
もう1週間前になってしまいましたが、GWドライブ2日目のオハナシです。
前回でも述べた通り、写真を撮り過ぎてどれを使おうかと選んでいるうちにアップするのが遅くなってしまいました(汗)
釧路で迎えた2日目の朝は何とか晴天に恵まれました。
朝食の後、ホテルを出発し、ロングドライブの前にまず前日汚れまくったフーガを洗車。
今日はまず本土最東端である
納沙布岬を目指すべく東進するのですが、今回は厚岸までの間を国道44号線ではなく、『
北大平洋シーサイドライン』の愛称を持つ
道道142号線で大平洋沿いに進みます。
途中、景色のいい場所を見つけてはここぞとばかり撮影タイムしてました(^_^;)
釧路の街外れのPAにて。
海を見下ろす下り坂カーブ。
厚岸町に入り、道道は一旦
国道44号線に合流します。
厚岸望洋台PAにて。
同PAからの撮影で、厚岸湾に浮かぶ無人島・
大黒島。
厚岸市街地を望む。
厚岸から先、海沿いの道道は一昨年の夏に通ったので今回はパスしてそのまま国道へ。
しかし晴天はやっぱり続かず、残念ながら雲が多くなってきました…(涙)
日本最東端の市・根室市についに突入!
市の西部・厚床からは
道道1127号線~142号線を太平洋側へ遠回り。Y51ではまだ未乗区間なので…。
この辺りからまたも雨のドライブになってしまいました。まぁ天気予報ではずっと雨だし(-_-;)先ほどの洗車がムダともいえますが、束の間とは言え青空の中を汚いまま走り続けるのがガマンできなかったので…。
落石漁港近くから望む無人島、
ユルリ島。モユルリ島と併せて、島を望む風景はクルマのカタログ写真によく使われていました(Y32セドリックなど)。
道道142号線は道道の中でも総延長が最も長いですが、途中いくつかの区間に分断され、その最終コースを走ります。
道道142号線は国道44号線との交差点で終点。そのまま根室半島を一周する
道道35号根室半島線に入り、納沙布岬を目指します。
根室港より根室湾を望む。天気は悪いですが、残雪の
国後島を望む事ができました。
半島の北側にはまとまった集落がなく、ただただ、人家もまばらな原野を東へと向かって行きます。
そして、北海道の東の端っこ、納沙布岬についに到達!
灯台の手前まではクルマで入れます。
撮影の観光客がいないのをいい事に納沙布岬の地碑の前でまた撮影。Y50時代まで4代の愛車でそれぞれ納沙布岬まで到達した事がありましたが、Y51になってからは今回初めてとなります。
とんねるずの『
人情岬』(
♪ノサップは~人情岬~)をBGMに聴きながら岬を後にし、今度は根室半島線の南側、つまり太平洋側を走ります。こちら側は漁業を営む集落が点在しています。
ここでムカついた事が…。歯舞の手前あたりから私の後に軽トラが接近し、車間距離をビッタリとくっつけてくるんですよ。法定速度以上(80㎞/h)で走っているのに一体どんだけ飛ばせば気が済むんだ!?ルームミラー越しに睨んでも効果ナシ、ブレーキ踏んで警告しても全く動じず…。追い越し禁止が解除されても追い越さず…。このままくっつかれたままでいるのも心情に悪いので根室市街に近い直線になった処で減速したらすぐさま追い越していきました(しかもウインカーなしで(怒))が、その軽トラ、地元スーパーの社名が書いており、しかもドライバーのオヤジが追い抜きざまにこちらを睨みつけるではありませんか!!さすがに頭にきて後でそのスーパーを調べて苦情の電話を入れておきましたよ!会社の看板背負った社用車であんな事するなんて、一体何を考えてるんでしょうね?私も社用車の時は気を付けます(汗)
根室市街に入ったところで国道44号線となり、そのまま西進。
温根沼大橋の手前のPAにて。
風蓮湖と根室湾の間にある砂洲・
春国岱を望む。トドワラみたいに水没して立ち枯れた樹木が幻想的な風景を作り出しています。
風蓮湖そばにある道の駅『
スワン44ねむろ』でランチタイム。ご当地グルメ『
エスカロップ』を食べる事にしました。
野菜の旨味が利いた豊潤な味わいのデミグラスソースと、トンカツ、そして細かく切った筍の入ったバターライスとの組み合わせが絶妙でした。
厚床からは
国道243号線・パイロット国道に入ります。愛称は戦後、世界銀行からの融資による資金で根釧原野を開拓して大規模酪農開発を行ったパイロットファームに因むもの。
このあたりから天気が少し持ち直してきました。
この先も外周ルートにこだわらず、奥行臼で左折。直進の
国道244号線・国後国道は2年前に通ったので今回はパスして中標津方面へ進みます。
そういえば奥行臼には1989年に廃線となった
JR標津線の駅が保存されているので寄り道してきました。
駅舎のみならずレールとホーム、駅施設までがそっくり残されており、旧
標津線の駅でこのような形で残されているのはここだけしかありません。
旧・奥行臼駅から
厚床方面を望む。どこまでレールが残っているか確かめようとしましたが、草木が生い茂るジャングルだったので断念…。時の流れを感じます。
駅近くには、標津線に接続していた
簡易軌道である
別海村営軌道の車輛が保存展示されています。最近化粧直しされたようで、綺麗なコンディションになりました。
奥行臼を離れ、
中標津へ向かいます。
別海から先は
道道8号線となります。
中標津の地元菓子店『
はせ川』。かつて道東に住んでいた頃から好きだった銘菓『
杜の樹』をおみやげに購入。かつては『おちば』という名称で売られていました。
生クリームを混ぜた餡を蒸しケーキでサンドしたどら焼き風のお菓子で、生地によってチーズ・黒糖と抹茶の3種類があります。
菓子店のすぐ近くにはJR
中標津駅の跡地があり、厚床からの路線と
標茶~
根室標津間の路線が接続するジャンクションとなっていた標津線最大の駅でしたが、今はその面影もなく現在は交通ターミナルが建っています。
中標津からは
道道69号線~
150号線~
1115号線で網走を目指してさらに北上します。
中標津といえば、2か月前の暴風雪禍で計5人の若い命が失われた悲しい出来事がありました。事故現場となった道道775号線と交差します。
自然の猛威の理不尽さには本当にやりきれない思いです。亡くなられた方には改めてご冥福をお祈りします。
中標津の観光スポットとして有名なのが、「
地球が丸く見える」といわれる
開陽台。
恥ずかしながらまだ一度も行った事がなかったのですが、まだ周囲が明るかったのと雨が降っていなかったという事もあって行ってみる事にしました。
道道から急な坂道のアクセス道路を上り、開陽台に到達。
そこに広がるのは根釧原野と国後島、そして知床の山並みを一望する壮大なパノラマ!
これで天気が良ければもう言う事ナシなのに~!!
開陽台の出口にある看板には「
返せ!北方領土」の文字が。
日ロ首脳会談でも結局領土問題の進展は見えず…。
開陽台を後にして、再び道道を北上するのですが、根室国と北見国の間はどうしても峠越えしなければなりません。心配していた通りオホーツク海側はGWに入ってから雪の日が続いており、平地でも積雪となった地点もあったため、無事越えられるかどうか…。路面状況が危険と判断されたら即、引き返さなければなりません。
中標津経由のルートにしたのも、根室~網走間最短ルートの国道244号根北峠は標高が高めなので少しでも低い清里峠のほうが積雪や凍結のリスクが少ないからです。
峠に近づくにつれて、やっぱり雪が降ってきました(汗)
何とか清里峠を越えたのですが、相変わらず外気温は1℃しかなく、いつ凍結するかヒヤヒヤでした(爆)
その後
国道391号線にショートカットし、オホーツク海沿いの国道244号線に抜けてそのまま網走に入り、ここまでの燃費を計算するため市内のセルフGSで給油。前日の釧路より
網走のほうがガソリン代が「なまら高い」!!リッターあたり13円も違うなんて!
あちこち寄り道し過ぎたため、ゴー&ストップが多く実燃費は13㎞台にガタ落ち(涙)
そして駅前のホテルに投宿し、この日のドライブを終えました。
私の地元ではありますが、今回はあくまでも旅の中継地点です…。
部屋に入ってから、頭に何か付いてるなと思っていたら、その正体はなんと
ダニ!!たぶん奥行臼の廃線跡歩きの時ヤブの中にいたのがくっついてきたと思われますが…(-_-;)
もちろん服の中にも入っており、合計4匹も付いていました(>_<)
廃線跡歩きの際はそれなりの覚悟が必要ですね(汗)
今回通過した市町村(発着地点の釧路市と網走市を除く)
釧路町、厚岸町、浜中町、根室市、別海町、中標津町、清里町、小清水町。
次回、最終日に続きます。