらを収める事が出来ます。なかなか商魂たくましいですなw
(3、4日の2日間で全駅分購入しました)
桑園から折り返し乗車した587Mは期待の新車・733系交流電車。しかもトップナンバー!
先述の735系はアルミ車体試作車であるのに対し、量産型であるこちらは従来の731系などと同様のステンレス車体に戻っています。製造コストや耐寒性に問題があったのでしょうか…。
この電車は本来、電化終点の北海道医療大学までなのですが休日は石狩当別止まり。私は終点まで乗車しました。
終点の石狩当別駅に到着。
電化初日の1日には記念式典が盛大に行われ、たくさんの町民が詰めかけたそうです。
なんといっても、札幌まで最大9分の時短は大きいですから…。
こちらでも記念入場券を買いました。
折り返し時間の間に、1番線に回送で到着した電車は先ほど桑園まで乗ってきた735系(A101)+731系(G111)の6両編成。735系は側面の帯がなく、非常にスッキリとした印象です。
731系と735系の連結部。基本的に733系、735系の基本デザインはベースの731系よりは大きく変わっていません。731系自体もう15年余りも前に登場した車両なのだから、ここはガラッと変えて欲しかったですねぇ。
こうして見ると、735系はホームと床高さがほぼ同じの低床ノンステップ構造なので、731系と較べて乗降扉の高さが異なっているのがわかります。
折り返し乗車した588Mで帰路につきました。車両は587Mの折り返し運用。なので今度はクハ733-201に乗りました。クハの100番台はトイレ付き、200番台はトイレなしの違い。
733系の車内。735系も含めて結局車内は731系と同様、混雑対策優先でオールロングシートとなってしまいました。転換クロスとロングの折衷仕様ならもっと良かったのに…。しかし、シートの掛け心地は731系より格段に良くなりました。クッションの厚みが増している感じ。731系のシートはせんべいぶとんのようで最悪でしたから…。
733系の中吊り広告はすべて「学園都市線 祝 電化開業」が掲示されていました。
帰路の588Mが石狩太美ですれ違った593Mは、733系と721系の混成6両でした。運が良ければ学園都市線でも転換シートの721系にも乗る事ができるようです。また、10月の完全電車化の際、室蘭線に転用されるキハ143と引き換えに札幌圏に入ってくる最古参の711系も運用に入るとか入らないとか…。
今回の電化は電車が全部揃っていないため、3割の列車にはキハ40・143、201型などの気動車が残る事となります。しかしここにきて北電泊原発停止による電力不足は今回の電車化に水を差す事となり、電力供給の状況によっては、厳冬期を控えた10月の完全電車化も計画通りにはいかなくなるかもしれません…。
なお、この3日夜には拓北駅で車両不具合が発生し、これによる車両不足なのか、翌4日には本来電車のスジである列車に40系などの気動車が充当されているのを目撃しました(592M)。
おしまいに、電化前日5月31日にあいの里公園駅で仕事の合間に撮影した非冷房気動車の画像で締めさせていただきます。今まで当たり前に見ていたこの車両も、もう見られなくなると思うと寂しいですなぁ…。
オール非冷房車6両の札幌行1540D。最後尾のキハ142-201。
こちらはキハ141-10を最後尾にした北海道医療大学行の547D。
547Dの真ん中に組まれていたキハ48 303。他の301、302とともに何回か乗ったので思い出深いです。
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Posted at
2012/06/05 23:36:56