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nigomaru GTのブログ一覧

2015年10月27日 イイね!

臨時寝台特急北斗星の旅・たびたび(最後の乗車)

臨時寝台特急北斗星の旅・たびたび(最後の乗車)

もうすっかり鉄道ブログと化してしまった当ページですが、めまぐるしく変化を遂げつつある昨今の鉄道情勢に付きどうしても鉄道趣味活動に重きを置かざるを得ないワケであります。




さて、寝台特急『北斗星』が完全に廃止され、それにより日本から青い車体の寝台特急ブルートレインが消滅してから早、2ケ月が経過してしまいました。「去る者は日々に疎し」と申しますが、時代の波に揉まれ消えてしまった鉄道旅行の文化を我々鉄道ファンは永遠に語り継いでいきたいものです。今回は、私にとって最後の乗車となってしまった北斗星の旅の様子を綴らせて頂きます。
(今回もまた長文ブログとなる事をご容赦ください。)

※『ブルートレイン』の定義として、国鉄時代に製造された寝台特急用客車20系・14系・24系の各系列を使用した『寝台特急』(時刻表に☆彡マークの表記がある列車)でなおかつ車体が青である事が条件とされる。従って、24系使用の寝台特急でも『トワイライトエクスプレス』は緑色であるためあてはまらず、逆に車体が青でも急行『はまなす』などの14系座席車を含む列車も定義には含まれない事になっている。



臨時北斗星のラストラン・8月22日分の寝台券の10時打ちにも失敗し、あとはキャンセルを拾う以外北斗星に乗る事は叶わなくなってしまいましたが、さすがにラストランが近いという事もあって、キャンセルの発生も以前のようにはいかず、時間のある時にみどりの窓口で問い合わせても個室はおろか解放B寝台すら1ヶ月以内の空席が1つもないという状況が続いていました。
せめて…もう一度だけでも北斗星に乗りたい ! と思い、この際寝台タイプにはこだわらないので解放B寝台の空席照会が可能な『JRサイバーステーション』のwebサイトをヒマさえあればスマホでチェックしていましたが、いつ見ても「×」(満席)ばかり。ラストラン近くだと空席が出た時点ですぐに次客に拾われるのがほとんどのようで、「」(空席あとわずか)が出たとしてもみどりの窓口に走った時点ではもう手遅れという状況が続いていました。

通常、札幌からの臨時北斗星出発日は日・火・金の週3回でしたが、それだと最低1日は仕事を休まねばならず、たとえ切符が取れたとしても乗りに行くのは難しいのですが、7月25日・8月8日・8月22日(ラストラン)に関しては土曜日出発となるため、その日の仕事を調整して半ドンにさえすれば可能であり、翌日曜日中に帰札すれば月曜日からの仕事にも影響ありません。なので7月25日に乗りに行こうという計画を企てていたのですが、この日は阪急交通社とクラブツーリズムの北斗星ツアーが組まれている事もあって10時打ちは絶望的な情勢なので、キャンセルが出たら乗りに行こうと思っていたのです。

キャンセルが出やすいとされている2日前である23日は、札幌市内の各駅を片っ端から廻って問い合わせても、軒並み「満席ですね」の返答が出るのみ。前日24日も同様にキャンセルを拾う事ができなかったので、諦めて家でTVを観ながらスマホで『JRサイバーステーション』をチェックしていたら…。


なんと!B寝台にが!!




この画面を見たのはサイバーステーションのサービスが終了する22:30のちょっと前。急遽最寄駅に走り、改めて空席を確認。

「明日の北斗星、もしも空席があったら乗りたいんですが…」



















「1つだけ空いてますね」


















というワケで、ようやく寝台券をゲットしたのであります!!
結局、空席があったのはB寝台上段でしたが、この機会に昔ながらのブルトレの旅を味わいたいと思います。





そして当日、7月25日。
計画どおり仕事を昼で終わらせて帰宅し、シャワーを浴びて最寄駅から札幌駅に向かいます。






札幌駅に到着後、念のためみどりの窓口に立ち寄って下段や個室に空席が発生していないか確認しましたが、やっぱりあるハズもなく、5号車上段に乗る事が確定したので再び改札を抜けて4番ホームに向かい、到着を待つ事にしました。
そういえば、LEDの発車時刻案内板は『トワイライトエクスプレス』や『カシオペア』も臨時列車なのに『寝台特急』と表示されていたのに対して、4月以降の『北斗星』だけは『臨時寝台特急』と表示されるんです。






16:03頃、いよいよ『北斗星』が入線。
この日も前回4月28日の時と同じ、DD51 1138号機が先頭(次位は1093号機)

(5月17日撮影の画像で代用。ちなみにこの日は「ドア解放事件」で騒ぎになった)






今回乗車したのはオハネフ25 12で、25型の最初期グループ。私と同じ昭和49年生まれです!!
4月3日のオロハネ25 502、4月28日のオロハネ24 552に続いて、またまた車番の末尾が『2』の車輛に当たりました。




ちなみに今回の客車編成は
函館・上野方←①オハネフ25 214(禁煙B寝台) ②オロネ25 505(ツインDX) ③オロハネ25 501(ロイヤル・ソロ) ④オロハネ24 551(ロイヤル・デュエット) ⑤オハネフ25 12(禁煙B寝台) ⑥オハ25 503(ロビーカー) ⑦スシ24 507(食堂車グランシャリオ) ⑧オロネ25 506(ツインDX) ⑨オロハネ25 502(ロイヤル・ソロ) ⑩オロハネ24 553(ロイヤル・デュエット) ⑪オハネフ25 14(喫煙B寝台) 電源車カニ24 507→青森・札幌方




今夜の寝床。
向かい側の上段の方もお見えになり、軽く挨拶を交わします。






荷物を置いた後は『居場所』を求めて6号車ロビーカーに向かいます。隣7号車食堂車でのシャワーカードを買うための行列で大変混雑しておりましたが、家でシャワーを浴びてきた私はそれを横目に駅弁を食べる事に。さすがに寝る以外の時間を上段寝台で過ごしたくはありませんから…。
夏場という事もあってシャワーカードの行列はロビーカー全体まで続いていましたが、売り切れで買えなかった方もかなりいたようです。






16:12に札幌駅を発車。
車内放送の動画です。





シャワーカードの行列もなくなり、落ち着きを取り戻したロビーカーの車内。
B寝台11号車に乗っていた阪急交通社のツアー客が多く(ちなみに11号車は1区画4名分以外全てツアー枠)、その中の1人・夫婦旅行で神奈川から来たという老紳士と会話しながら過ごしておりました。その方は特に鉄道ファンというワケでもなく、人生の中で寝台列車の旅は初めてと仰っていましたが、北斗星の廃止によって日本からブルートレインが消滅するという事が世間一般の話題になっているという事からツアーに参加したそうで。
寝台列車の旅は見知らぬ人たちとのコミュニケーションも楽しいものです。






この日は珍しく?ロビーカーのTVモニターでA個室用のDVDビデオの放映がありました。以前乗った時は2回ともBGM放送のみだったのですが、乗務している車掌によって対応が異なるようです。




出発前は曇り空で経過していたのですが、残念ながら雨の中の走行となりました。
札幌を出て約1時間半、登別の次駅・富浦付近の太平洋。




伊達紋別の1つ手前、海のそばの北舟岡駅を通過。
撮り鉄さんよ!こんな線路際で撮影していいのか!?





そして5分停車の伊達紋別では恒例の撮影タイム。
老若男女問わず機関車にカメラを向けますが、残念ながら先頭部はホームからはみ出してしまうんですね…。



そして、札幌を36分も後に発車した『スーパー北斗14号』が追い抜いていきます。





伊達紋別の停車中にいったんロビーカーの席を離れたのですが、戻ってみたら私が座っていた席が空いていたので再び座らせてもらう事に(決して荷物を置いて席取りしたワケではない)。
先述の老紳士が「興味が合うから話し相手になってあげるといい」と、隣の椅子に座っていた一人旅のご婦人を紹介されます。
「何号車ですか?」と尋ねると、なんと私と同じ寝台の区画でした。札幌在住の彼女は寝台列車の旅が非常に好きな方で、2月には札幌発の『トワイライト』にも乗車されたそうで、何とも羨ましい!北斗星がなくなった後は『はまなす』での旅行を計画しているとの事でした。



洞爺を過ぎ、日没を過ぎて薄暗い中、廃止が取り沙汰されている『日本一の秘境駅』で有名な小幌駅は一瞬で通過。残念ながら写真を撮りそびれてしまいました。
19時前あたりから食堂車パブタイムの行列が出来始め、しばらく様子を見て私もそれに加わります。ロビーカーに長居していたのはこのタイミングを伺うためでもあったのです。さすがにラストランが近いため、函館での機関車交換の撮影後に入店のタイミングだと間違いなくL・Oには間に合いません。
そして、長万部あたりでようやく車販が回ってきました。この日はワゴン担当含めて食堂車クルーはすべて男性でした。



というワケでまたまたグッズ購入と相成りましたが、今回は北斗星タオルとEF81北斗星プレート、そしてオリジナルペンを購入しました。
タオルは4月3日乗車の時も購入したのですが、1つは実用品として、もう1つは永久保存版として保管しておきます。




ロビーカーの通路で立ちっ放しする事、約1時間半。
20:40頃からパブタイムの営業が始まりようやく食堂車に案内され、調理室側の2人掛け席に座ります。もちろん相席で。




やはり相席の方、コミュニケーションを取るのに消極的に見え、声を掛けるのは控えたため会話する事はありませんでした。
今回はお酒を飲む気分ではないので飲み物はコーラ。




この間、21:06に函館到着しますが、相席の方は料理がまだ出ていないのをいい事に席を離れ、機関車交換の撮影に向かっていきました。同様の行動を取る客が他にも2、3人いたような…。いちおう、食堂車クルーの方も容認してましたが…コレってアリなの!?
窓越しに確認した処、青函間の牽引機は前回と同じED79 4(定期ラストランと同じ)でした。



~今回オーダーしたフードメニュー~

①…ピッツア・マルゲリータ
サックリした歯触りとチーズの香ばしさが食欲をそそります。
席に着いたのは1番ではなかったのに、何故か他の方の料理よりも早く運ばれてきました(^^♪



②…ビーフカレー
たぶん、パブタイムメニューで最も美味しいのはコレだと思います。
価格も¥1230と「比較的」リーズナブルだし。
付け合せのサラダ(モーニングタイムと同じ)のドレッシング、他では味わえない個性的なコーンドレッシング。商品化すれば売れると思うんですがね。





パブタイムでの食事を終え、ロビーカーは満席で座れなかった事もあって自分の寝台に戻ります。同じ区画の他3名は既にカーテンを引いている状態。青函トンネルに入るのを見届けてこの日は寝る事に。ただ、なかなか寝付けませんでしたが…。
今回乗車したオハネフ25 12は初期車で大窓のため上段側にもわずかに窓が掛かっており、昇降装置のリンクが残されているのが特徴です。





翌朝はやはり仙台付近で目が覚めてしまい、正確な場所はわからなかったものの運転停車中でした。踏切の安全確認のためだったようです。
その後洗面所で洗顔を済ませて再びロビーカーで車窓を眺める事に。昨日一緒だった11号車の老紳士もお見えになり、再び会話をしながら過ごします。
昨日の道内と打って変わって、本州は晴天の朝を迎えました。




今回は朝食もモーニングタイムの食堂車で食べるつもりだったので、5時50分位から並んで6時半の開店を待っていたのですが、並んだタイミングを見誤ったのかちょうど私の番になって「申し訳ありませんが満席になりましたので…」になってしまいました。トホホ…。



この間、6:17郡山発車後に「おはよう放送」が流れます。
(※映像は「オマケ」と考えてください)



仕方なく順番待ちの名簿に名前を書いてロビーカーでさらに待つ事に。再び先述の老紳士と会話していたのですが、約30分後ようやく食堂車クルーから呼び出しが掛かります。私は慌ててロビーカーを離れてしまい、その後老紳士と車内でお会いする事はありませんでした。きちんと挨拶をしてお別れできなかったのがちょっと残念…。


さて朝食。
今回もやはり洋食をオーダー。好みというのもありますが、同じ¥1650なのに和食はどうしてもショボく見えてしまうので。
フワフワで香ばしいバターブレッドがリッチな気分にさせてくれるんです。




朝食を済ませた後は機関車の連結部を見に先頭1号車まで歩いてみたのですが、やっぱりというか、今回もカシオペア用の『銀釜』が引っ張ってました(前回と同じEF510-510号機、通称ゴトーさん)。普段の行いなのかなぁ…?せめて最後の乗車位『青釜』に当たって欲しかった(>_<)
結局今まで北斗星に乗車した4回すべて、本州区間の牽引機はカシオペア塗色の機関車というイレギュラーな組み合わせになってしまいました。




宇都宮に着く頃、自分の寝台に戻りますが、同じ区画の方々は皆席を離れており、私は通路の補助椅子に座って車窓を眺める事にしました。




気になるモノを見つけてつい撮ってしまった…。
ハシモト
宇都宮の先、石橋付近にて。




1駅だけ茨城県内にある古河を過ぎると利根川を渡り、埼玉県に入ります。




蓮田~東大宮間の有名な撮影地・『ヒガハス』は休日という事もあって撮り鉄のクルマがズラリと並んでました。




ここまでの間、席を外していた同じ区画の3名も戻ってきました。特に私の寝台の下段の方はここで初めて顔を合わせる事になり、北斗星の旅の終盤はその3名と会話しながら過ごしました。
「やっと皆揃いましたね(笑)」
向かい側の上下段の方は一緒に食堂車で朝食を食べに行っていたとの事。下段の方は昨夜ロビーカーで会話したご婦人です。
札幌発車前に顔合わせしていた向かいの上段の方、なんと『夢空間』のデラックススリーパーに乗車経験があり、寝台券を購入の際に1室しかない豪華客室『エクセレントスイート』と2室の『スーペリアツイン』どちらとも取れてしまい、後者を放流して『エクセレントスイート』に乗車したという武勇伝を語っておりました。

今回は個室に乗れなかった分、他の乗客とのコミュニケーションが取れてそれもまた楽しかったですが、もしもネットオークションで寝台券を入手したという輩に会っていたら口もききたくなかったですね。ちなみに同じ区画の3名については10時打ち、もしくはキャンセルで入手したそうです。


大宮を過ぎて都内に突入、尾久車両センターのブルトレ客車群が見えるといよいよ北斗星の旅もフィナーレとなります。




尾久駅に差し掛かると見えるお馴染みの『のんびりゴロリン 寝台列車 カシオペア・北斗星』のキャッチ。
北斗星が消えた今は『カシオペア・北  』と不自然な表記になっているようですね…。
(動画からの切り出しですが、今回は終着駅到着の放送は収録に失敗したためご容赦ください)





札幌から1214.7㎞、約17時間の行程を終えて無事に上野到着!
奇しくもこの日の東京は今年初の猛暑日!熱気のこもるホームへ降り立ち、私にとっての北斗星、そしてブルトレ最後の旅はついに終わってしまいました。
どうせ機関車は銀釜なので、今回も電源車の撮影に回る事に。やはり多くの乗客が取り囲んでおります。







乗客を降ろした後、北斗星の車輛は推進回送で尾久車両センターに回送されます。





推進回送を見送った後は北斗星車輛のネグラである尾久まで行ってみたのですが、残念ながら留置線上のE233系(E231系?)に被られて先程の『のんびりゴロリン…』のキャッチや尾久車両センターの客車群を見る事はできず、後ろ髪引かれる思いで『上野東京ライン』で東京駅に向かう事に。
ホーム上で屋根があるから良いのですが、コレで直射日光の下だと…熱中症になりますね(汗…)





仕方ないので電車の窓から田端運転所に留置されている先程乗ってきた北斗星の牽引機EF510 510とEF81 81を撮影。




そして東京駅の地下でお土産を買って東北新幹線『はやぶさ19号』でトンボ帰り。




今回はつつましく普通車利用。3人掛け席の窓側なのでようやくスマホが充電できました。ただ、この日は夏休みに入った事もあって私の隣には八戸に行く小学生の姉弟が乗ってきておりちょっと窮屈でしたが…。

地下駅の上野を出て地上に戻ると尾久車両センターが見え、先程乗ってきたと思われる北斗星車輛に別れを告げました。





新青森からは『スーパー白鳥19号』で本州にお別れ。





そして函館からキハ183系の『北斗15号』ハイデッカーグリーン車に乗って札幌に戻りました。





この『北斗15号』も例に漏れず、グリーン車にも中華系の旅行者が何人か乗っていたのですが彼らのiPhoneの通知音がやたらうるさかった。アチラではマナーモードに設定する習慣がないみたいですね…。

21:57札幌着。約30時間の弾丸ツアーが終わりました。





結果的に今回が北斗星最後の旅となってしまいましたが、4回の旅で大まかにA個室(ロイヤル)、B個室(デュエット)、解放B寝台のバリエーションに乗る事ができてそれぞれの個性を楽しめたのは本当に良かったと思っています。ロイヤルはもう1度…とは云わず何度も乗ってみたかったですが、あまり回数を重ねてしまうと有難みがなくなっちゃうと思うので…(某ブログで読んだけど臨時北斗星のロイヤルに一度乗り、その後JR西の電話予約センターにやたら電話をかけまくって空席照会して再びロイヤルに乗ったという方がいたがチョットやり過ぎじゃないか?)

『北斗星』が消え、残る『カシオペア』『はまなす』も北海道新幹線開業を機に廃止される事が正式に決まり、道内を走行する夜行列車は風前の灯。夜行列車と引き換えに、JR各社は富裕層向けの『クルーズトレイン』の開発・運行に力を入れようとしていますが、カネと時間が有り余っている者ばかり優遇されるのは本当に悲しい。やはり大衆列車の充実こそ真のサービスではないかと思うのですが。
またいつの日か、せめて北海道新幹線が札幌まで到達した時に、個室寝台を備えた夜行新幹線として『北斗星』が復活してくれる事を祈りつつ、本ブログを終わります。
最後までお読み頂き、ありがとうございますm(__)m


P.S 実は10月の3連休に急行『はまなす』に乗ってきました!その時の様子はまた後日ブログにしたいと思います。

Posted at 2015/10/27 00:08:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄&バスネタ | 旅行/地域
2015年10月20日 イイね!

クラウン2.0ℓターボ試乗!

クラウン2.0ℓターボ試乗!ずっと『北斗星』ネタ(※北斗星ラスト乗車のブログは近日アップします)ばかり続いてきましたが、別にクラウン熱が冷めたワケではなく、私の赤いクラウンはもうすぐ1年、走行1万キロの大台に乗ろうとしています。たまにはクルマネタに戻さないと…なので、今回は久々にクラウンネタでいきます。





といっても、私のクラウンではなく、今月早々にマイナーチェンジを果たした新型クラウンのオハナシです。それによって、私のクラウンは購入から1年足らずで型落ちとなってしまいましたが…(涙)。まぁコレも想定の範囲内だし、その分しっかり値引きさせて頂いたので不満はありません。

今回のMCのトピックとして、2ℓターボ搭載のアスリートが車種追加されたのですが、いかんせん4駆が存在しないため北海道では売りにくいという事情もあってか、担当の販売会社のHPで調べたら全店を通してもターボはまだ1台しか試乗車が用意されていません(それ以外はHV4駆がほとんど)。


そんなワケで、先日の日曜日に担当店舗ではなく自宅からクルマで約20分位のトヨタ店へ出向きました。
新型クラウンのイメージカラーである『天空(ソラ)』を纏ったアスリートG-Tが鎮座しておりました。
標準の6色以外に12色のオプション色から選べる『ジャパンカラーセレクションパッケージ』の中の1色。この色は『MIRAI』のイメージカラーと同じですね。
『ジャパンカラー…』に関しては27万円の追加となり、結構お高くなってしまいますが、定番色では飽き足らず「自分だけの1台」を表現したいオーナーにとっては福音です。国産車、しかもクラウンでこのような取り組みを実現したのは喜ばしい限りで、もっと他のクルマやメーカーにも広がって欲しいものです。



お店に入って試乗の旨を営業マンに話すと、「今すぐでしたらご試乗できます」との事。
ターボ車の試乗車がここにしかないというのもあって、試乗予約がひっきりなしだそうで、昨日も多数の試乗客が訪れたとの事です。私はアポなしで来てしまいましたが、タイミング良く受け入れて頂けました。


さっそく試乗する事に。
内装も『ジャパンカラーセレクションパッケージ』で選択できるホワイトレザーシートを装備。



まずアクセルを踏み込んだ瞬間、ちょっと出だしが弱いかな…という印象を受けました。HVだと最初のひと踏みからスムーズに加速していくので、それと比較すると元々2ℓという事もあり、ターボが利き出すまでのわずかなラグの間のトルク不足が気になったというだけで、過給が始まればスムーズな加速感を得る事ができました。組み合わされるミッションは8ATなので変速ショックをほとんど感じさせずシフトチェンジは非常に滑らかです。そういえば、従来3.5モデルにしか搭載されていなかったパドルシフトも2.0ℓターボにも標準装備されているのですが、ついいつもの習慣でシフトダウン操作をATレバーで行ったため、結局使うのを忘れてしまいました…(汗)。
今回のMCでボディも手が入れられており、スポット溶接の増し打ちや構造用接着剤の採用によって剛性がアップさせ、足廻りもチューニングされているとの事ですが、やはり走らせてみて『シャキッ!』と引き締まっている印象を受けました。


市街地の短い走行という事で控えめな運転に終始しましたが、出足にやや不満を感じたものの走りに関しては概ね良好で、HVの4気筒に慣れているせいもあってエンジンノイズも特に気になる事はありませんでした。ただ、どちらかといえば走りに振ったセッティングであるらしく、JC08モード燃費が13.4㎞/ℓとそれ程省燃費というワケでないため、ロイヤル系に搭載されなかったのはそれも影響しているのでしょうか。


試乗の後はショールームでコーヒーを頂きました。




ショールームの片隅に飾られている色見本のミニカーもMC後のモデルに。
結局、標準色はロイヤルとアスリート、それぞれ6色で従来と変わっていません。『赤いクラウン』ももちろん健在です(私はMCでなくなると思ってました…)。
残念ながら『ジャパンカラー…』12色のミニカーはありませんでした。





そういえば試乗記念品として、クラウンのロゴが入ったオリジナルタオルが貰えるとの事だったのですが、営業マンも忙しかったらしく他の接客に回ってしまい、結局貰いそびれてしまいました…(>_<)
実は、先週も別のトヨタ店に行って発表会を見てきた際に記念品のキーホルダー(タイトル画像がソレ)を頂いてきたので、まぁいいか?
2015年09月02日 イイね!

思い出の彼方へ…さらば!寝台特急北斗星!!(長文御免)

思い出の彼方へ…さらば!寝台特急北斗星!!(長文御免)またまた鉄ネタになってしまいましたが、どうかご勘弁を。
なかなかヒマがないと云っておきながら、どうしても書かずにはいられませんでした。


本文に入る前に、ひとつお礼を云わせてください。
以前『臨時寝台特急北斗星30時間の旅①(札幌→函館) 』という、4月3日札幌発の北斗星に乗った時の模様を記したブログをみんカラ上で発表させて頂きましたが、なんと!私・nigomaru GTの当ページにおいて7000PVを越え、トータルPV数トップになりました。しかも、Yahoo!googleで『北斗星 ブログ』と検索すると上位に出てきます(そのうちラストラン関連のブログに隠れてしまうのだろうけど)

(すみません…webページの画像をコピペする方法がわかりませんm(__)m)

それだけ沢山の皆様方にお読み頂いているという事なのでしょうか。
この場を借りて、深く感謝申し上げます!!
ありがとうございます!!<(_ _)>



さて本題。
寝台特急『北斗星』のラストランも無事終わり、日本における『ブルートレイン』の歴史の幕が下りて早、10日が経過してしまいました。

その正真正銘・ラストランとなった22日の札幌発のチケット争奪戦に私も参戦したのですが、あえなく徒労に終わってしまいました…(涙)
発売日である1ヶ月前・7月22日の早朝4時半から札幌駅に並び、5時40分の『みどりの窓口』オープン時に事前申込書を提出して『10時ジャスト打ち』をしてもらえる10名のうちの1人になる事はできたのですが、結局同駅では私はおろか他のすべての購入希望者が買えなかったという、残念な結果になった次第です。



4月から北斗星は臨時列車に格下げになり、私は偶然キャンセルを拾う事によってその臨時列車としては初である4月3日の上野行き「8008レ」に乗ってきたので、同じ8008レの最終列車にも乗りたかったんですがね…。
 


さて…チケットは取れなかったけど、札幌に住む『鉄』として北斗星の正真正銘ラストランを見送らずにはいられないので、多忙な時期だったとはいえ22日は仕事を調整して早く切り上げる予定でいました。それでも予定より大幅に早く終わる事ができたので上野発ラストランを出迎えに札幌駅に向かおうと思ったのですが、微妙な時間だったので1つ隣の桑園駅で札幌運転所に向かう回送列車を撮影する事にしました。

学園都市線側の3・4番ホームで撮影した、下り札幌行きラストランの任務を終えて札幌運転所のある手稲へ向かう回送列車。ここにきてようやく、先頭から最後部までストレートに入ったフル編成を撮影する事ができました!
先頭は、以前乗車した4月28日上野行きと同じ1138号機。私、同機がラストランに充当される事を以前から予想していたんですよ(^^;) ちなみに3月14日に札幌に到着した下り定期列車のラストランでも次位に連結されていました。




最後尾はオハネフ25 215でした。臨時化初めの頃はオハネフ25の初期車(折妻)が最後尾(11号車)に連結されていましたが、その後はずっと切妻タイプの200番台車が11号車の運用に就いていたようです。




撮影後は、ラストラン北斗星が出発する札幌駅へ移動。
同駅で発売されている記念硬券入場券をみどりの窓口で購入。




いちおう、発売初日の6月22日に1枚だけ購入済みだったのですが、ラストラン出発日である8月22日の日付が欲しくて結局3枚も購入。中央の券番は「5001」…あと少し早く買っていればキリ番だったのに!
右の1枚は、この後ホームに入場するために実際に使用したので改札スタンプが押されています。




札幌駅の他、長万部、八雲、森、函館の4駅で発売されており、7月初めに「収集ツアー」で函館まで遠征した際に全部揃えました。
北海道キヨスクから発売されている『ありがとう寝台特急北斗星 オフィシャルブックレット』に添付されているホルダーに収めると、こんな感じ。
左のクリアファイルは、同ブックレットにセットされているうちの1つですが、いわゆる『宇宙軒カーブ』での写真が使われています。
ちなみに、収集ツアーのついでにロケハンがてら伊達市にある『宇宙軒カーブ』に行ってみようとしたのですが、そこに辿り着くまでの道がものすごい悪路で、クラウンで入っていくにはあまりにも無謀だったので諦めました…orz




入場券購入ついでに?ラストランの空席を調べてもらいましたが、当然ながら満席。まぁ、4月3日当日のロイヤルゲットで一生の運を使い切ってしまっただけに奇跡など起こるハズもありません。21日の上野発ラストランには乗車日が近くなってからキャンセルが若干出ていたそうですが、果たしてこの正真正銘ラストランではどうだったんでしょう…!?




ちょうどお昼時だったのでパセオの地下にある喫茶店でランチを済ませ、それでも入線まで約2時間半ありましたが北斗星が出発する4番ホームにとりあえず行ってみる事に。
見ての通り、まだ誰も陣取ってません。
「ヨシ!!」
ラストランが近づくに連れ、どこの撮影地に行っても道外からの遠征組で混雑していて我々道内ファンの入り込む余地がなかったですからね。基本『乗り鉄』である私ですが、ここは『道民の意地』として最後の入線シーン撮影のため一番乗りして粘る事にしました。




この日は3・4番線ホームの苗穂方端っこ(つまり、DD51の停車する方)はマスコミゾーンその他の理由で始発から入場制限がかけられていましたが、桑園方についてはそこまでの規制は掛けられていません。
しかしホーム端の柵と柱にはV型にトラロープが張られていました。以前撮影に来た時にはなかったのですが。これなら入線シーンを押さえられる人数も限られてしまいます。
私が来て5分後位に、やはり撮影目当ての撮り鉄さんが来られたのですが、彼は私が来る前に一度来ていて、誰も一番乗りしていなかったのでその場を離れていた間に私が来てしまったそうで…。ゴメンナサイ(汗)




札幌駅では定期北斗星ラストラン以前から撮り鉄対策として3・4番と5・6番ホーム上に警備員を配置していますが、さすがに正真正銘ラストランであるこの日はいつもよりその数が多いようです。14時前位にその一群がホーム上に現れ、何やらミーティングをしています。




14時頃から後ろに並んで入線を待ち構えるファンの数が増えてきました。
真夏の暑さはピークを過ぎたとはいえ、この日は晴天だったので強い日差しの中待つ事になりますが、時折入ってくる列車を撮り鉄しながら粘ります。
画像は我が学園都市線の末端で活躍しているキハ40の石狩当別への回送で、近郊型電車や特急列車が行き交う日中の札幌駅に単行気動車が入る珍しいシーンです。




粘りに粘った2時間半。
16時02分頃、ようやく、桑園方からDD51重連に牽かれた『北斗星』が現れました!!




北斗星』のヘッドマークを装着したDD51、そして24系フル編成が札幌駅に入るのは本当にこれが最後。

先頭はキリ番の1100号機で、次位が先述の1138号機。
上りの入線シーンは光線状態が非常に悪い中での撮影になってしまうので、編集にて画像を調整しています。







ラストランを見送りに来た総計1500人という人々に出迎えられ、最後の北斗星がホームに進入します!




到着するや、今度はカニ24のテールマークを撮るのにホーム端が身動きもできない位にゴッタ返し、DD51をバッチリ押さえた代償としてテールはこんな画像しか撮る事ができませんでした…(^^;)



入線から発車までは約9分の短さ。
その間に鉄道ファンはじめ見送りに来た人々は発車前の様子をカメラに収めていきます。
このように、車内からお手製のメッセージボードをウインドウに貼りつけられているのが目立ちました。




定期列車ラストランの時もそうだったのですが、今回も5号車乗車口付近で乗務員室から発車合図を送る車掌の様子を動画で撮影しました。
LED発車案内の『北斗星』の文字も、明日からは表示される事はありません。
(お見苦しい動画ではありますが、お時間のある方はご覧ください↓)




こうして、多くの人々に見送られながら、札幌駅から最後のブルトレ・北斗星の最終列車が去っていったのです。




北斗星が去った後のホーム。
余韻に浸る人、ラストランを見届けたらサッサとホームから離れる人など、様々。
乗車口案内札をカメラに収める人もおりました。




その『北斗星』の乗車口案内札。これも明日からはもう見る事もできません。
最後の寝台車付き急行列車『はまなす』にも既に『葬式鉄』が殺到している状況で、まだ青森~札幌間を通しで乗った事のない私はいつ乗りに行けるのだろうか…(本当は4月29日の新幹線の停電トラブルがなかったら乗れたんだ!!(怒))。



さらば!北斗星!!


…もともと道内のJRばかり乗り鉄していた私にとって『北斗星』という列車は縁遠い存在でありましたが、それでもいつかは乗りたいと思っていた夢を温め続け、デビュー20周年の2008年に新婚旅行でそれを叶える事ができ、思い出の列車になったのでした。
そんな北斗星も車両の老朽化や北海道新幹線の開業準備に伴って今年3月のダイヤ改正でついに定期列車としての運転に終止符を打ち、臨時列車としてしばしの復活を遂げた北斗星に「コレが最後」のつもりで乗った4月3日上野行きも、度重なる奇跡とトラブルの連続で私の乗り鉄史上最も強烈な出来事となり、一生忘れられない旅になったお蔭で北斗星に対する思いがさらに深まったというのも事実でして、その後さらに札幌発の列車に2回も乗ってしまったのであります。

えっ?2回!?
すみません…4月28日の後にもう1回臨時北斗星に乗って上野まで行っており、コレが正真正銘最後の乗車となりました。
その時の様子は改めてブログにしたいと思います。

(今回はとりあえずこれにて完。最後までお読み頂き、ありがとうございます。)
Posted at 2015/09/02 00:55:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄&バスネタ | 趣味
2015年08月28日 イイね!

週休2日が欲しいっ!!!

お久しぶりです。
3ヶ月以上もの長きに亘って更新が途絶えてしまい申し訳ありません…m(__)m


ブログにするネタは割と豊富にある(といっても、クルマやドライブネタの他は鉄ネタばかりだけど)のですが、ここ数ヶ月私の仕事も繁忙期に入りっ放しで、家に帰れば家庭生活優先のため夜もなかなかブログを起こす気にもなれず、かといってたまの休日は家族サービス、または1人で出掛けたりする事もあるものの、それが精いっぱいにつきその事をブログにしようにもなかなか文章や写真の整理が付かず…といった繰り返しで、そのうちみんカラ自体に手を付ける事も途絶えてしまい、結局今に至るのであります…orz


せめてもう少し休みがあればそんなゆとりも出てくるのでしょうが。
私の休日といえば年末年始、GW、お盆を除くと日曜、たまの祝日位しかなく、勤めている会社もいわゆるブラック企業なのでサービス残業も当然、しかもボーナスも出ない時のほうが多く、週休2日など望むべくもありません。当然、明日土曜日もフルで仕事です。
ちなみに、有休もないワケではありませんが(クラウンを納車した日や北斗星に乗りに行った時もそうした)、最閑散期の4月以外に取るとその後の仕事に影響するため、なかなか難しいのが現実です。


隔週、はたまた月イチでもいいから、やっぱり週休2日は欲しいですね~。
すみません、久々の投稿なのにちょっと愚痴っぽくなってしまいましたね…(汗)。
Posted at 2015/08/28 23:20:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとりごと | 暮らし/家族
2015年05月21日 イイね!

たびたび帰りは遅れ旅

大変遅くなりましたが、前回の続きです。
またまた長いブログではありますが、お時間のある方はお付き合いの程よろしくお願いします<(_ _)>

あず吉さんとのプチオフリベンジが無事終了し、私はその日の夕方の東北新幹線『はやぶさ31号』に乗り、青森からの夜行急行『はまなす』に乗り継いで札幌に帰る予定でした。
しかし、お昼前に東北新幹線が郡山付近での架線トラブル(渡り線架線の異常摩耗による断線でショート)で停電となったため運転見合わせとなってしまい、あず吉さんからその情報を教えて頂いたのですが、ちゃんと札幌に帰れるかどうか心配になってきましたよ…(;_;)

果たして私が乗る新幹線は無事走ってくれるのか!?

結局復旧して運転再開したのが16時頃の事。
あず吉さんに送って頂いて私が東京駅丸の内口に来たのが、それからまだ1時間も経っていない時でした。




当然、運行状況を知らせる掲示板には遅延の文字が…。
運休の決まった列車も多数出ているようです。
念のため、みどりの窓口(※この時点では、運転見合わせで足止めされていた列車が到着していなかったため、払い戻し客による混雑はまだしていなかったで私が乗車する『はやぶさ31号』が運転されるかどうか確認した処、それについては運休が決まっていなかったものの、実際動くかどうかまだ未定なのでもう少しお待ち頂きたいとの事。




とりあえずお土産を買いに行くのですが、その前に丸の内地下にあったJR北海道プラザの店舗がまだ残っていたので撮影。



JR北の関東唯一の営業拠点でしたが、丸の内地下の再開発に伴い4月11日限りで閉鎖となってしまいました。
北斗星やカシオペアの寝台券を取るためにコチラを愛用されていた方も多かったようですが、いくら東京とはいえ赤字だったらしく、経費節減でその分安全への投資に振り向けたいという意味合いもあったようです。仙台支店も10月で閉鎖が決まっており、以後も残るJR北海道プラザは大阪だけ。





お土産をひと通り購入し、コインロッカーに預けていた荷物を引き取って新幹線乗り換え口に来てみたら、足止めされた客や到着便からの下車客でかなりゴッタ返していました。
コチラでは何人かのJR社員が乗客への対応に追われており、私も明朝まで札幌に帰らなければならないので『はやぶさ31号』から『はまなす』に乗り継げるかどうかを尋ねても、現場が混乱しているせいか曖昧な答えしか出てこない…。
先発でもう1本新青森まで向かう便もあったのですが、ソチラに乗車変更をしても混雑のため着席できない可能性大で、さすがに3時間半も立ちっ放しはツライ。結局は『はやぶさ31号』の出発を待つしかないという結論に達したワケであります。




混雑する乗り換え口で待つ事2時間近く…。なかなかダイヤの混乱は収まりそうにありません。
LED発車案内の発車時刻は定刻表示のため、前後入り乱れた状態になっています。
ようやく、私の乗車する『はやぶさ31号』の発車案内が表示されました。
しかし、この時点で発車時刻から既に1時間半も経過。『はまなす』は発車時刻を遅らせても接続を取ってくれるのだろうか!?




そこで改札を抜け、ようやくホームに出て到着を待つ事に。
ホームの売店で駅弁も買い込みます。




ホームに出て待つ事30分…新青森から来た『はやぶさ24号』が2時間半近く遅れて到着。この車輛が折り返し『はやぶさ31号』になります。



今回はグリーン車の指定券を取っていました。




お約束の車内清掃が終わるまで、辛抱辛抱…。



やっと乗り込みます。意外な事にグリーン車はガラ空きで、全部合わせても10人もいなかったと思います。大幅な遅れのため旅行を中止したり航空機に振り替えた客も少なくなかったのでしょうか?




ここでようやくスマホを充電!
北斗星の車内で充電ができなかった事もあって、この時点で電池残量が10%程しか残っておらず、非常に心細かったんですよ~(;_;)
隣の席のコンセントでカメラの電池も充電。なので新幹線乗車後はあまり撮影していません。




結局発車したのが定刻から2時間半も遅れた20時50分。
完全に特急料金払い戻しの対象ですが、それよりも『はまなす』が接続してくれるかが心配…(;_;)
とりあえず、ホームの売店で購入した『鳥めし弁当』
(前回新幹線に乗車した時にも食べた)と『牛肉弁当』を遅い夕食として頂く事に。





その後仮眠していたら、「『はまなす』にお乗り換えされる予定のお客様は車掌にお申し出ください」と車内放送で案内があり、一応申し出てみたのですが…?

その後車掌が戻ってきて、結局、『はまなす』は『はやぶさ31号』の到着を待たずに発車する事となり、接続しないという事になってしまいました…(涙)
そこで、車掌に乗り継ぎ客が何名いたか訊いてみたら、私を含めてたった2名!これじゃあ発車を遅らせてまで接続する事などするハズもなく…(>_<)
当然、翌日の仕事にも間に合わない事が確定してしまいました。


どうしてくれるんだよ!!

でも、怒ってもしょうがない。ゴネても無駄です。大企業に噛み付いても、勝ち目はありません。
「(乗り継ぎできなかった)お客様をどうするか会社のほうから指示されるので、とりあえずは青森駅まで向かってください」と車掌に言われ、それに従うしかありませんでした。

回復運転のせいか前回乗った時より速く走行しているようで、遅れは当初より7分位縮めてようやく終点の新青森に到着。
グリーン車はこの時点で他の乗客がすべて降りてしまい、あとは私1人の貸切状態。




既に到着は午前0時を回っていました。



奥羽線の701系電車に乗って1駅先の青森へ。
この列車は青森行きの最終で、『はやぶさ31号』の到着を待って発車時刻を遅らせていたのです。





結局新幹線の遅れは2時間以上となったので、例によって特急券に遅延証明のスタンプを押してもらい、払戻しは後日の対応になります。そして『はまなす』に乗り継げなかった私ともう一人の乗客は、JRの用意したホテルに宿泊させて頂く事となりました。



駅の外に出ると、海のそばだけに潮の香りが漂います。
ただ、夜だけに結構肌寒い。




JR社員に案内され、駅前のコチラのホテルにチェックイン。
だけどJR北だとここまでの対応はしてくれません。やっぱり会社の規模の違いなのか…?
この時点で0時半を過ぎており、サッサとシャワーを浴びて寝る事に…。




そして翌朝。
本当は『はまなす』が札幌に到着して帰宅後出勤する予定だったのですが、もうどうしようもありません。
会社の社長に電話を入れて状況を説明するも、ナンダカンダ早く帰ってきて仕事しろと言わんばかりなので、函館への一番列車で帰る事に。
せっかくついでに青森観光を楽しもうと思ったのに~(涙)!!

というワケでホテルを後にします…。




メモリアルシップ八甲田丸を横目に、私は青森駅へ…。
行ってみたかったなぁ~。





みどりの窓口で新幹線の特急券と『はまなす』の急行寝台券を払い戻してもらい、代わりに青森~函館~札幌間の特急券を手配します。


津軽海峡線の一番列車は、8時25分の『白鳥93号』。



『白鳥93号』の485系3000番台。
大幅にリニューアルされているとはいえ、道内に乗り入れる最後の国鉄特急型電車です。そして、『北越』なき今は定期特急最後の485系になりました。




北斗星同様、JR東日本の車輛にも関わらずJR北海道の車内誌が。



発車後、青森運転所を横目に…私は叫ぶ。
「はまなすぅ~
君に乗って帰りたかったよぉ~!!」
(もちろん、心の中で…)

(画像は、前夜に札幌を出てこの日の早朝に青森に到着した『はまなす』の車輛)


ホテルで頂いてきた青森版の朝刊にも、昨日の新幹線トラブルでの混乱が記事になっていました。



この『白鳥93号』は、1日たった2往復しか列車が停車しない津軽今別にも停車します。
コチラの駅は来年3月に奥津軽いまべつに改称の上、北海道新幹線の駅に生まれ変わるのに伴い、8月10日以降は工事の関係上当分の間列車が停まらなくなります。
所在する今別町はすべての新幹線の中に於いて最も人口の少ないマチ(3千人弱)。こんな所に新幹線の駅があっても、果たして需要があるのだろうか?




幾つかのトンネルをくぐり、青函トンネル記念公園が左に見えると、青函トンネルに突入。さらば、本州!





終点函館の近く、五稜郭車両センターに留置されていた、錆だらけの哀れな姿をさらすキハ56 211と快速『海峡』用オハ50 5003の廃車体。
JR北海道の現状では、復元や保存はまず無理でしょう。あとはこのまま朽ちるのみ…。




函館に到着。
すぐに隣のホームに停車中の特急北斗5号(左)に乗り継ぎます。








『北斗』といえば、一昨年に起きたエンジントラブルによる火災事故で大問題となりました。使用されていたキハ182の2550番台は火災対策でエンジンを交換したため7550番台に改番されています。



台湾などからの外国人観光客がかなり乗車していたため、自由席はかなりの混雑で、指定席車まで立ち客が溢れるほど。私が乗車する4号車も通路は立客に解放される事になりました。いちおう窓側の指定席は確保できたものの、残念ながら山側の席しか空いておらず、隣には既にビジネスマンの男が座っていました。混雑のため自席の上の荷棚に荷物をすべて載せきれず、少し離れた席側の荷棚にも置かせて頂く始末。


七飯から通称藤城線の高架橋を進み、北海道新幹線の新函館北斗駅方向を望む。




車窓左側、すなわち山側でも美しい風景が見られるスポットがあります。
遠くに駒ヶ岳を望みながら、大沼国定公園内の湖である小沼がわずかな間見られます。
側窓のポリカーボネート板のキズが写り込んでいますが、これはどうしようもありません。




外国人観光客の大半は大沼公園で下車。あまりの人数の多さで定刻に発車できず、約3分位遅れて発車。ここ最近の『北斗』『スーパー北斗』はいつもこんな感じみたいです。
車販で購入した同駅積み込みの『大沼牛 牛めし』で昼食。

(牛肉の弁当ばっかり食べてるというツッコミはしないで頂きたい(^^;))



さすがに見ず知らずの人と普通車で隣同士だと、息が詰まる旅路でした…。
終点札幌には定刻から約3分遅れの14時20分頃に到着。




この後、学園都市線の電車がすぐに接続しなかったので、少しでも早く仕事に行けるように仕方なくタクシーで自宅に戻る事に。4千円弱の出費は痛かったですが。

乗った車両はプリウスα。広いラゲッジは荷物の多い旅行客にはありがたいですね。ガソリン使用とはいえ、LPG車よりずっと経済的だそうで、これならHV車のタクシーが増えるのも解ります。ドライバー、結構話好きな方で、趣味のカメラやスキューバについてアツく語ってました。

そして、15時頃にようやく帰宅。その後すぐ仕事に向かうのでありました…。

というワケで、結局前回同様またしても列車の遅れに巻き込まれてしまい、しかもJR東日本管内でのトラブルだとは、全くの想定外。これだけ高確率で乗る列車が遅れるんだから、私は『遅延王子』(意味の解る方、どれだけいらっしゃるかな?)ならぬ『遅延大王』ですな…(-_-;)
「非日常の旅」の手段である寝台特急ならともかく、新幹線や一般の特急列車の遅れはもう御免ですよ!!

Posted at 2015/05/21 23:58:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄&バスネタ | 旅行/地域

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