クラウン購入記②の前に、今回は今年の春あたりまで次期愛車候補でもあったV37スカイラインのオハナシ。
結局商談するまでに至らなかったのですが、それにはいくつか理由がありまして。
私がお世話になっていた販社は、V37の試乗車が1~2台しかないという少なさで、試乗しに行こうと思い立って販売店に電話を入れても、事前に予約がないと乗れないという始末。
そんな気軽に乗れないなんて、試乗車の意味がないのでは!?わざわざ試乗のためだけに時間を作ってコチラからディーラーに予約を入れるのもめんどくさいので、結局試乗する気も失せてしまったのです。
まぁ乗ってみれば所有欲に火が点いたのかもしれませんがね…。
ただシステム総合出力364psのパワーと、3500ccのハイオク仕様というのが「そこそこのパワーで経済的」を求める私にしてみれば過剰性能で、理想のクルマ像からは外れていたというのも大きな理由です。
結局クラウンを選んだ私ではありますが、それでもスカGハイブリッドに一度は存分に乗ってみたいと思っていた処、ニッポンレンタカー北海道が「
ハイブリッドカードライブキャンペーン」というものをやっておりまして。
インターネット予約専用で、しかもスーパーレッドメンバー・プレミアムレッドメンバー会員のみのキャンペーンという事で、早速入会した上で予約をしました。
尚、V37は日産レンタカーですらラインナップされておらず、今の処ここでしか借りられないみたいです。
ちょっと古い話にはなりますが、フーガを手放してから約1週間が過ぎた「敬老の日」に、1日レンタルしてドライブに出掛けてきたのであります。
その代わり「
鬼より怖い」妻の命令で娘と一緒のドライブになっちゃいましたが…。
妻曰く
「たまには私一人でのんびりさせろ!!」
そんなワケで、妻に営業所まで送ってもらい、スカイラインの貸出を受けます。
今回借りたのは350GT(FR)のダークメタルグレー。
今回は
この時のルートで…と思っていたのですが、幼い娘と一緒という事でそんな計画が見事に狂ってしまいました…。
仕方なく、とりあえず十勝の芽室町まで行く事に。往路は高速経由です。
走り出すと、アクセルを軽く踏み込むだけで結構な加速力。
さすが日産HV、100㎞/h以上でもEVモードで走れてます!(速度違反ですが)
子供がいるので気分転換にキウスPAで休憩。
ついでに撮影タイム。
期間限定レンタルなので4駆ではなく、FRです。
丸テールじゃなくなったので、遠目で見るとスカイラインとわかりづらくなってしまったのが難点。やっぱりブランドマークがトランクリッドにないのは…。
私としてはスカイラインとして売るならば日産マーク(Sマークなら御の字)で出して欲しかった。
インフィニティバッヂにカスタマイズするのはオーナーの自由なのであって、メーカーが押し付けがましくするものではないと思うのですが…。
ボディサイズは大きいですが、全体的なフォルムはスカイラインらしさがあって私としては好感が持てます。
実はこのレンタカー、なんとここで走行距離が10000㎞という節目に!
夏のハイシーズンにはかなりの利用があったのでしょう。
V37はHVでもタコメーターが標準で、水温計のない代わりにエネルギーモニターが組み込まれています(マルチインフォメーションディスプレイに水温計を表示する事もできる)。
トマムICを過ぎると峠越え。トンネルを抜けて十勝に入ると雄大な景色が広がります。
高速代をケチるため峠を降りた十勝清水ICで下車、国道38号線を東進して帯広のお隣、芽室町に到着。
昼食はいつもの「あかずきん」の豚丼。
(店の画像は2010年のものから拝借)
昼食後、娘が遊具のある公園に行きたいと駄々をこねたので仕方なく連れて行き、遊んだ後芽室駅前にある「こばやし菓子舗」に立ち寄って有名なワッフルをお土産に購入。
本当は糠平方面へ行きたかったのですが、娘と一緒だとそうもいかず、仕方なく札幌へ戻る事にしました。その代わり帰りは一般道経由、すなわち日勝峠廻り。
さすがに娘も疲れたのか峠越えの間はお昼寝タイム。
国道274号線は休日でもトラックが多く、いくら抜かしてもさらに前方にはまた大型車が…。
いくら強力な加速力とはいえ、娘も乗ってるしレンタカーという事もあって安全マージンを取って無茶はしてません。
そして…どうにか札幌市内まで入ったのですが渋滞に…。
仕方なく均一区間だけ高速に乗る事に。
V37のタッチパネル、残念ながら使い勝手は良くありません。
オーディオの選曲画面が停車中でないと操作できないのは、タッチパネル化の弊害ともいえます。
おまけにエアコンも操作しにくいし…。クラウンの液晶画面は初めて使う人でも操作に迷う事なく使えるのに…。
そういえば、ドライブモードセレクターを使うのを忘れてて、ずっとノーマルモードで走っていました…(+o+)気付いたのがもう少しで家に着くという頃。
SPORTにするとステアリングの操舵力が結構重めになります。好みでこういった調整ができるのはダイレクトアダプティブステアリングの恩恵ですね。
峠越えの時使えばよかったのに~!!
あと、「96通りの特性」にカスタマイズできる機能があるのですが、操作方法がわからなくて結局試す事ができませんでした…。
一旦自宅に戻って娘とジュニアシートを降ろし、給油して営業所にクルマを返却。平均燃費は結局リッター17.7㎞の表示でしたが、終始ラフなアクセルワークで幾度となく追い越しでの全開走行をしたり、長い山岳ルートを通った割には好数値といえるのでしょうか。
というワケで、ようやくV37スカイラインに乗る事ができたのですが、「ダイレクトアダプティブステアリング」の操作性は普通のパワステと比較してもほとんど違和感は感じられず、好印象を持った次第です。特に砂利の上を走る際はステアリングに余計な振動が伝わらず、ステアバイワイヤの効果がわかりやすいと思います。
国産セダンの中では最高レベルの動力性能も存分に味わってきたつもりですが、この加速感、リニア感に慣れてしまうと他のクルマに乗ると非常~に鈍くさく思えてしまう…(実際、翌日仕事グルマに乗った際、発進の際つい全開走行をしまくった)。
あと、シートの出来は良いと思います。昨年暮れに大丸百貨店での展示の際シートに座った時はそれ程良い印象はなかったのですが、こうしてドライブで長時間座っている事こそ真価が試される時で、スパイナルサポートシートの効果はまさに絶大。背中の上部までシートバックに密着するので疲労低減の効果は十分にあると感じました。
このV37レンタカー、北海道限定キャンペーンで10月14日迄のレンタルなので気になる方はお早めに!
(前日9時までの予約が必要)