鉄は、アツいうちに乗れ!
こんばんは。鉄ヲタではなく、ただの乗り物愛好家、nigomaruです。
去る7月20日・22日と、JR北海道の札幌~釧路間で、臨時急行「まりも」が運転されました。
「
まりも」とは、北海道では初めて愛称名(列車名)が付いた列車で、1951年の誕生以来61年の歴史を誇る伝統ある列車です。当初は函館~釧路間を結んでいましたが、いくつかの変遷を経て札幌~釧路間の夜行列車の名前として定着しました。幾つかの廃止、復活を繰り返してきましたが2008年を最後に再び廃止、その名は阿寒の湖底に消えていきました…。
約20年前、私が初めて夜行列車の寝台車で寝たのが
14系客車急行時代の「まりも」で、その点でも思い出深い列車でもあります。
その2008年の8月30日、臨時特急として運転された最終日前日に釧路行きに乗った時の写真がコレ。
その後、誕生60周年を迎えた昨年に復活運転が計画されていましたが、
石勝線脱線炎上事故の影響で派手なイベントは自粛せざるを得ず、あえなく中止となってしまいましたが、今年開催される「
北海道ディスティネーションキャンペーン」(北海道DC)に合わせて、待望の復活運転が行われる事となったのです。
この夏は北海道DC関連のイベント列車目白押しで、14系・
24系客車+
DD51ディーゼル機関車牽引による
北海道一周号(ニセコ・狩勝・大雪・エルム。全車指定席)が7月1日~4日の日程で運転されましたが、特に乗りたかった「
大雪」は平日の3日の運転で、しかも指定券が即完売という状況では諦めざるを得ませんでした。
その後の20・22日に運転の「まりも」は同様の車両編成で、客車急行としては19年ぶりの運転となります。当時使われていた14系寝台車は既に全廃されてしまったため、「
はまなす」用の24系となりましたが、これは仕方ありません。
特に、上り釧路発は22日の日曜日の出発なので、「コレなら乗れる」と思っていたら…こちらも指定券は発売と同時に即完売という状況で、事前申し込みが非常に多くて結局指定券は取れず(涙)。思った通りその後オークションサイトに多数出品されており、明らかにダフ屋目的とも取れるこの行為にはさすがに怒りを覚えました。
さすがに、オークションで仕入れてまで乗ろうとは思いませんでしたが、出発日に近くなってからキャンセル等で空席が若干発生したようで、運転2日前にようやく指定券をゲット!!通路側ではありましたが…。
この日は夜行「まりも」の出発日で、車両の下見も兼ねて札幌駅に行き、釧路へと向かう列車を見送ってきました。本当はコレにも乗れたら言う事ないのですが、翌日仕事だし、仮に休みだとしても2日以上家を空ける事に妻が許してくれるハズがありません…(汗)。
22日の「まりも」は釧路から乗車するので、そこまで出向く必要があります。時間の都合と宿代を浮かす目的もあって、釧路までは仕方なく夜行バスで移動する事にし、こちらも乗車券を確保しました。
そして21日夜。近所の駅から
721系電車に乗って札幌駅に出ます。
学園都市線で同系に乗ると、何かトクした気分になります。
夜行バスが出る
中央バス札幌ターミナルは、大通なので徒歩で移動。駅前からも乗れればいいと思うのですが…。
今回乗るバスは「
スターライト釧路号」。「まりも」廃止後は札幌~釧路間の夜行需要を一手に引き受けています。車両は
くしろバスの
ふそう・
新型エアロクイーン。このモデルに乗るのは初めてです。
バスファンでもある私ですが、実は夜行バスはあまり好きではありません…。常にカーテンを閉め切っているので視界が効かず、眠れない時に灯りを点けて本を読む事も許されない車内はまさに「走る軟禁生活」。どこでも眠れる人にとっては良いのかもしれませんが…。さすがに私は入眠剤を飲んでケータイの音楽を聴きながら眠りに就きました。
釧路市内に入る頃にようやく前面のカーテンが開けられました。終点まであと少し!
バスは釧路駅前を経て、5時45分に終点のくしろバス本社に到着。
道路に出るには敷地内を歩くのでこんな写真も撮り放題!?いちばん手前の車両は、
富士重工7E架装の
日野ブルーリボンです。
「まりも」発車は10時26分なので、それまでの時間をどう過ごすか!?カラオケ好きの私は24時間営業のカラオケBOXを下調べし、国道44号沿いの「
まねきねこ」までタクシーで移動。駅前周辺にはそういった施設がないので、終点まで乗った次第。約3時間、日頃の鬱憤晴らしも兼ねてひとりカラオケに没頭します…。
その後釧路駅まで移動するのに路線バスがちょうどない時間帯で、しかも流しのタクシーも走っておらず、ならばと日頃の運動不足解消も兼ねて結局約1時間歩く事にしました。
そして、発車の約50分程前に
釧路駅に到着。
LEDの発車時刻案内。まりもをイメージした丸い点がユニークです。
いよいよまりもが3番ホームに入線です!車両は
釧路運輸車両所から推進で回送されました。上野発の北斗星を彷彿させます。
(お見苦しい動画で恐縮です…)
※なお、本稿に掲載されている画像、動画は危険個所での撮影は行っておりません!
最後までご覧頂き、ありがとうございます。この続きは
パート②で!
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Posted at
2012/07/25 22:42:13