鳥取の地震は、横ずれ断層型の可能性

平成28年10月21日、14:07頃、鳥取県中部（北緯35.4度、東経133.9度）、震源の深さは約10kmを震源とするM6.6の地震が発生しました。

鳥取県倉吉市葵町、湯梨浜町龍島、北栄町土下等で、震度６弱を観測したほか、中国地方を中心に震度5を観測した地域があり、遠く離れた首都圏各地でも震度1を観測しました。

この地震により重軽症者、家屋の倒壊等が発生しております。
被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

余震活動も活発で、被害が拡大しないことを祈るばかりです。

今回の地震は、内陸部で断層が水平方向に動く、横ずれ断層型である可能性が高く、また、活動した断層については、いまのところ未知の断層である可能性があります。

航空写真等を見る限り、震源地付近に明確なリニアメントを認めることは難しく（らしきものはある）
、今後の調査結果を注視しております。

また、震源域の拡大にも注意したいところです。

毎々のことながらオカルトチックな地震予言（この先、更なる大地震が来る的なもの）は論外として、不安を煽るような新聞記事も散見します。
南海トラフ地震の前兆と煽る記事もありましたが、まずは西日本（中国、四国）の地質的な特性を考え、周辺の断層、重力異常等、関連するデータを総点検することが重要と考えます。




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