人工知能（AI）等を活用した自動車の完成検査が可能に #国土交通省 #AI #人工知能 #法改正 #自動車型式指定規則 #完成検査実施規程

11月30日、国土交通省は、自動車型式指定規則及び完成検査実施規程の一部を改正し、人工知能（AI）等を活用した自動車の完成検査を可能する為の法整備を行った旨、発表しました。

法改正の内容を確認すると

自動車型式指定規則（昭和26年運輸省令第85号）
自動車メーカー等がAI等を活用した方法で自動的に検査を行う器具（告示で定める基準に適合する自動車検査用機械器具）を用いて実施すると届け出た完成検査項目については、完成検査員による検査を行わなくてよいこととする。

これは、「人工知能（AI）等を活用した自動車の完成検査を可能」と言う改正主旨に沿ったことを述べているだけなので特に問題はないかと思います。

完成検査実施規程（平成30年国土交通省告示第1168号）
自動車型式指定規則改正の中で述べているAI等による自動車検査用機械器具の基準が定められています。
① 完成検査員と同等以上の精度を有していること
② 異常を検出し、その場合には自動で停止すること
③ 完成検査の結果を自動で記録できること
④ 管理責任者を選任するとともに、その管理規程が明確に定められていること

②～④は、当たり前のことなので良いとして、問題は①で、これは曖昧な規定のように感じます。
AI導入において、毎々課題となることではあるのですが、この「同等以上の精度」と言うのが厄介な感じです。

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