プリンセスクルーズ、2022年日本発着クルーズ 販売開始 #クルーズ客船 #プリンセスクルーズ #ダイヤモンドプリンセス

クルーズ客船「ダイヤモンドプリンセス」等を運航する「プリンセスクルーズ」は、2022年日本発着クルーズの販売開始したと発表しました。

武漢ウイルスの感染が始まった頃、中国人感染者の船客からあっと言う間に船内感染し、横浜港で検疫係留され、その間に亡くなる方も発生する等、大きな社会問題となったことは記憶に新しいところです。

当初、「ダイヤモンドプリンセス」の日本市場への再投入は難しい（イメージが悪過ぎる）とされ、「プリンセスクルーズ」が日本発着の事業を再開したとしても別船が使われるとのニュースも流れていましたが、発表されたクルーズ情報を見る限り、「ダイヤモンドプリンセス」を続投させるようです。

武漢ウイルスの感染が始まって以降、「にっぽん丸」に実際に乗船し、また「飛鳥II」の感染予防策、国交省等のガイドラインを見てきましたが、「ダイヤモンドプリンセス」の事例を活かした対策が成されていると感じました。

「ダイヤモンドプリンセス」の一番の問題点は、感染を確認し横浜港の検疫海域で待機している間も船内イベントを続行してしまったことだと思います。
武漢ウイルスの危険性が正しく船側に伝わらず、また船側も危機感を持たなかったこと、そして、クルーズ客船の性質上、お客様を楽しませることに注力してしまうこと（気象条件等で到着遅延が発生するとそれはそれは至れり尽くせりのフォローが始まります）、これが残念ながら船内感染拡大ショーになってしまったことは、残念でなりません。

対応に当たった方々を含め多くの専門家が指摘していますが、万が一の感染に備えグリーンエリアを指定し、万が一の際のバッファとする
これに尽きると思います。
例えば「飛鳥II」では、プロムナードデッキの客室（K、Fステート）は使用せず、ここをグリーンエリアとしています（「にっぽん丸も同様」）。

「ダイヤモンドプリンセス」は外国船籍の船ですが、日本のガイドラインに完全に適合した対策を取っていることをアピールしているので、これが市場に受け入れられるか注目しております。

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