先週、満30歳となったウチのお嬢、再びディーラーに出向きました。
点火系のトラブルを抱えてしまったので、日帰り治療です。
先月末に、やはりディーラーにてタイベル等交換をしてもらった際に実はそのトラブルを指摘されました。
・・・パワートランジスタが不調なのでは?、と。
パワートランジスタ・・・通称”パワトラ”。
Z32をはじめ、80~90年代の日産車オーナーの方々にはご存じのこのパーツ、エンジンからの熱でパンクしてしまうことがあるという、厄介なヤツ(>_<)
タイベル交換後にパワトラが原因となるアイドル不調が発生したとのこと。交換前にはそのような状態は感じられなかったのですがね・・・
まだパワトラの在庫がメーカーにあり、パワトラもずっと手つかずで乗っていたので今後のことも考えて思い切って交換することにしました。
そしてタイベル交換から一週間後の今月6日の日曜日、いつものようにお山に向かう際にそのパワトラが原因となるアイドル不調が勃発。
しばらく高回転でボンボンと”ボクサー状態”・・・さらには排気温警告灯が点したり消えたり(>_<)
この時も、普段のお山でのコミュニケーションが大いに助けになりました。
銀黒鉄仮面のオーナーさん"DR社長”に状況を伝え、その場で診ていただきました。
DR社長もまた同じZ32オーナー。
私よりも所有歴が長く、一通り32のトラブルは経験されたとのこと。
ボクサー状態のアイドリング、排気臭を確認し、パワトラの配線を数カ所、触ったら・・・収まりました。
・・・つまり、パワトラではなく、配線に不具合があったようなのです。
タイベル交換の際にパワトラも脱着。その再装着の時に配線の不具合箇所が影響を受けてしまい、パワトラ不良という状態に(ディーラーの診断ツールでは配線の不具合までは確認出来ないとのこと)。
その状態で走行したので、6気筒のうちの1つにパワトラの信号が伝わらずボクサー状態に。そして未燃焼ガスが排気系を通り、排気温警告灯が点灯・・・という診察結果でした。
さすがDR社長です。もうコレが”答え”でしたよ☆
配線に不具合があったからこそ、タイベル交換前にはパワトラが原因と思われる不調は感じられなかったのです。
そして先週、パワトラ交換となりました。
(before)
(after)
・・・詳しい方ならビフォーアフター逆じゃないの?、となりますかね(^_^;
今回、新たにZ32前期対応のパワトラを装着しました。品番22020-58S01ってヤツです。
今まで付けていたヤツです。
今回のものとはカタチが違っています。
このパワトラの品番は22020-97E11。Z32後期、北米仕様、R33(GT-R以外)に採用されていたものです。
実はZ32初期のパワトラ、熱にとても弱くエンジンがかからなくなる・・・というトラブルが発生していました。
アメリカではそれがリコールとなってしまい、対策品として登場したのが上記の"97E11"というパワトラ。前期型とはコネクター形状が違うので、接続用にコードが付いています。
今から17年前にこの後期型パワトラを装着しました。もちろん、ディーラーでは出来ないので某Z専門店にて。
それから時は流れ、メーカーから熱対策が施された、前期対応のパワトラがリリース(品番は不明)。
・・・さらに時は流れ、その熱対策済みの前期対応パワトラの品番が本来の番号22020-58S01と統一され、今に至っている、とのことです。
つまり、品番やカタチはあの厄介な初期型と同じだが、熱対策済みなのです☆ 肝心の価格は・・・昔に比べかなりアップアップしていました(>_<)
交換の際に、ディーラーに配線の不具合の件も伝えました。結果、後期対応のコネクターに不具合があったとのこと。
配線側に不具合があったのでパワトラは大丈夫だったのですが、もう17年も経っていますし、そして30歳という節目ですので思い切ってやった次第なんです(^_^) 安心感は大きいですからね。
実はパワトラで一つ発見が☆
最近お山で仲良くさせていただいている、ミッドナイトパープルがセクシーなZ31さん。
RB20DETを積んだ後期型200ZRですが、インタークーラー裏に配されているパワトラを拝見させてもらいましたら・・・何とZ32と同じ品番。
エンジンはオリジナルでパワトラ交換もしていないとのこと。
・・・RB20に使用していたパワトラを、さらに熱問題の大きいZ32に採用したからトラブルが発生しやすくなったのですかね(^_^;
・・・ちなみに、Z31といえば最近このようなマニアックな一冊が出たので買っちゃいました(^_^) Z31オンリーな本って、ほとんどありませんからね(^_^;
今日は休み☆
リフレッシュした三十路嬢を駆って、雨の前に海っぺりをノラノラしてきました(^_^)
30歳というタイミングで、32の大きなウィークポイントであるパワトラのトラブルを再認識出来た、リバイバルプランでした。