数日前の、朝のウチの会話・・・
父「何だコレは~~? ダメだ。売れねぇべよ・・・」
私「今度のクラウンの事け?」
新聞を見ながら、こんなやり取り・・・恐らく全国のご家庭でも同様の光景があったのでは(^_^;)
私の父は以前、クラウンユーザー。よって新型クラウンの「驚愕スタイル」に、早々とダメ出しをしちゃったのです(^_^;)
・・・ま、分かりますが(^_^;)
アスリート、ロイヤルサルーン共々、バンパーまで侵略したデカグリルが話題の、新型クラウン☆
伝統の王冠エンブレムをイメージしたグリルとの事ですが、ここまで大胆にしてまでアピールしなきゃならないほど、ユーザー獲得に必死なのが伺えます(^_^;)
ちょっと、ここで新型クラウンの、コンセプト的な先輩方を見てみます(*^_^*)
まずはY32 セドリック/グロリア グランツーリスモ☆
・・・先代のY31で新設定されたスポーツグレード、グランツーリスモ。好評だったこのグレードをさらに際立たせるべく、このY32ではBMW風のクッキリ目の丸目4灯に☆
この丸目4灯がさらに好評に拍車をかけ、セド/グロ グランツーリスモ=丸目4灯、という図式が確率(*^_^*) この流れに乗って、後継のY33でも丸目を継続、さらにはFY33シーマ、WC34ステージア、ミニバンのラルゴにまで波及(^_^;)
・・・でも結局、この日産丸目ムーブメント、長続きはせず、Y34では不採用(*_*) どうやら流行モノ的に終わった感があります(^_^;)
対するクラウン。3世代前の170系で設定されたスポーツグレード、アスリート☆ その後の人気モデル、ゼロクラウンでアスリートのポシションを完璧に確率♪
・・・そして今回、アスリートのアイデンティティとして採用された、例のデカグリル☆ かつてのセド/グロ グランツーリスモの丸目のような流行モノになっちゃうのか、それともしっかりとユーザーに認知されていくのか?
B14サニーと、キャディラック☆
・・・今回のクラウンの大胆なスタイル、ユーザーの高齢化の歯止め、という意味合いもあるのです(*^_^*)
そして20年前、やはりユーザーの高齢化に歯止めをかけるべく登場したのが、B14サニー☆
トラッドサニーことB12と、その後継車のB13はオーソドックスな3ボックスセダンで好評を博していましたが、一方でユーザーの高齢化も進んでいたのが悩みの種(@_@;)
・・・そこで、若いユーザーを獲得すべく、それまでのオーソドックス路線から一転、丸っこい、若いスタイルで登場したのがB14サニー☆
・・・しかし、サニー=オーソドックス、という固定概念はかなり根強く浸透していたので、この丸っこい、若いB14は受け入れられず(*_*) 次期B15では再びトラッドサニー風のオーソドックス路線に舞い戻り(^_^;)
同じころ、やはりユーザーの高齢化に悩んでいたのがキャディラック。
・・・20年前、平均ユーザー層が60歳だったとか(^_^;)
それまで、大型FFサルーンの、いわゆる「アメ車」しか販売していなかったキャディラック、ユーザーの若返り化に着手☆
・・・傘下の、ドイツのオペルのFRミドルサルーン「オメガ」をベースにキャディテイストに仕立て直した、(キャディラックラインナップ内では)小型サルーンの「カテラ」をリリースしたり、やはり同じGMの、シボレーの「タホ」をベースにした高級SUV「エスカレード」をリリース☆ モータースポーツでは、ルマンに出場☆
新たなキャディラック像の構築をし、新たなユーザーを獲得(*^_^*) エスカレードらSUV系キャディは今や若い人らに人気がありますものね♪
同門のレクサスやアルファード、エスティマ、そして輸入車勢にどんどんシェアを奪われ、大胆スタイルで起死回生を狙う新型クラウン。メインターゲットの4~50歳のユーザーに再び「いつかは・・・」と思わせられる事は出来るのか?
デカグリルと共に、新型クラウンの驚愕ポイントは、コレでしょう・・・
ビックリしましたよ、「ピンククラウン」には(^_^;)
・・・「脱・保守派」が全面に出ています(*^_^*)
でも、トヨタのピンクサルーンって、このクラウンがお初じゃないんですよね(^_^;)
・・・意外にも、チョイ昔にありました☆
平成12年登場の、30系セルシオ☆
今回のクラウンのようなヴィヴィッドなピンクではありませんが、淡いさくら色がありました♪
・・・さくら色の他にも、紫やうぐいす色も30系セルシオには設定されていました(*^_^*) ただやはり、不人気カラーとなってしまい、見かける事は難しい(@_@;)
ヴィヴィッドなカラーのサルーン・・・かつてのベンツのSクラスもそうでした(*^_^*)
3世代前の、W126ってヤツ☆ バブル期によく走っていた、「560SEL」等のグレードがあったタイプ。
この、いかにも保守的なW126 Sクラス、ドイツ本国ではレッドやイエロー、グリーンも設定されたいました(*^_^*) そしてそれらも売れていたとか♪
また、カラーリングではありませんが、先代Sクラスの、W220ではオプションで自転車のキャリアがあったらしいですね(*^_^*)
高級サルーンって、思っている以上に保守的ではなく、カジュアル感があるものかもしれませんね☆
・・・案外、「RE BORN」しなきゃならないのは、クルマだけでなく、我々ユーザーの考えも、なのかも(^_^;)
新型クラウンに、高級サルーンの生きざまってのを、見せてもらおうじゃありませんか(*^_^*)
ちなみに私、クラウンアスリートの、このデカグリルの下部を見て思わず・・・
このお方のスマイルを連想しちゃいました(^_^;)