
最近、鉄分摂りすぎ!?のnigomaruです。
前回の続き。
釧路駅3番ホームに入線した「
まりも」は、DD51 1137牽引で、5号車スハフ14 502+4号車オハ14 511+3号車スハフ14 551+2号車オハネ25 11+1号車オハネフ25 7の5両編成で、昼行運転なので2号車と1号車の寝台車は「
ヒルネ」扱いで、1ボックスを4人で使用する座席車となります。
今回乗車する上りは、通常の
石勝線経由ではなく、なんと新得からは
根室線富良野廻りの迂回運転で、滝川からは
函館線経由で札幌に戻るという異例の運転形態を採り、しかも10時間余りも掛けて走行するという「
乗り鉄」趣味にはたまらない列車となっています。実際に昼行で「まりも」が運転されたのは石勝線開業後の数年間(しかも気動車)だけで、現役当時の運転形態とは異なりますが、夜行では味わえない車窓風景を堪能してもらおう、という趣旨でしょうか。
今回私が乗車したのは4号車のオハ14 511です。
同車は発電エンジンを搭載していないため、客車ならではの乗り味が楽しめると思って4号車を選んだワケですが…。
同車は昭和49年
新潟鐵工所製。私と同い年の車両が頑張ってる姿を見ると嬉しくなります。
実は、近所の駅を出発する前にみどりの窓口でもう一度指定券の空席を確認してもらったところ、なんと前日より多い30席以上の空席が発生しており、同じ4号車の窓側席が確保できたので乗車変更してもらいました。ここまで直前にきてキャンセルが多く発生したのは、おそらくオークション出品者や金券ショップからの払い戻しがほとんどではないでしょうか。特にオークションに関しては、一人で多数の指定券を購入し、一つの券が落札されたら次の券…と何度も出品を重ねている悪質な出品者が何名もおりました。今回の「まりも」だけでなく、「北海道一周号」にも同様のケースが見られ、特に道外から「乗り鉄」に来る方にとってはスケジュールの他に現地までの移動や宿泊を事前に確保する必要があるので、この段階で指定券が取れても道外から乗りに来るのは非常に困難で、今回諦めた方がこの事実を知ったら怒りがおさまらないでしょう。今後このテの列車が運転される場合は、指定券の発売方法を再考する必要があると思います。
そして、いよいよ釧路を発車。
大楽毛までの車窓風景をお楽しみください。
車内放送のチャイム「
ハイケンスのセレナーデ」は残念ながら電子音に換えられてしまっています。
大楽毛でさっそく運転停車。その間、車内改札(検札)が行われて乗客には一人一人乗車証明書が配られました。DD51の図柄にヘッドマーク型のスタンプが押せるようになっています。記念スタンプは1号車(オハネフ25)最後部席に置かれており、さっそく行列ができました。
乗車証明書と私が実際に使用した乗車券、指定券。図柄のDD51は車番が1142(北海道一周号の時と同じ牽引機)で、同機が使用される予定だったのでしょうが、今回は運用の都合で変更になったものと思われます。
なお、釧路を発車した時点では意外と空席があり、私の隣に乗ってくる事はありませんでした。
この大楽毛では釧路行きの
スーパーおおぞら1号と交換します。これが釧路に到着してからまりもが発車するダイヤにすれば札幌から日帰りで行けるのにねぇ~…。かといって
白糠から乗るのも中途半端になっちゃうし…。この上り臨時まりもは運転停車がかなり多く、特に釧路~
新得間の所要時間は同区間の普通列車よりも遅いんです!急行料金は乗り鉄を満喫するための特別料金として割り切るべきでしょう。次の
東庶路信号場でも普通列車との交換で運転停車がありました。
釧路~
厚内間は太平洋側を走行するので、車窓風景を存分に楽しめます。
私が釧路入りした時は曇り空だったのですが、名物の霧も出る事なく駅に着く頃には絶好の旅行日和となりました。基本的に雨男の私ですが、お天気に恵まれて本当に良かった!
切れ切れの動画で申し訳ありませんが、お時間のある方はどうぞご覧ください。
(途中お見苦しい箇所がありますが、ご了承ください。)
厚内からは
十勝地方に入りますが、ここで太平洋とはお別れ。ここでも長めの運転停車ですが、スーパーおおぞら3号とすれ違いの他に、同8号の追い抜きが見られました。急行が特急に追い抜かれるというのは国鉄時代には当たり前のように見られましたが、JRの
急行列車自体がもはや風前の灯である現代にだけに、これは貴重なシーンといえましょう。
厚内から先は内陸部に入って山を越えると
十勝平野に入ります。
浦幌を過ぎるとこれぞまさに十勝!というべき車窓風景が広がります。これはトウモロコシ畑です。
新吉野~
豊頃間、最後尾車オハネフ25の貫通路窓から。まっすぐな線路がいかにも北海道ですね。
池田を過ぎ、
利別~
幕別間で北海道有数の大河、
十勝川を渡ります。
十勝平野を横断しながら、
札内川を渡った列車は帯広の街を高架区間で進みます。
そして、十勝の拠点都市・
帯広に到着。ここで列車は19分の小休止となります。
最後までご覧頂きありがとうございます。続きは
パート③で!
Posted at 2012/08/01 00:36:28 | |
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